編集部イチオシ

『ローグ・ワン』はILMスタッフの作家性が反映された最初のスターウォーズ映画だというお話

『ローグ・ワン』のストーリーを最初に思いついたのは、ILMの技術トップであるジョン・ノールでした。技術屋たちが見せた作家性とは。
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「Photoshop」を生み出した、インダストリアル・ライト&マジック(ILM)のVFX集団を率いるジョン・ノールは、いかにして映像表現の未来を切り開いてきたか──ぼくだけの「ローグ・ワン」VFXの魔術師の世界 bit.ly/2hxNHaR

2016-12-31 19:30:02
Max KidNapper 2nd edition @mimimomak

『ローグ・ワン』はもう2回見たんですけど、正直EP7の数十倍は楽しめました。もちろんキャラとか映像とかもあるんだけど、何より重要なのがこの作品がちゃんと「ILMの人々から読み解くスターウォーズ」になっていた点です。 bit.ly/2hxNHaR

2017-01-11 20:20:45
Max KidNapper 2nd edition @mimimomak

今までのスターウォーズは良くも悪くも「サーガ」をコントロールするルーカスやそれを受け継いだディズニーからの視点で描かれたので、必然的に力(フォース)の継承の物語になってしまってたけど、ローグ・ワンは「力はなくとも技術と志のあるもの」、つまりILMのスタッフそのものの物語なのです。

2017-01-11 20:25:44
Max KidNapper 2nd edition @mimimomak

はっきりいってしまえば、この映画において、ローグ・ワンのメンバーたちはILMスタッフに見えます。となると、討議が入り乱れうまく動けないのはルーカスフィルム。そして立ちはだかるヴェイダーは、かつて映画づくりの自由のために戦い、自らが支配者になってしまったルーカスそのものなのです。

2017-01-11 20:32:40
Max KidNapper 2nd edition @mimimomak

終盤、それまで模型のようにも見えたスターデストロイヤーが見事に崩壊します。それは、かつてルーカスの支配下で作業するしかなかったILMスタッフが、スターウォーズに憧れた若手監督と組み、自分達の思うままに作った『ローグ・ワン』という映画を象徴するようなシーンに見えてきます。

2017-01-11 20:38:00
Max KidNapper 2nd edition @mimimomak

『ローグ・ワン』に出てくる艦隊が一見模型チックなのは、過去の作品群やスタッフに対する敬意。そしてそれらが崩壊する様が良い意味で模型再現不可能なCG的表現なのは、この作品が「自分達の技術で作られたものだ」という強烈な自己アピールと過去との決別を表すILMの意思表明。燃えるね!

2017-01-11 20:46:09
Max KidNapper 2nd edition @mimimomak

映画に作家性をもたらすのは監督だけじゃない、それを支える技術屋だって意思を持つクリエイターなんだと証明してくれたのが『ローグ・ワン』という映画でした。ありがとう、ジョン・ノール。ありがとう、ILM。そしてその思いを共に具現化してくれたギャレスとギルロイにも感謝を。

2017-01-11 20:50:47