- Uroak_Miku
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「Kaoru plays the piano.(カオルはピアノが弾ける)のように楽器には the をつけろと習うのですが、実は Hiroko plays piano. でOKの場合があります。『ヒロコはピアニストだ』と言いたいときはこの用法です。覚えておきましょう」 pic.twitter.com/8OmiXvtWPW
2017-01-07 03:47:562)こういうのを「動詞の形容詞化」といいます。ほかに実例を挙げると[続く]twitter.com/KaoruKumi/stat… @KaoruKumi
2017-01-07 03:50:163)That's it! I have hay fever.(そうや、私は花粉症やねん) 今彼女は I have a hay fever. とは言わなかった。a をはさまなかった。花粉症は「状態」なのだから形容詞的ニュアンスになるよう工夫したのです。 pic.twitter.com/1ePrUu3fEt
2017-01-07 03:53:014)I am hay fever. だと「私の正体は花粉症です」だからおかしい。そこで have(所有している)を使いつつ、a hay fever ではなく hay fever にすることで have を be動詞寄りにニュアンスを変えている。
2017-01-07 03:55:335)"Maybe I have a cold."(風邪なのかなあ) このときは a を発声しています。どうしてかわかるでしょうか。 pic.twitter.com/VebKKKpBRV
2017-01-07 04:01:196)花粉症は伝染しない。しかし風邪はする。つまり風邪のほうが動的なのです。それで I have a cold. と表現される。have はいうまでもなく動詞です。
2017-01-07 04:03:057)しかし花粉症はうつるものではないから、動的というよりは静的。それで have もやや非動詞的になる。I have hay fever. つまり I am Osakan.(私は大阪人です)に近い文型になる。
2017-01-07 04:05:208)もし I have a hay fever. と発声すると、花粉症はひとにうつるというニュアンスが生まれてしまいます。
2017-01-07 04:06:519)I have yellow fever.(私は黄熱病です)はどうなるの?と思う方もおられるかもしれませんが(あまりいないと思うけど)、黄熱病は伝染病というよりは感染病ですからね。蚊を介して感染するから風邪とは違う。空気感染はしない。 pic.twitter.com/ZGPpe7MIb7
2017-01-07 04:13:1810)a を使う/使わないの判断基準は、このようにとても繊細です。論理と体感が50:50で問われる。だから奥が深いし、使いこなせるようになると世界が広がる。
2017-01-07 04:15:31