叶精二さんによる『千と千尋の神隠し』の解説ツイートまとめ

叶 精二（Seiji Kanoh） @seijikanoh

銭湯全景〜大湯掃除で転げ落ちる千尋、稲村武志さん（『ハウルの動く城』『ゲド戦記』『コクリコ坂から』作監）。 異変に気づく湯婆婆〜番台で木札を受け取る千尋〜骸骨電話で指示する湯婆婆、小野田和由さん。 薬湯投入〜大量の木札を差し出すカオナシ、溢れる湯、田村篤さん。

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階段を駆け下りる湯婆婆〜オクサレ様来場〜腐る朝飯、中村勝利さん。 上から見る湯婆婆〜入浴するオクサレ様〜湯船に落ちる千尋、芳尾英明さん。 新湯投入〜駆けつけるリン、千尋「トゲみたいのがささってるの」大城勝さん。 降下する湯婆婆、芳尾英明さん。

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ロープを出す湯婆婆〜抜けるトゲ、あふれ出す廃棄物、山下明彦さん。綱引きの重さが見事!山下さんはこのシーンがジブリ作品初原画、以降ジブリの屋台骨に。『ハウル』『アリエッティ』『コクリコ坂』作監、『ゲド戦記』作画演出、『猫の恩返し』『ポニョ』『マーニー』作監補、『ちゅうずもう』監督。

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湯中の千尋、翁面出現〜飛び去る河の神〜大歓声、消えるカオナシ、稲村武志さん。 回廊の千尋とリンの会話〜ニガダンゴをかじる千尋、山川浩臣さん。 歩く青蛙〜青蛙を飲み込み、兄役に金を差し出すカオナシ、松尾真理子さん。 豚の両親に会いに行く（千尋の夢）、山田憲一さん。

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作監の安藤雅司さんに当時伺ったお話。宮崎さんは雰囲気で描くので、設定で描いていたリンの前掛けを修正では描かず、再修正で前掛けばかり描き足すハメに。また、宮崎さんはリンの胸をやたらペタンコに修正するので、統一を図るため再修正で胸をやたら描くハメになったとか…。本当に御苦労様でした。

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起床し空を見上げる千尋、藤井香織さん。 多忙な厨房、松尾真理子さん。 砂金粒を見せるリン、リンと千尋の会話、藤井香織さん。 料理を平らげるカオナシ、松尾真理子さん。 ヒトガタ（紙の鳥）に襲われる白龍を目撃する千尋、二木真希子さん。

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部屋に突入する白龍とヒトガタ群〜飛び去るヒトガタ群、某著名アニメーター（ノンクレジット／匿名を希望されていると伺っていましたので記しません。） まるでCGのような密度の大量作画ですが、全て手描き! スピード感を出す為に、撮影部で1枚1枚にブラーを加えているそうです。

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瀕死のまま飛び去る白龍〜千尋「どうしよう ハクが死んじゃう」、田中雄一さん（『猫の恩返し』猫王VSバロンの原画、『とある魔術の禁書目録』作監）。 踊る兄役〜千尋と対面するカオナシ、山川浩臣さん（『トトロ』ラストの「おかあさんへ」原画）。

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金を差し出すカオナシ〜兄役と女を飲み込むカオナシ、山森英司さん。 壁伝いに屋根上を歩く千尋〜配管パイプの上を走る千尋、高坂希太郎さん。 【Dパート】 鉄梯子を登る千尋〜廊下を走る千尋、君島繁さん（『ハウル』で老ソフィーに指輪をはめて送り出すハウルの原画を担当）。

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坊の部屋〜入室する湯婆婆、隠れる千尋〜湯婆婆退出、武内宣之さん（『ポニョ』でラーメンを食べながら眠るポニョの原画を担当）。 千尋と坊の会話、倉田美鈴さん。 扉を開け、ハクの元へ走る千尋〜追ってくる坊、山形厚史さん（『コクリコ坂から』作監『アリエッティ』作監補）。

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銭婆登場〜魔法で坊をネズミに〜ニセ坊を作る、田村篤さん。 銭婆と千尋の会話〜穴に落ちる千尋と白龍、鈴木麻紀子さん。 落下する千尋と白龍、蘇る水中の記憶、大杉宜弘さん（『かぐや姫の物語』原画、『のび太の宇宙英雄記』監督）。 一時上昇する白龍〜うねり乍らボイラー室へ、二木真希子さん。

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回る換気扇、大杉宜弘さん。 壊れる天井、田中雄一さん。 釜爺の上に落ちる千尋、カリスマアニメーター橋本晋治さん。宮崎作品参加は本作と『くじらとり』のみ。『かぐや姫の物語』で有名な姫の疾走を描いた方。 薬箪笥にはりつく白龍、田中敦子さん。 のたうち倒れる白龍、芳尾英明さん。

