建築は競争ではないのか

新建築2016年12月号に掲載されました特集論考「建築は競争ではない」(辻琢磨、川勝真一が共同執筆)への各方面からの反応をまとめました。
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Teppei Fujiwara @fujiwalabo

そういえば、新建築12月号の辻くん川勝くんの連名テキスト建築、各方面で不評であるようだ。

2016-12-13 12:44:29
Teppei Fujiwara @fujiwalabo

建築は競争ではない、というのは宣言にも批判にもなってない気がする。

2016-12-13 12:59:20
Teppei Fujiwara @fujiwalabo

個人的には、平行世界を接続/切断するのは何か? という話に踏み込むべきだと思うが。

2016-12-13 13:04:31
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 反応が遅れました。コメント有り難うございます。各方面の不評は直接拝聴しておりませんので言及しかねますが、藤原さんのお言葉は真摯に受け止めます。平行世界を接続/切断するのは、他者への想像力であるという認識で書きました。

2016-12-23 20:18:39
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 宣言にも批判にもなっていないですか。当日の139名の空気感を伝えるべく言葉を選んだつもりなのですが、空気感を伝えるだけでは確かにただのレポートのようにも聞こえます。もう少し建築の現在性と、平行世界を接続/切断することの関係について自分でも考えてみます。

2016-12-23 20:21:56
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo でもこうして反応いただけるだけで非常に有り難いです。気負って書いた部分があるかもしれません。客観性と歴史性を発言に組み込めるよう、精進致します。

2016-12-23 20:24:19
辻 琢磨 @tsujitakuma

GAの総括と展望、面白かった。藤本さんが若手に対してリノベーションという作戦からそこを掘り下げるのではなくて、どう建築という答えがないものに突き進んでいけるかというようなことを仰っていて、共感したし、リノベーションも新築も解体もやっぱり関係ないとも思った。

2016-12-25 12:29:01
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 昨年の総括は読んでおりませんでした。読みます。しかし如何に建築家になるかという話と、あのイベントの趣旨は少し違います。建築家だけが参加したわけではありませんし組織の方や研究者の方の参加も非常に重要でした。建築内他分野他職種の恊働可能性を追求したつもりです。

2016-12-26 16:30:15
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 了見が狭いのは、自覚しております。藤本さんや平田さんをお招きする感覚は持っていませんでした。その視点でみれば完全に力不足でした。僕は、意識的に共感を優先させました。そのバランスが悪かったと言われれば全く認めますし、今後に生かしたいと思います。

2016-12-26 16:34:17
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 仰るように建築は競争である/ないを、どちらも正しく且つ間違いと同時に認めるのであれば、理解できます。この点も客観性に欠けていました。ただ、建築は競争である。とどうしても僕は思えないです。

2016-12-26 16:43:12
辻 琢磨 @tsujitakuma

競争の価値だけだと株主歓ばすだけだし、競争じゃない価値に傾倒しても仲良しで狭い範囲でよろしくやってくれって話にしかならないのは理解しているつもりで両者の関係こそ重要であるということも頭ではわかる。僕の軸足は後者に実感を求めて活動したい。と思うが、

2016-12-26 16:48:33
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo ちなみに、1995年以後のインタビューで藤原さんが「エンデ的建築家像」について話していたのを僕はよく覚えています。利子のための利子のために建築をつくってはいけないと。

2016-12-26 17:01:50
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 確かに、それこそ了見の広さが必要ということですね。日本という社会の中で人口が減り、地方都市で建築未満をして頑張るということが前提としてある、という前提で止まっていたかもしれません。あるいはその前提の上にある差異をまず確認しようとしました。

2016-12-28 11:57:32
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 確かにエンデの意図を大きく超えてマイナス金利が現実化したようです。お金がどんどん流通して結果的にまだ住宅ローンが延命する。GAの昨年の総括と展望も拝読しましたが、正直にいって僕にはグローバルというの視点と今の目の前の活動を結びつける了見が欠落しています。

2016-12-28 12:04:55
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 闘争だということは同意します。どこに射程を持つか、相手を見つけて闘争する山本さんから小嶋さん飯田さん北山さんの背中を間近で見てきました。ザハとゲーリーをDIYでぶった切る中山さんの視点、

