【電子書籍で食う話2017】 紙束のない電子書籍はなぜ安くならないのか? 【食えてません】

電子書籍の価格設定と値頃感と市場規模のお話とかの覚え書き。
書籍 文学 キンコン西野 竹の子書房 印税 電子書籍
7
蝉川夏哉@帰阪後自宅安静 @osaka_seventeen
「電子書籍では作者が食えません」と「でも電子書籍しか買いたくないんだ」の間には「じゃあ電子書籍でも作者が食えるようにするにはどうすりゃいいんだろう」が入って欲しいんだけど、「適者生存。淘汰と闘争の時代が始まる」と言われると、体は闘争を求め、アーマード・コアの新作が作られる。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
時間を金に換算したとき。例えば最低時給で60分/千円とする。 読者は自分の持ち時間の中から、「労働やその他の優先事項をしない余暇時間(ヒマ)」を可処分時間として認識しているとする。 可処分時間は、もし労働していれば本来は「お金が稼げた時間」だから、60分/千円の価値がある。とする
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
ここでは、「1時間/千円を失いながら何らかの娯楽を享受する」という考え方。消費する娯楽の価格が幾らであるかは関係ない。 つまり、娯楽の値段が0円であったとしても、自分の持ち時間60分当たり千円は消費される。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
以前、映画の試写会とかよく行ったんだけどw、試写会だからタダ。だけど、「そこに行って帰る交通費」「そこで2時間座っている時間」は確実に消費されるから、試写会がタダでも観客である自分はまったく全てを何も支払わなかったわけじゃない。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
結果としてタダで見た試写内容が面白ければいいけど、試写会で見る映画が全て面白い(琴線に触れる)わけじゃないから、「金を払わずに見たのに、損した気分になる」「金を返せじゃなく金を払え」とかいうようなものも出てきたw
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
つまりこの辺り、既に「コンテンツが無料であることそのものには意味がなく、価値もない」「積極的に無料にすることで何らかの優位性が得られるわけではない」「読者視聴者観劇者の【1時間/千円もする時間】を消費させるに価する価値があったかどうかだけが問われる、のかな、と。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
「無料で公開されていても何度も読めるものだったら金出して買う」のは、一度でなく複数回楽しめる、1時間/千円以上の価値がある、という評価を下したからであって、その価値がないものは「1時間/千円の俺の時間がもったいないから読まないわ」ってなってるんだと思う。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
「無料公開されていても選ばれない」ってたぶんそういうことかな、と。 実際、多くのブログは無料公開されてるけど、それらの全てを「無料だから」って理由でおもしろくもないのに全部網羅する人はいないのと同じ(^^;) 人生は有限であり有限である持ち時間の「価格」は当人が決める(´Д`)ノ
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
「お金を出して本を買い、できれば所有者として支配(というか長期的に価値を保有し続ける)したい」っていう意識は、本を買う人(これには電子書籍も含めていいと思うけど)には共通してあると思う。 本を「書く」仕事してて本が嫌いな人はあんまりいないからwモノカキは大抵は本持ち。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
一回しか読まない本も昔は買ってたけど、これはその本が無料公開されてなかったからで、一方で無料公開されていても何度も読める本は確かに今も金出して買ってはいるな。 「面白かったから作者に何かフィードバックしたい」て考えたとき、「金を出す」っていうのが自分だったら嬉しいからなあw
文里 @wenly_m
@azukiglg 確かに。そして本を書く時には参考資料が書く量の何倍も必要だから、記念館になっている司馬遼太郎宅を例に挙げるまでもなく、執筆者として生涯現役なら本の山を残していくことになる。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
1)【電子書籍の読者数が紙の本の読者数と同じ】で、電子書籍で著者が得られる1冊当たりのロイヤリティ額が紙の本で得られる1冊当たりの印税額と同等かそれより多ければ、著者は電子書籍で食える。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
2)電子書籍の読者数が紙の書籍より少ないが、電子書籍で著者が得られる1冊当たりのロイヤリティ額が紙の本で得られる1冊当たりの印税額より多ければ、著者は電子書籍で食える。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
