大阪さんに学ぶ That と It の使い分け

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uroak_miku @Uroak_Miku

1)「かぜをひいている」は I have a cold. なのに「インフルだ」は I have the flue. つまり a ではなく the になる。

2017-01-11 11:54:55
uroak_miku @Uroak_Miku

2)この場合の the は「かぜにもいろいろあるけれど、自分がかかったのはインフルエンザなんだ」のニュアンス。

2017-01-11 11:56:16
uroak_miku @Uroak_Miku

3)面白いことに I have influenza. のときは冠詞を使わない。これは I am dull.(ぼくはとろいんだ)のような be 動詞+形容詞の文を意識しているからです。have+(冠詞をあえて挟まない)+名詞 にはこういう裏技がある。

2017-01-11 12:01:45
uroak_miku @Uroak_Miku

4)I have a cold. ではどうして a がつくのかというと、風邪は感染症だから。うつるわけです。花粉症はそうではないから I have hay fever.(花粉症やねん)と言います。 pic.twitter.com/xsDKDNt9Ak

2017-01-11 12:04:09
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uroak_miku @Uroak_Miku

5)そうそう、このメガネの子が It と That を使い分けているところにどうか注目。なぜだかわかりますか。 pic.twitter.com/bSvELtzTPP

2017-01-11 12:12:20
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uroak_miku @Uroak_Miku

6)it は普遍性の高い(いいかえれば抽象的な)ケースを指すとき、that はもっと具体的な(つまり個別的な)ケースを指すときに使う。

2017-01-11 12:13:51
uroak_miku @Uroak_Miku

7)"It's not hay fever?"(それって花粉症じゃない?) このときの It は「その症状は」ですね。春が近づく(事実劇中では3月下旬)とくしゃみが止まらなく症状。花粉症の普遍的症状ですよね。だからメガネさんは It と発声した。

2017-01-11 12:17:26
uroak_miku @Uroak_Miku

8)"That's what I've got." このときの That は「花粉症」そのものです。症状の医学的描写ではなく花粉症という具体的困りごとのことです。具体的、そして右の子がたった今患っているわけだから個別性が強い。それで That が選ばれた。

2017-01-11 12:20:51
uroak_miku @Uroak_Miku

9)いかがでしょう、こんなにありふれた会話文ひとつから、こんなに学ぶべきことが見いだせる。

2017-01-11 12:22:06