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amehuriusagi
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前回までの経緯


正月休みの1月2日、あるヘイト番組が東京で放送された。TOKYO MXの「ニュース女子」だ。
虚偽・ヘイト・名誉棄損を連発し、反対運動を侮辱するその内容に、新聞やネットメディアから強い批判が寄せられた。
アリバイ作りと開き直り
1月2日「ニュース女子」のヘイトデマは多岐にわたる。
・反対派が救急車を止めた
・警察の指揮権が翁長知事にある
・反対派の黒幕は在日三世の女性
・大多数が基地に反対とは聞かない
・振興予算が無法地帯(反対運動の現場)に流れている
・反対派が暴力を振るっている
……などである。
これらはすべて虚偽であり、公共の電波を使った虚偽や偏向報道は放送法違反だ。
しかし「ニュース女子」は反省するどころか翌週の放送でありえない自己弁護をはかる。
まず問題を「日当デマ」のみに矮小化。さらに批判された箇所を正しく引用せず、論点をずらして反論を行ったのである。
批判報道に見る「日当デマ」の論点
「反対派は日当をもらっている?」と伝えたのも、「証拠」は出どころ不明の茶封筒に書かれた「光広」「2万」の文字だけ。実際、市民団体では少数の固定メンバーが実費の一部を受け取っているにすぎない。(沖縄タイムス)
沖縄タイムスの記事で「日当デマ」の部分を見ると、「反対派は日当をもらっている」という箇所が問題視されていることがわかる。他の報道でもこの点は同じ。
ところが1月9日放送では、「日当を貰っている」ではなく「(のりこえねっとの特派員は)五万円貰ってる」に批判が殺到した前提で反論。そして他の批判は全て無視。
また前回同様、対象に一切取材せず、スタジオに関係者を呼ばず、一方的な決めつけで主張を展開。その反論にも虚偽があった。
1月9日「ニュース女子」の問題点
まとめると以下の通り。
①「ニュース女子」が「反対派は日当を貰っている」など多数の虚偽・ヘイトを放送し批判が殺到
②翌週、「五万円貰っている」だけを批判された前提で反論
③その「検証」にも虚偽
④他の問題には一切ふれずに「検証」終了
⑤対象に取材せず、スタジオにも呼ばない
では、1月9日放送分の問題点を具体的に指摘しよう。
検証を検証する

「今週の気になったニュースでなんですが、西川さん、二日からね、ニュース女子がツイッターで大炎上!してるんですよ」 「えー」 「井上さんのルポの中で、「のりこえねっと」っていうんですけど、画像出てます?」 pic.twitter.com/lKHP6qHy4W
2017-01-10 13:20:04
●炎上の原因は、1月2日「ニュース女子」に多くの虚偽とヘイトスピーチがあり、反対運動や県知事を侮辱する内容だったから。
●この「ツイッターで大炎上」という煽りの印象は最後まで続く。反省の言葉は一切ない。

「この右側のチラシを紹介したんだけど、この中に「この団体が市民特派員を沖縄に派遣しましょう」と。ついては「航空機代五万円を差し上げます」と言って、要するに五万円で動員してんじゃないかと言う趣旨のことをレポートした」 pic.twitter.com/KQBAoEw8jC
2017-01-13 12:44:43

●テロップ「五万円貰ってない」←「五万円貰った」という内容に批判が来たかのようなミスリード。
●実際は「五万円貰った」ではなく「反対派は日当を貰っている」への批判であり、「反対派に振興予算が流れている」など多数のヘイトデマが批判されている。
●「のりこえねっと」が五万円を支給した事実はあるが、あくまで高江に行くための交通費補助。日当(労働への対価)ではない。
●「のりこえねっと」の市民特派員は、2016年9月からスタートし、派遣されたのは16名。2016年9月から16名しか利用していないのりこえねっと市民特派員にすがるしかなくなっている時点で、デマ派は完全に敗北。
●1月2日の「日当を貰っていた」も以下の通り事実ではない。
●辛淑玉氏から「取材を受けていない」ことを示され、あわてて開き直っているのが1月9日の検証。
●しかし、取材せず、極めて偏った情報源から一方的に攻撃した事実は「放送法違反」。そのアリバイ作りに公共の電波を利用した「ニュース女子」は非常に悪質。