2016-12-28 12:09:13
辻 琢磨 @tsujitakuma

@fujiwalabo 中山さんのいう「「自分の手で、世界をつくり直せるかもしれない」ことを信じてみようというムーブメント」があるのだとすれば、参加したいと思います。Global Architectという視点の拵え方を意識してこれから建築に向き合いたいと思います。

2016-12-28 12:11:29
Sou Fujimoto 藤本壮介 @soufujimoto

先日ツイートしたこれ、誤解のないように補足しておくと、この「小さな枠組み」というのはスケールの問題ではないし、リノベーションから始めている若手を指しているわけでもなくて、むしろ僕たちの世代を含む若手建築家全体が容易に陥りかねない危険として、自戒もこめて書いたものです。 twitter.com/soufujimoto/st…

2016-12-28 12:22:12
Sou Fujimoto 藤本壮介 @soufujimoto

続→ 小さな発見のための小さな枠組みのなかで、同じような小さな発見を飽きもせずにこねくり回しているような提案が多く出てくるような状況が想像され、あるいはそういう提案を目にするに、ここは「どっしりとした提案をどっしりと思考する」ということの重要性を再認識している。→続く

2016-12-26 17:06:57
Sou Fujimoto 藤本壮介 @soufujimoto

むしろ若手の方が、「概念」や「意外性」を振り回さないぶん誠実だとも言える。そういう誠実な建築家が増えるのは素晴らしいことだ。ただ「誠実なだけ」の建築家「しか」いなくなるのは悲しいことだろう。現在に誠実なだけではなく、未来に誠実であるような、そんな建築家もやはり必要。

2016-12-28 12:22:57
辻 琢磨 @tsujitakuma

浅子さんにも先日「競争ではない」は了見が狭過ぎるとご指摘いただいた。僕個人の了見が狭いのは分かっている。ただ、あの論考を書いたのは僕と川勝さんだし、イベントを作ったのは140名一人一人違う人間だ。

2016-12-28 12:38:57
辻 琢磨 @tsujitakuma

その空気感を伝えたいという一心で選んだ言葉だが、何かを代表してテキストを書くことの難しさを痛感している。やはり伝える側の熱量や意思と伝えられる側の解釈の間には、当然だがギャップがあるのだ。こうしてお言葉いただけるのはその差を認識し考えるきっかけになるので、本当にありがたい。

2016-12-28 12:43:55
辻 琢磨 @tsujitakuma

同時に、参加者の大山君も競争ではないという価値には納得しかねるという言葉を残してくれた。参加者を代表する形で、意図せざる認識を与えることになったということがあるのだとすれば、最大級に反省します。ただ川勝さん、新建築の編集部の方と、多く議論しながらあえて紡いだ言葉です。

2016-12-28 12:51:55
辻 琢磨 @tsujitakuma

単なる横やりや否定ではなく何らか前向きな議論のきっかけになればと切に思います。以上。

2016-12-28 12:52:28
小泉瑛一/about your city @yoichikoizumi

@tsujitakuma @ctaxis 「建築は競争ではない」は僕も共感しましたよ。でも、諸先輩方からツッコミが入るだろうなというのもわかりますけど、「いやいや同業他社と競争してる場合じゃないでしょ、協業できるものはなんでも取り込んで遠くへ球を投げようよ」ということと思いました

2016-12-29 13:21:46
日埜直彦 @naohikohino

「競争じゃない」云々の話は、僕は昨今評価の文脈がよくわからなくなっていることの反映であるように思いました。評価の文脈を各自持っていればその自分の文脈で惑うことはないけど反面弛緩して安住もしがち、でもその文脈のなさはワイルドな状況ということでもあってポジティブに見ることもできる。

2016-12-29 13:35:44
yoshihide asaco @asaco4

辻さんが言っているのは新建築12月号に掲載されたパラレル・プロジェクションズの論考「建築は競争ではない」について>RT。ぼくはイベントには行っていないし、その内容の是非自体は分からないという前提で書きますが、あの文章の結論は今でもとても問題があると思っています。

2016-12-29 13:35:57
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