- naobotaka_magi
- 2286
- 1
- 0
- 0
アメリカの私鉄が衰退した敗因は急速に発展した車社会に対抗する投資ができなかったことにあると思う。例えばSFやLAの鉄道路線図を見ると、国際大都市なのに都市鉄道が地下鉄とLRTしかないことに気づく。高度な道路こそあって便利だが、鉄道の種類が少ない。
2017-01-26 21:34:39鉄道会社HPにある時刻表を見ればわかるのだが、鉄道の走る時間帯は繁忙時間ばかりで、早朝や深夜に肝心の列車がない。鉄道もマイカーもカバーできない需要はバスが中心となるようで、混雑情報を見ると満員御礼だ
2017-01-26 21:38:15アメリカに次ぐ車社会であるイギリスは、鉄道交通がばらばらだ。しかし、郊外・都市鉄道の設備がしっかりしている。地下鉄は都市型路線であるし、地域によっては空港アクセス線もある。これと私鉄(旧国鉄線)とバスを駆使することで高度な公共交通網がある。
2017-01-26 21:42:40一方の鉄道王国のフランスだが、公共交通網は圧倒的である。国鉄・地下鉄をはじめとする鉄道で交通需要をカバーしているし、道路交通での通勤も可能。鉄道の利便性はアメリカやイギリスよりも良い。
2017-01-26 21:45:21経済成長著しいとされるドイツも侮れない。日本や東アジアには劣るが米英仏以上の公共交通の構造がある。道路交通もバッチリで、公害対策がしっかりしているだけでなく信用乗車制度が徹底されている。
2017-01-26 21:47:43ロサンゼルスはLRT線の一部を快速運転し、ついでに韓国のBRTよろしくバスレーンを設置してバスの定時率を向上させれば業者としても結構儲かったのではないか。
2017-01-26 21:50:09同様に、サンフランシスコのBARTでも新車導入を期に、路線の近代化を実施しつつ、快速運転できるように構造を変えれば長距離移動の時間短縮できるじゃん
2017-01-26 21:51:351990年代の中国・韓国・台湾の鉄道は、公害が深刻化するほど道路交通が逼迫しているにもかかわらず、路線や車両の水準が往年の地方都市の国鉄線のようだった。
2017-01-26 21:54:40同時期の東京都内の郊外や中国の北京・上海地方は鉄道が整備されていてしかも大都会だというのに、朝のラッシュ時に、なんとバスやマイカーが大活躍した。これが20世紀後半スタイルだったわけである。
2017-01-26 21:56:55むろん1980年代や1990年代は、東京も北京も上海も今ほど都会ではなかったが、とはいえ、牧歌的インフラ運営は当時の欧米の時代の常識からも乖離していたと言える。LAやSFは20世紀後半スタイルに悪い意味で固執し続けて、今の惨状があるんじゃないだろうか
2017-01-26 21:59:23