著者の年間所得を300万円とする場合、同じ内容の本が 3)単価1000円の書籍×印税率10%×1万部なら、3冊出せば食える 4)単価500円の電子書籍×印税率50%×4000DLなら、3冊出すか12000DLなら食える
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
しかし現状では電子書籍の市場規模は紙の書籍の市場規模と同等ではないので、電子書籍で紙の本と同等の【収益】を上げるには、同じ内容の紙の本より極端に低い頒価を設定できない。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
もし、同じ内容の紙の本と電子書籍が、同じ価格で販売された場合。 1000円の紙書籍×【1万部】×印税10%=100万円。 1000円の電子書籍×【2000DL】×ロイヤリティ50%=100万円。 印税率が高く設定できる電子書籍は、頒価が同じならより少ない実売数で同じ収益が取れる。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
今後、紙の書籍の市場規模は小さくなり、反比例して電子書籍の市場規模は大きくなるだろうが、「読書という娯楽」以外の娯楽とのパイの取り合いは起きてくるので、電子書籍市場は紙書籍市場を丸ごと全て禅譲できるとは限らない。「読書市場」として見たら、規模は小さくなる。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
小さくなった「読書市場」で従来の収益規模を維持しようと思ったら、「価格(販売価格)据置きだけど、収益比率が高い商品」を出すしかない。 で、ここで「電子書籍のお得感」を演出する手段として考えられるものとしては、「今後紙書籍は今以上に高くなり、部数も減る」だと思う。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
「紙書籍が1000円なのに電子書籍は紙束が伴わないのに1000円はおかしい。高すぎる」という批判を和らげる方法として、「比較対象である紙書籍は1000円のまま、しかし電子書籍は500円にしろ」みたいな提案が出てるのが「電子書籍高すぎ」論なのだと思う。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
が、 「電子書籍は1000円。しかし紙書籍は1500円」 とかだったら、俄然電子書籍は「お得感」が出る。「紙束が伴わない分、電子のほうがお安い」という気分も満たす。 とはいえ、割高な紙書籍が文庫や新書だったら、今度は「紙の本は高すぎる」という不満が出てくる。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
まあ、その不満は「割安な電子書籍買うわ」というのを後押しすると思うけど、「紙の本には紙の本なりの価値」を作ったりする必要は出てくるかもしれない。 例えば「紙の本は上製本のみになる」とか。これだと224頁の本でも箱付きで1800円、2000円の価格設定ができる。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
「著者」の立場だけを言えば、文庫224頁分の原稿と箱付き上製本224頁分の原稿の間に、別に格差はない。上製本に直接原稿書いてるわけじゃないし。原稿作成に使うツールは、PCなりポメラなり原稿用紙なりw、従来と変わらないから。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
でも、箱付き上製本となると「紙束ねただけの文庫本」よりはお金が掛かっている、というアピールになるから、224頁の同じ内容でも「文庫が500円でも上製本が2000円なのは仕方ないかな」ってなる。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
なるけど、「箱付き上製本2000円」は誰もが「仕方なく受け容れて買える本」ではないから、【それでも欲しい】というある意味【選ばれた読者】だけが買う、【贅沢品】になる。 本棚が有り余ってるマニアにだけオススメし、トロフィーとして書斎に並べるものに!w
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
でも、上製本→文庫本の流れの中で既にそれは一度起きていて、上製本は文庫本に比べて初版部数が圧倒的に少ない。そのぶん値段は高い。 なのでまあ、同じことは「文庫・新書などの紙書籍→電子書籍」の移行の流れの中で起きてくるとは思っている。
残りを読む(1)

コメント

ヘルヴォルト @hervort 2017年1月26日
紙の束に金を払ってるわけでもなければ、データ量に金を払ってる訳でもないので、同じ値段で同じ中身ならどちらでも良い。だがカバー裏のオマケを収録しないコミックお前だけは絶許
ぽんぽん @apocalypse1706 2017年2月1日
毎度毎度の読者に言うことじゃねえだろ案件
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする