科学の墓場、あるいは発展のために踏み台とされた人々
ダーウィンが『種の起源』の中で地球の現在の寿命を最短で3億年と割り出した(渓谷の削り取られる岩石量を元に計算)とき、大科学者であるケルヴィン卿(絶対温度の単位ºK(ケルビン)に名を残す)は誕生時に灼熱の球体であっただろう地球が冷却されていく仮説をもとに寿命は2~4千万年と主張した
2017-01-26 00:17:38またケルヴィン卿は太陽の「燃料」という観点から太陽の年齢を2000万歳~1億歳と見積もり、よって地球の年齢もまたそれにおさまるだろうと考えた。一方で地質学者たちは現実に観察した地質の様子からより長大な年月が地球には刻まれていると主張し続けた。
2017-01-26 00:36:45この科学的に計算された地球や太陽の寿命と、地質学などからなる実地的なアプローチによる地球の寿命の格差は、放射能が発見されより高精度な観測手法が確立されるまで続いた(むしろ放射能や放射性年代測定が始まった頃は宇宙の寿命さえ地球が上回ることがあった)。
2017-01-27 19:55:47最終的に太陽の燃焼には核融合反応が持ち出され、地球の寿命については隕石や花崗岩の同位体測定が進められ、おおよそ矛盾の少ない年数が定説となっている。
2017-01-26 00:45:06偽科学じゃないんだけどその時代には有力だった学説、のちに覆されあるいは忘れ去られるような説ばかりをあつめたコラムはないものだろうか。科学史のなかで探せばあるのだろうということはわかるんだけどわからなすぎてどこから手を付けたらいいかがわからない
2017-01-26 00:46:29どう考えても天地創造から今日までの6000年では誕生を説明できない様々な化石がために、たびたび大災害にあって地上は一掃され動物は絶滅してきた。今は存在しない動物の化石は古い時代の生き物の残滓であろう、と。その最後の出来事が「ノアの箱船」だったと仮説を提唱したキュヴィエみたいなの。
2017-01-26 00:50:35あるいはネアンデル谷で発見された人骨に似た化石を幼いころに佝僂病にかかって奇形化した老人の遺体と考えた病理学の大家ルドルフ・ルートヴィヒ・カール・フィルヒョウ(白血病の発見や公衆衛生の推進という功績を残す)のように、当時の常識がなぜそう考えさせたのか解説していく本は面白そう
2017-01-26 00:55:55@jingey 科学史の分野できっとあるにちがいないとおもってはいるんだけど探し方がわからんのでTwitterでつぶやいてる。きっと親切な誰かが「すでにありますよ」ってURLはってくれるんだ
2017-01-26 00:59:13「科学的に考えて、重力圧縮でも太陽は一億年くらいで燃え尽きるんだよ。だから地球の寿命も一億年未満。堆積具合の計算では数億年になる?計算ミスってんじゃないの。どうやって太陽なしで地球ができるのさ」ってノリで地球の年齢が定められてた19世紀の科学など科学の発展で葬り去られた学説集
2017-01-27 16:26:11@stylet_love 異端の科学というよりも当時は正統だったけど後世からみると滑稽な理論を取り上げたいですね。科学史に詳しい人が何かしら本書いてるとは思うんですがどうやって探したらいいかわからない
2017-01-27 16:34:12