日本の楽器メーカーの話

アイバニーズアイバニーズ(覚えた
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

はい、年の瀬になりました。久しぶりに楽器の話をさせていただきます! 今回のテーマは『世界に誇る、“日本”の楽器メーカー』 楽器は総じて言えるんだけど、やっぱり発祥国であるアメリカやヨーロッパの方がいいに決まってるわけ。でもね、日本独自の技術力で世界に誇れるメーカーはあるんだよ。

2016-12-10 13:59:46
漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

まずみなさんがイメージする日本の楽器メーカーは多分『YAMAHA』じゃないかな。 そりゃそうです。ちょっとYAMAHAは化け物で、ピアノはもちろん、エレキ、アコギ、シンセ、ドラム、フルートやサックス、エレキバイオリンまで、全てが素晴らしいクオリティのメーカーだと思う。

2016-12-10 14:04:23
漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

そりゃYAMAHAは世界第1位の楽器メーカーですよ。全ての楽器が平均点以上の安心クオリティなのだから。でもYAMAHAって、ちょっとつまらないのね。オール4みたいな。だかは今回はちょっととんがってるメーカーを紹介しよう。 まずはエレキギターの革命児、『Ibanez』から。

2016-12-10 14:11:55
漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

さて問題です。『Ibanez 』←これをなんと読むでしょうか? 「イバネズ」「イベーンズ」「イバニーズ」どれも不正解です! 正解は『アイバニーズ』。ではなぜこのギターが世界に誇れるメーカーなのかを次に説明しよう。 pic.twitter.com/pEmzRRsoxm

2016-12-10 14:22:47
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

アイバニーズの特徴は、まずこのシェイプ。一見ストラトキャスターみたいだけど、ピックアップはハムバッカー(ダブルコイル)になっているよね? 実はこのギター、ゴリッゴリのベビーメタルの御用達。確かBABYMETALのギタリストもアイバニーズを使っていると思う。 pic.twitter.com/64JgRC6TI3

2016-12-10 14:30:09
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

まずアイバニーズの特徴として多弦ギターのラインナップが多い。普通のギターは6弦だけど、アイバニーズが7弦、8弦を豊富に取り揃えてる。“ウリ・ジョン・ロート”という有名なギタリストがいるんだけど、アイバニーズの多弦ギターを愛用してるね。ただし、多弦ギターは弦選びが大変だよ。 pic.twitter.com/pttbZhg91q

2016-12-10 14:36:51
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

次に音について。アイバニーズのパワーは最強レベル。ズンズンしたリフ。エッジの効いた中高音はアイバニーズならでは。同じく音の太いレスポールは艶があるけど、アイバニーズはあくまでもマットな感じでヘビメタ野郎には最高! シェイプはストラトのように弾きやすく、音はとってもパワーがある。

2016-12-10 14:42:19
漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

安いアイバニーズは韓国製、15万を超えると日本製かな。韓国製でも作りはいい。すごい暴れん坊なギターだけど丁寧な仕事をしていると思う。これは日本の技術力の高さだね。 “カート・コバーン”もアイバニーズを使ったことがある。写真は彼のモデル。 pic.twitter.com/CGBrVkB2TG

2016-12-10 14:48:04
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

パワー系ということで操作が難しいと思われがちだけど、コントロールを絞ったり、フロントにスイッチを切り替えるだけでスッとクリーンになる。つまりヘビメタ専用ではなく、何でもできる万能なギター。初心者や、パワーを求めるけど軽いのがいいという方。女性にもアイバニーズはおすすめだね。 pic.twitter.com/NJWUw0yIGv

2016-12-10 14:54:33
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

アイバニーズはベースもいい。この写真のウッド感、たまんないでしょ? ルックスもかっこいいけど音も強い。アイバニーズのベースは意外にも素直さがある。これはギターとは大きく違うところだね。フェンダー系のベースはどうしても薄い音になりがちだけど、アイバニーズは簡単に芯のある音が出るよ。 pic.twitter.com/ZcaYYzq3D1

2016-12-10 15:02:56
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

日本製ならではの丁寧さと、先進的でエキセントリックさを併せ持つアイバニーズ。好みは分かれるけど、僕はいいメーカーだと思う。ただ、くれぐれも『Ibanez 』を「イバネズ」と呼ばないようにしよう笑

2016-12-10 15:10:07
漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

続いて日本のエレキギターのエフェクターメーカー、『BOSS』について。写真はオーバードライブという世界で一番有名なエフェクター。 このBOSS、実はシンセや電子ピアノで超有名な『ローランド』の子会社なんだ。ローランドさんは手広くやってますなあ。 pic.twitter.com/d8aPJt44TY