「これは井上さんが作ったやつ?」 「いや、私は作ってないですよ」 「ちゃうちゃう、私は作ってません!作ってないですよ」 「○○しなきゃ(聞き取れず)黙っててくださいよ」スタジオ爆笑 pic.twitter.com/Fb3vAcJaey
2017-01-13 12:47:48
●1月2日放送で、武田はデマを根拠に「土人発言」を擁護。今回はデマ被害を受けた団体のチラシを「井上さんが作ったやつ?」と悪趣味な冗談を飛ばした。他の出演者は諌めるどころか笑っている。
●出演者はヘイトデマの反省をせず、開き直った様子がうかがえる。

「そしたらね、この前のADに出てると思いますけど、ツイッターでね、要するに五万円でデモ隊を動員したんじゃないかみたいに伝えたこの番組はけしからんと」 pic.twitter.com/Gczcuvmp3B
2017-01-13 12:48:37
●司会「五万円でデモ隊を動員したんじゃないか」←批判の矛先をすりかえ、矮小化するミスリード。
●実際は「反対派は日当を貰っている」などの多数のヘイトデマが批判されている。(二度目)

「それでわーっときた」 「でも、その通りじゃないですか」 「いやでも、デマ、デマだって言われた」「デマだと」 「五万円くれるのはデマだと」 「デマなんですか?」 「いや、デマじゃないですよ。だって地元の人のインタビューして、あの紙に書いてあるんですよ」 「そうですよね」
2017-01-10 13:44:20●「五万円くれるのはデマ」←ミスリード。
●実際は「反対派は日当を貰っている」などの多数のヘイトデマが批判されている。(三度目)
●地元の人=拾った茶封筒を「日当の証拠」だと主張するボギーテドコン。
●テドコンは反反基地の右翼活動家で、デマ常習者。

「五万円を、そもそも貰わないと、一般人は沖縄に行けないから、別に何が悪いのかなーと思っちゃったんですけど」 「僕も同じだよ。僕が言おうと思ったらあなたに先を越されたけどさ。あなたすごいね」 「すばらしい」「その通り」 pic.twitter.com/2ECVpVyNac
2017-01-10 13:52:49
●何も問題ないのに、日当デマと結びつけて問題があるかのようにでっちあげた放送法違反の犯人が「ニュース女子」。
●今回、出演者たちが総じて「受け取って何が悪いのか」と言っているのは、攻撃はしていないというアリバイ作り。
●「放送法違反」のアリバイ作りに、公共の電波を利用した「ニュース女子」は非常に悪質。

「そうですか?沖縄に行きたい、その市民運動の方というか、その方たちが一般人にいそうです。○○(聞きとれず)行けないですよ」 「なんかね、五万円もらうことに気が引けてるみたいよ。これをツイートした人がね、なんか五万円もらうことに気が引けてるんですよ」 pic.twitter.com/eFHR1L9OPA
2017-01-10 14:00:29

●番組はアカウントの許諾を得ずにツイートを使用。

何もないです。 どういう扱いを受けたんでしょうね。 あちらは電波を使って。 twitter.com/bonchacchanga/… twitter.com/bonchacchanga/…
2017-01-09 22:13:47●「ニュース女子」は特派員に取材していないにも関わらず、「五万円もらうことに気が引けている」と一方的に断言。
●同時に、特派員に引け目がある(後ろ暗いところがある)と印象操作。
●放送法第二章第四条の四、日本民間放送連盟の基準に違反。
●「ニュース女子」は誤解を生むためにあえて取材を避けている節がある。公共の電波を使用しているという意識と責任感が欠けており、ネトウヨメディアにも劣る。

「手弁当だ、と。自分たちは何もそんなん貰ってないって言う人まで出てきて、それを否定するから。 いや、いいんですよ別に。貰おうが何しようが」
2017-01-10 14:03:23●何も問題ないのに、日当デマと結びつけて問題があるかのようにでっちあげた放送法違反の犯人が「ニュース女子」。
●「放送法違反」という犯罪のアリバイ作りに、再び公共の電波を利用した「ニュース女子」は非常に悪質。(三度目)

「でも本当に、私たちのツイッターにも結構来てたんですよ」 「あータレントさんがね、こういう番組出て、何をやってるんだ、けしからんって」 「お前たちは何て事を言ったんだ!って。俺たちはどんな気持ちであのデモをしているのか!って」 pic.twitter.com/wwyxsWP2T3
2017-01-10 14:08:48