林衛/富山大学准教授、NATROM先生(内科勤務医): 東電福島原発事故に伴う甲状腺検診を巡って

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KDN @KDNuc

・甲状腺に関する基礎知識と甲状腺検査の概要、福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター  pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac…

2019-03-15 09:04:22
KDN @KDNuc

「副次的効果ではあるが、早期発見、早期治療にはつながる」 pic.twitter.com/GihcJmdWHh

2016-10-18 06:25:55
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●県民健康調査における中間取りまとめ(平成28年3月、福島県県民健康調査検討委員会)
 http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/158522.pdf
「検査を受けることによる不利益についても丁寧に説明しながら、今後も甲状腺検査を継続していくべきである。」

●ふくしま国際医療科学センター 放射線医学県民健康管理センター
 http://fukushima-mimamori.jp/qanda/thyroid-examination/000158.html

【甲状腺検査についてのQ&A】
Q: 甲状腺検査は必ず受けなければならないのですか。

A: 福島県の場合、チェルノブイリ原発事故に比べ、住民の被ばく線量は極めて低く、国際的な機関も、放射線の影響で甲状腺がんが発生するリスクは極めて低いとの見解を示しています。しかし、一人ひとりの被ばく線量が十分に把握されたとは言えませんので、長きにわたって甲状腺の状態を見守るために、希望される方に甲状腺検査を行っております。

一方、小さな甲状腺がんは、治療をしなくても多くは生命に影響しないと考えられています。そのため、超音波で甲状腺を検査すると、症状がなく、かつ、将来にわたって体にダメージを与えないかもしれない甲状腺がんが多数発見される可能性が指摘されています。加えて、個別には、どれが進行する甲状腺がんかを十分に識別することは困難です。

こうした甲状腺がんと超音波による甲状腺検査の特性をご理解いただいたうえで、受診を希望されるかどうかをご検討ください。

●UNSCEAR 2013年報告書-電離放射線の線源・影響・リスク
http://www.unscear.org/docs/reports/2013/15-0285_Report_2013_AnnexA_Ebook_web.pdf

確率的な健康影響(がんなど)のリスクは、福島第一原発事故により被曝した人々(公衆と作業者)の大半で推定された線量よりも遥かに高い水準の線量の場合において、かなり合理的に定量化されている。

被曝集団が十分に大きく、その疾患リスクの推定が、同集団における当該疾患のベースライン発生率の通常の統計的ばらつきに比べて十分に高ければ、放射線被曝による発生率上昇を疾病統計情報で識別できる可能性がある。

反対に、リスクが小さいか、既存の知識とリスクモデルに基づいて推定することのみが可能な場合、および/または、被曝した人数が少ない場合、本委員会は「識別可能な上昇なし」という言葉を用いて、現在利用可能な方法では、疾患統計において放射線被曝による疾患発生率の上昇を実証できるとは予想されないことを示唆した。これは、放射線被曝による疾患症例が将来過剰に発生する可能性を排除するものではないと同時に、かかる症例が発生した際に伴う苦痛を無視するものでもない。
(p.82の218.)

(関連まとめ)



まとめ NATROM先生(内科勤務医): 過剰診断を理解できない人たち 「スクリーニング検査が治療不要な癌も見つけてしまうのはもはや常識です。甲状腺癌や前立腺癌といった経過が長い癌については特にそうです。 「日本語がわからない・・?」や「なんか逆になってるんじゃないですかね」だと、過剰診断についてまったく理解していないように見えるので、長瀧氏に反論するなら、「でもそれって大人の話ですよね。子供の甲状腺がんにも同じことが言えますか?」などと言うのが良いと思います。」 2317 pv 4

まとめ PKAnzug先生(放射線科医)、NATROM先生(内科勤務医): 福島県で甲状腺癌が激増しているわけではない コメント欄を主体とするまとめにしてみました。 8055 pv 33 1 user 1


林 衛 @SciCom_hayashi

・過剰診断が含まれる ・過剰診断ばかりである の区別ができるかどうか。 被曝がある場合,アメリカの甲状腺ガイドラインも検診を推奨。それは過剰診断の問題もあるが検診の有用性を認めているからでしょう。 @NPwrAGW @NATROM @nagaya2013 @cyborg0012

2017-01-08 15:34:33
林 衛 @SciCom_hayashi

過剰診断の可能性が排除できない以上検診はやるべきでない,という意見の人もいるようですが,甲状腺専門医はそういう立場をとっていない。 そういった甲状腺専門医への批判があれば,うかがいたいですね。 @NPwrAGW @NATROM @nagaya2013 @cyborg0012

2017-01-08 15:36:45
名取宏(なとろむ) @NATROM

そりゃ治療しなくても生命予後がよいなんてエビデンスがあるわけない。検診の是非を論じているときに「治療しなくても生命予後がよいかどうか」なんて話が出ること自体が、論点を理解できていない証拠。 twitter.com/SciCom_hayashi…