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駆けつける千尋と釜爺、橋本晋治さん。 千尋を威嚇する白龍、武内宣之さん。 白龍の口をこじ開ける千尋、山森英司さん。 ダンゴをかじって見せる千尋、古屋勝悟さん。 ニガダンゴを飲み込ませる千尋、米林宏昌さん。 暴れる白龍〜抑える千尋、田村篤さん。

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追う千尋、タタリ虫を踏みつぶす、松尾真理子さん。 エンガチョ〜人間に戻るハク、高野登さん（『牧場の少女カトリ』キャラクターデザイン・作監）。 ハクに薬湯を飲ませる釜爺〜ススワタリと坊ネズミたち〜釜爺と千尋の会話、山田憲一さん。 リンと千尋の会話〜釜爺「愛だ愛」、田中雄一さん。

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怯える女たち〜千尋と湯婆婆の会話「さぁ行きな」、ベテラン濱洲英喜さん（『千年女優』作監）。 カオナシと対峙する千尋、ベテラン百瀬義行さん（『ギブリーズ』監督）。 カオナシ「千ほしい」〜ニガダンゴを食べさせる千尋、中山久司さん。 苦しみ咳き込むカオナシ、芳尾英明さん。

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廊下・階段を疾走するカオナシ〜二人をはき出し元の姿に、小西賢一さん（『山田くん』『かぐや姫』作監）。 作監（安藤さん、高坂さん、賀川さん）鼎談の際、カオナシが吐瀉して元の姿に戻るシーンについて賀川さんが「気持ちいいっ」。すると高坂さんが「それ単に呑みすぎ」と突っ込みで一同爆笑。 pic.twitter.com/LX7ham8bBp

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タライ船で待つリン〜電車のホームへ、追って波を受けるカオナシ、田村篤さん。 電車到着、山森英司さん。 車掌に切符を渡し、乗り込む千尋とカオナシ、山形厚史さん。 電車内、座席に座る千尋とカオナシ、鈴木麻紀子さん。 大海原の俯瞰、松尾真理子さん。

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光る水面下のレール〜降りる乗客たち〜千尋の横顔、山森英司さん。

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謎の海原鉄道、幻想的な背景は男鹿和雄さん。踏切の黒いオジサンと女の子は強烈な印象。山森英司さんの原画のフレームイン・センター・アウトの3枚原画から、デジタル作画監督の片塰満則さんがCG立体モデルを形成して歪んだ不思議なカメラワークを付けています。曰く「宮崎版『銀河鉄道の夜』」。

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【Eパート】 眠るハク〜釜爺とハクの会話、山形厚史さん。 チョコを喰うニセ坊〜湯婆婆と対峙するハク〜激怒する湯婆婆「八つ裂きにされてもいいんかい!」田中敦子さん。 怒る湯婆婆が口から吐く炎とぐちゃぐちゃの髪、レイヤー多過ぎ・ダブラシ多重、撮影の奥井敦さんが御苦労されたそうです。

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電車のホーム到着〜ランプの案内出歩く千尋〜銭婆宅扉前の千尋、大ベテラン・篠原征子さん（故人。東映動画時代から宮崎監督参加作品のスタッフ、『コナン』でラナ、『カリオストロ』でクラリスの原画を主に担当）。 銭婆宅内へ〜銭婆と千尋の会話、石井邦幸さん。

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歩く灯火、当時「これはラセターの『ルクソーJr.』宮崎版だ!」と勝手に騒いでいた覚えが。誰も共感してくれませんでしたが。 沼の底駅から銭婆宅内の美しい背景は、山本二三さん。

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紡車で遊ぶ坊ネズミとハエドリ〜髪留めを千尋に渡す銭婆、君島繁さん。 壁際のイスに座り、来客に扉を開ける千尋〜ハクとの再会、銭婆に抱きつく千尋「わたし行くね」小野田和由さん。

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カオナシの足は移動時に黒い片足がスッと出ます。全身は半透明の特殊効果ですが、なぜか足だけ塗りつぶしの黒。暴走時には四足ですが、元に戻るとほとんど見えず。最後に銭婆宅で手をふる時に、スカート状の裾が上がっていて、なぜか両足を見せて立っています。彼も成長したということかも…。

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千尋「おばぁちゃんありがとう」〜飛び去る千尋と白龍〜広がる水のイメージ、稲村武志さん。 水中の千尋の足、真正面の顔、大杉宜弘さん。 白龍に記憶を話す千尋〜ハクと千尋のスカイダイビング、山下明彦さん。