2016-12-10 15:17:13
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

BOSSがどれだけすごいかというと、写真をご覧あれ。どうだいこの膨大な種類? しかもこれ、全商品のほんの一部です。オーバードライブだけで5種以上あるからね。 BOSSの魅力は“世界標準”と言われる安心、安定感の高さ。他のエフェクターメーカーは、まずBOSSを見本にしているんだよ。 pic.twitter.com/to4CqDIkpZ

2016-12-10 15:24:05
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

エフェクターってちょっとマニアックなことなんだけど、あらゆるメーカーはBOSSを参考にしている。逆に「BOSSではできない音ですよー」と、うたい文句をしてるメーカーもあるくらい。とりあえず一個エフェクターをというときは、BOSSのオーバードライブを絶対おすすめするよ!

2016-12-10 15:30:38
漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

続いてはドラム。申し訳ないんだけど、僕はドラムについて詳しくない。ただ日本のメーカー、『YAMAHA』『pearl』『TAMA』の3社だけで世界シェアの90%を占めている。「ドラムといえば日本製」これは間違いない。すいません、これくらいしか知らないっす。 pic.twitter.com/x8uJAJrZnf

2016-12-10 15:38:46
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

じゃあ次はフルート。実はフルートの世界も日本製がトップ。意外でしょ? 特に『ムラマツ』は超大御所。一番安いムラマツのフルートでも、びっくりするお値段。音量もびっくり。 ああ…ごめんなさい。僕はフルートも吹けないので、話はこれくらいでいいですか? pic.twitter.com/O2ZShh5DFJ

2016-12-10 15:47:13
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

次はアコースティックギター。マーチンやギブソンは腐るほど話したけど、今回はメイドインジャパンの2社を紹介しよう。 まずは『ヤイリギター』。実は世界には2社ヤイリがある。今回紹介するのは『k.yairi』。『S.yairi』は中国製で全然違うメーカーだから、混同しないようにしよう。 pic.twitter.com/3H849ND2Xs

2016-12-10 18:01:23
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

ヤイリの良さはコストパフォーマンスと丁寧な作り。海外のギターって、エレキアコギ問わず当たりハズレがあるけど、間違いなくヤイリは価格以上の音色を出してくれる。それに日本人の体格に合わせた小柄なシェイプのモデルもいっぱいある。僕の持ってるアコギもヤイリ。これはRF130カスタム。 pic.twitter.com/KaCMXyKimz

2016-12-10 18:11:13
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

一台一台職人さんの手作りで、かなり時間をかけて作られてる。ポール・マッカートニーもヤイリの愛用者。 バラエティーも豊かで、写真は“ノクターン”というモデル。ちょっとコミカルなルックスだけど、音色は僕が保証するほど良い。 pic.twitter.com/mexCiGewmp

2016-12-10 18:17:33
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

写真は“一五一会”というカスタムギター。BEGINとヤイリの共同開発で、コンセプトは“世界で一番簡単に音楽が楽しめ楽器”。僕が知る限り、ウクレレを超える簡単な弦楽器は、この一五一会しか知らない。特殊な技術はいらない。ただ弦を押さえるだけで弾けるから、これほど楽しい楽器はないね。 pic.twitter.com/sgrbhdShim

2016-12-10 18:24:50
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

最後にヤイリの一番いい特徴は、弦が細くてもシャリシャリ鳴らないところ。普通、弦は細いほど弾きやすいんだけど、その代わりシャリシャリ鳴ってパンチがない。だから男性なら弦は標準かやや太めをおすすめしてた。でもヤイリだけは弦が細くてもシャリシャリ鳴らないし、ちゃんとパンチがあるんだ。

2016-12-10 18:30:40
漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

さて、本日最後の日本メーカーは『タカミネ』です。 タカミネはアコギ、というよりエレアコで有名なメーカーかな。生でも結構鳴るんだけど、本領を発揮するのはアンプを繋いだときにある。ヤイリと同じく丁寧な作りだけど、ライブ向けでやや頑丈。エレアコだけどコストパフォーマンスもいい。 pic.twitter.com/diBIa9ECzE

2016-12-10 18:37:52
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

タカミネは特殊なサドルから弦を押さえやすい。感覚としてはかなりエレキギターに近いんじゃないかな。だから力のない女性プレイヤーにはタカミネをおすすめするね。音色としてはガツンとパンチがあるわけじゃないけど、澄んだいいと思うよ。 pic.twitter.com/2B11L8SJ2p

2016-12-10 18:49:21
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漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

以上が『世界に誇る、“日本の楽器”メーカー』でした! 本当はもっといろんなメーカーがあるけど、紹介したのは代表的なメーカーに絞りました。ライブ映像を見たら、いろんなアーティストの楽器を注目してみよう!

2016-12-10 20:21:48