2017-01-09 08:31:24
林 衛 @SciCom_hayashi

評価のポイントを,なとろむさんはここにしたのですね。 甲状腺専門医の見解ともちがいます。清水一雄医師は,治療しなくとも生命予後がよいというエビデンスはなく,適切な治療後の生存率は9割程度であり100%は大げさ,死亡率低下,QOL維持を含めて判断すべきだと語りました。 twitter.com/NATROM/status/…

2017-01-08 16:35:57
名取宏(なとろむ) @NATROM

「過剰診断の可能性が排除できない以上検診はやるべきでない,という意見の人」って存在するのかな?もしそんな人が存在するとしたら、その人はがん検診の疫学を理解していないか、すべてのがん検診を否定しているのかのどちらか。 twitter.com/SciCom_hayashi…

2017-01-09 08:32:45
林 衛 @SciCom_hayashi

ですよね。@NATROM さんのいうとおりの理由で,12月27日に津金委員は記者会見にでずに福島県民健康調査検討委員会の会場をあとにしたのかもしれません。 過剰診断論の主張の根拠を,清水一雄氏にたしなめられるかたちで,お役御免かな? twitter.com/NATROM/status/…

2017-01-09 15:23:29
林 衛 @SciCom_hayashi

福島県民健康調査検討委員会の議論迷走の問題の一端を,@NATROM さんがズバリ指摘してくれたと思います。ですよね。 twitter.com/NATROM/status/…

2017-01-09 15:24:53
林 衛 @SciCom_hayashi

過剰診断ではないという清水一雄委員,鈴木眞一医師ら,福島県民健康調査にかかわる甲状腺専門医の見解に対し,@NATROM さんからご批判がもしもあれば,それもぜひお聞かせいただけましたら幸いです。

2017-01-09 15:27:16
名取宏(なとろむ) @NATROM

@SciCom_hayashi 単に過剰診断の定義が異なるだけだと思います。

2017-01-10 08:56:20
名取宏(なとろむ) @NATROM

@SciCom_hayashi 迷走しているのは林衛さんのご理解のほどであると私はみています。

2017-01-10 08:56:53
林 衛 @SciCom_hayashi

@NATROM さんとしては、清水一雄医師の見解にとくに反論はないということでよいでしょうか。

2017-01-10 09:14:11
林 衛 @SciCom_hayashi

@NATROM さんの見解が甲状腺専門医たちの見解と異なるようでしたら、賛成しがたい部分をぜひ教えてください。

2017-01-10 09:15:43
名取宏(なとろむ) @NATROM

@SciCom_hayashi 字数制限のあるツイッターで林衛さんにご理解できるようにご説明するだけの能力が私にはありません。字数制限のないブログ[ d.hatena.ne.jp/NATROM/0016021… ]のコメント欄でご質問していただければ、回答できるかもしれません。

2017-01-10 12:13:46
名取宏(なとろむ) @NATROM

@SciCom_hayashi それはそうと「甲状腺がんの検診によって死亡率が低下している」データは発表されましたか?ずっと待っているんですが。もう1年たちつつありますよ。そのようなデータは存在せず、林衛さんの理解不足によって生じた誤解の産物に過ぎないと、私は考えています。

2017-01-10 12:17:19
林 衛 @SciCom_hayashi

@NATROM 字数制限から解放されれば,甲状腺専門医への反対意見を説明してくださるということのようですね。 清水一雄,鈴木眞一医師ら甲状腺専門医との見解のちがいについて。 まとめられたら,お知らせいただけましたら幸いです。

2017-01-10 13:45:23
リョウ・アルジャーノン @ryoFC

私も聞きたい。 "いま仲間と編集作業を進めている本でも,甲状腺がんの治療成績の向上についてのデータも紹介できるでしょう。そのデータでは,甲状腺がんの検診によって死亡率が低下しているとのことです。" @SciCom_hayashi twitter.com/SciCom_hayashi…

2017-01-10 15:35:53
林 衛 @SciCom_hayashi

いま仲間と編集作業を進めている本でも,甲状腺がんの治療成績の向上についてのデータも紹介できるでしょう。そのデータでは,甲状腺がんの検診によって死亡率が低下しているとのことです。 @NATROM 存じません。

2016-02-17 17:18:05
林 衛 @SciCom_hayashi

清水一雄氏や鈴木眞一氏の定義では過剰診断にはならないがなとろむさんの定義では過剰診断になるということですね。どちらの定義のほうが医学的に優れているのでしょうか? @NATROM 単に過剰診断の定義が異なるだけだと思います。

2017-01-10 15:43:03
林 衛 @SciCom_hayashi

韓国のデータは5ミリ程度、1センチ以下の微小がんまでたくさんとらえたもの。福島県民健康調査でみつかっているものは、小児がんであるにもかかわらず1センチ以上のものが多数。韓国のデータはあてになりそうもなさそうですね。その点は、@NATROM と一致できると思います。

2017-01-10 15:47:33
リョウ・アルジャーノン @ryoFC

RTいただきありがとうございます。さて、その「データ」はいつ見られるようになるのでしょうか? 「いつ」だけでもいいのでお答えいただけないでしょうか。ああ。答えられないなら「わからない」でもいいです。 @SciCom_hayashi twitter.com/SciCom_hayashi…

2017-01-10 15:56:28
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