『英文解釈教室』から浮かび上がる、ニホンジンの英語音痴ぶり

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uroak_miku @Uroak_Miku

1) That depends. It depends. 大差ないように見えますが、ニュアンスは全然違う。前者は「話次第では」で後者は「状況次第では」。どうしてこんなに異なってしまうのか、わかるでしょうか。

2017-01-11 10:16:16
uroak_miku @Uroak_Miku

2)that は個々のケースについて、it はもっと普遍的なケースを指すときに使う代名詞だからです。 twitter.com/KaoruKumi/stat… @KaoruKumi

2017-01-11 10:19:38
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3)That depends. だと that の内容は交換可能なニュアンスで、It depends. では it の内容は交換不可のニュアンス。つまり it の実現可能性はほかの状況次第ということになります。

2017-01-11 10:22:55
uroak_miku @Uroak_Miku

4)受験英語本の古典『英文解釈教室』から。「ダンテを言語で読めるよう頑張るのは頑張りがいのあることかもしれないし、そうではないかもしれない。それは That depends. である」。この場合の that は「その努力が頑張りがいのあることなら」と解読する。 pic.twitter.com/uBghz0yYgr

2017-01-11 11:00:20
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5)しかし著者の伊藤は「それは事情しだいである」と、やや逃げた訳をしています。逃げた、というよりは that と it では「限定的ケース」と「普遍性の高いケース」の違いがあることをわかっていなくて、それで踏み込んだ解釈を避けたのです。

2017-01-11 11:02:38
uroak_miku @Uroak_Miku

6)彼の英語脳が徹底してモノクロであったことが、こんなところからうかがえる。

2017-01-11 11:09:03
uroak_miku @Uroak_Miku

7)カラーの目で眺めると、彼の限界がよくわかる。

2017-01-11 11:09:56