柿谷浩一先生の『ラヴソング』考察ツイートのまとめ。

2016年4月11日から6月13日まで毎週月曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「月9」枠で放送された福山雅治・藤原さくら主演、『ラヴソング』を考察した柿谷浩一先生(@prince9093)のツイートをまとめました。
yugatoh 458view 0コメント
このまとめをお気に入りにして応援しよう!
0
ログインして広告を非表示にする
  • 4月11日:第1話「あなたにこの声を届けたい!! たった一つの恋と歌が人生を変えていく!」
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-04-11 22:55:55
    【ラヴソング①】2つの《聴こえない声》の中に立ち現れる生と死。歌い手不在のまま続くバンド演奏=死者となった春乃の歌/懸命に世界を生きようと予約電話に苦闘するさくらの言葉。「500マイル」の鼻歌は、死→生へ両者(声と存在)を繋ぎまたぐ、バトンのようだった。 #ラヴソング #福山雅治
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-04-11 23:18:29
    【ラヴソング①】多くのミュージシャンにカバーされ歌い継がれてきた「500 Miles」というのもよかった。歴史=時間の中で、過去から現在そして未来へ《歌-声》は続いてゆく。そんな当たり前の世界の真理を今回の月9は物語の出発に選んだ。「いつ恋」に繋がるような想像力で。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-04-11 23:38:36
    【ラヴソング①】「泣きたくなるのを抑えて…」の歌詞に反して、次第に感情を噴出するさくら。このダイナミックなラストを支えたのは、ラジオの「今の時代の曲と違う」「あえて感情を抑えた曲」という説明。私達は、時代の文脈や様式を越えた、新たな《バージョン》をいま経験したんだ。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-04-11 23:51:58
    【ラヴソング①】あまりに何気ない回想部だったが、だからこそ大事なのだが、真美が先に故郷から東京に旅立った別れのシーンが「2011年3月」だったのは看過してはならない。たとえ物語の筋に直接的に関与しなくとも…。 #ラヴソング
  • 4月18日:第2話「7秒の勇気で世界が変わる」
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-04-18 22:09:11
    【ラヴソング②】真美とゲームをする直前の、さくらの帰宅シーン。部屋の本棚には、漫画『NANA』が並んでいた。ドラマと同じ《音楽・バンド》をテーマにした物語というだけでなく、今回の主題であった「7秒の勇気」の《7=ナナ》にもかかった、粋な演出だった。 #ラヴソング #福山雅治
  • 4月25日:第3話「あなたを想って歌います!」
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-04-25 22:22:00
    【ラヴソング③】ミカサツカサ=スペイン語のmi casa/tu casa(my house/your house)は、意味的にも広平/夏希の関係の象徴。この《言葉》を一人共有できず、疎外されるさくら。言葉との格闘を重要なテーマにする物語らしい、巧みな三角関係の暗示。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-04-25 22:41:33
    【ラヴソング③】「カープ」話から「結婚してますか」「彼女いますか」と、発語と闘いながら訊ねるさくら。この《か行》のモチーフは、「黒田さくら」を難なく名乗れる彼女が、今後もしかしたら呼ぶかもしれない先生の《名前》(神代広平は上も下もか行だ)へ接続しているかもしれない。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-04-25 22:51:43
    【ラヴソング③】カープ→結婚/彼女に関する質問→黒田さくらという、今回重要な一連の《か行》=《言葉×恋》のモチーフが、マンションプレートの「カ」の文字だけに付いた葉っぱを、広平が息で飛ばす形で、「ミカサツカサ」にもしっかりリンクしていたのが見事でした。 #ラヴソング
  • 5月2日:第4話「物語は新展開へ! 涙のキス」
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-02 22:20:31
    【ラヴソング④】冒頭のブラック、夏希宅の賞味期限の切れた牛乳、カフェオレ/カプチーノ…。そっと、恋を表象する《ミルク》。本気じゃない愛人の元にミルクは無いが、夏希・さくらは共有している。そして広平/さくらのすれ違う恋も、2種類のコーヒー=ミルクの差が見事に暗示する。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-02 22:34:11
    【ラヴソング④】スカウトマンとの対面シーンで、さくらが「味のないペリエ」を注文していたのも印象的。直後のコーヒーの話に見事に繋がりながら、恋模様をsoupの味わいに喩えた主題歌「甘さだったり 苦さだったり 時…味になってく」という象徴的な歌詞にも見事に重なっていた。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-02 22:46:44
    【ラヴソング】今日は折しも忌野清志郎の命日。物語の核である「500マイル」を、彼の訳詞や歌で知り、記憶する人も少なくない。そんな日=回に、偶然とはいえ、だからこそ、ずっと登場していた歌が《歌われなかった》のは何とも象徴的。広平とさくらが再び歌う時、清志郎は甦る…。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-02 23:15:22
    【ラヴソング④】「すれ違いのラブストーリーってドキドキする」「年の差の恋ってアリ」という背後の同僚の会話。このドラマを語る視点をあえて先取りして組み込み、物語自身が見せることで、いま観ている話をどう捉え(てい)るか…私たち=視聴者の《言葉》を引き出そうとしていたね。 #ラヴソング
  • 5月9日:第5話「私とあなたの終わらない歌」
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-09 21:39:36
    【ラヴソング⑤】いまさっきのシーン。空一がさくらの自宅でスマホで撮った宣伝用の弾き語りの動画、YouTubeにリアルタイムで上がってますね。 youtu.be/3bhVfivJhaw #ラヴソング #BROS1991
     拡大
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-09 22:23:41
    【ラヴソング⑤】さくらの歌うザ・ブルーハーツ「終わらない歌」は、単に選ばれた懐メロ的仕掛けではない。「500mailes」から甲本ヒロトのロック葬での弔辞に接続しつつ、私達の、忌野清志郎と音楽史を巡る《記憶》を再起する巧みな装置のようでもあった。#ラヴソング #BROS1991
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-09 23:24:40
    【ラヴソング⑤】デビューチャンスをダメにしたさくらが負った顔のアザが治るにつれ、新たに生まれる「ギターだこ」。広平によって発見・確認される2つの《身体》の傷=痛みを通して、 彼女(また広平の)の《心》の傷が回復、成長してゆく図も印象的だった。 #ラヴソング #BROS1991
  • 5月16日:第6話「届け…こんな歌ができたの」
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-17 08:24:07
    【ラヴソング⑥】昔の新曲に歌詞を付す行為は、春乃の仮歌の声を消去することを本質的に意味した。死後も尚、広平は彼女の声と生きてきた。その生き方を含む形で夏希の片想いもあった。だが彼は、何も知らないさくらの言葉を使い声に《死》を宣告した。その暴力性が物語に衝撃を招いた。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-17 08:38:58
    【ラヴソング⑥】《月》を巧みに用いた回。ブルームーン=満月を見て、満足いくまで作詞することを決める広平とさくら…。その製作のプロセスに訪れた幸福な時間に対して、ブルームーンではないもう1つの《月》=「月曜日」に完成する曲をめぐり、皆の関係に不幸の兆しが見え出す構図。 #ラヴソング
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-05-17 08:55:48
    【ラヴソング⑥】3年に1度のブルームーン。物語で「次は2019年」と強調していたのは、広平が春乃に向けて新曲を作った1995年もまたブルームーンだったことを示すためだろう。しかも、今年迎えたムーンは、あれから数えて7回目で「7秒の勇気」に数字的にも繋がっていた。 #ラヴソング
  • 5月23日:第7話「溢れ出す想い…涙の告白」

コメント

カテゴリーからまとめを探す

「アート」に関連するカテゴリー