2017年1月31日

【完結】図書館大戦争(仮)

思いついたはいいけど書いている時間がないのでプロットだけ垂れ流すことにした文アルオールキャラ全員強制潜書大乱闘なんちゃら的なやつ 2017/09/10 完結しました 閲覧ありがとうございます
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2018/02/12追記 2/25のイベントで同人誌版が出ます

まとめ 図書館大戦争 同人誌版告知 【完結】図書館大戦争(仮) - Togetter https://togetter.com/li/1076168 こちらで連載した文アルバトル小説の同人誌版告知ツイートをまとめました。 1069 pv 3

シロ@〆最新節済 @siro_xx

文アル図書館大戦争の話(書きたいのは山々なのだけど時間が確保できるか怪しいので思いついたところだけ羅列していく)

2017-01-30 12:27:32
シロ@〆最新節済 @siro_xx

ある日差出人不明な真っ黒の本が図書館の司書宛に届く。司書が訝しみながらその本を開くと、隣に立っていた助手の徳田秋声が突然倒れた。 慌てて人を呼ぼうとした司書は、他の文豪も廊下や図書館、自室などで倒れていることに気づく。 無事なのは司書と館長とネコだけだった。

2017-01-30 12:31:42
シロ@〆最新節済 @siro_xx

送られてきたのは侵蝕されきった有碍書だった。司書や文豪の意思を無視して文豪を呑み込むように潜書させた化け物のような本を目の前に司書は途方に暮れる。 一方、秋声は図書館の中庭で目覚めた。一瞬前まで司書室にいたはずなのにと困惑していると、隣に鏡花が倒れていることに気づく。

2017-01-30 12:34:09
シロ@〆最新節済 @siro_xx

とにかくまずはと隣にいた鏡花を起こした秋声だったが、突然鏡花に殴られてしまう。殴った鏡花ですら何が起きたのかわからないという顔をしていた。 呆然とする二人の間を「文字」が流れていく。「泉鏡花と徳田秋声は不和となり、殴打事件も起こした。そんな二人を転生させ争いが起きないはずもない」

2017-01-30 12:39:50
シロ@〆最新節済 @siro_xx

気づけば中庭は「中庭」という文字で作られた空間に変わっていた。二人はこれが有碍書の中だということは悟ったが、しかし鏡花は刃までもを秋声に向けてしまう。本人の意志に反したものだというのは秋声もわかっていた。転生した彼らは既に和解し、兄弟弟子として仲良く過ごしていたのだから。

2017-01-30 12:42:48
シロ@〆最新節済 @siro_xx

有碍書の身勝手な文章に操られ、逃げてくださいと叫びながら刃を振るう鏡花の攻撃をかわしながら、秋声は考える。どうにか止めなければいけないが、秋声の武器は弓。こんな至近距離では撃てないし、そもそも鏡花を傷つけるなど論外である。秋声はどうすればこの不毛な「喧嘩」が終わるかを考え……。

2017-01-30 12:46:21
シロ@〆最新節済 @siro_xx

敢えて、鏡花の目の前へと飛び出した。 鏡花のその刃が、間違いなく一度は己を貫くように。

2017-01-30 12:47:14
シロ@〆最新節済 @siro_xx

秋声の左の脇腹を刃が深く貫いた。唇を噛んで声を耐える秋声の耳に鏡花の絶叫が響いた。秋声は視界に赤く汚れた手袋を見ていた。刃は秋声の腹に刺さったままだった。やっぱりなと秋声は心の中で呟く。これで操られた鏡花を「止められる」のだ。秋声は地面に身体を強かに打ちつけながら這う文字を見た。

2017-01-30 18:54:40
シロ@〆最新節済 @siro_xx

「泉鏡花は極度の潔癖症」という文字列が崩れながら周囲を踊っていた。やっぱりなと秋声は繰り返した。鏡花は戦いの最中に刃を手放したりなんかはしない。彼は潔癖症である以上にその使命に対しても高潔であるからだ。つまり。「秋声!」鏡花が膝をつき、一瞬の躊躇いの後、秋声をかき抱いた。

2017-01-30 18:59:43
シロ@〆最新節済 @siro_xx

「なんて無茶をするんですか!?」「こんなときにまで説教?……仕方ないだろ、これしか思いつか、な……」鏡花を「秋声と不仲」という勝手なイメージで操っていた「文字」は、鏡花の手が汚れれば鏡花に「潔癖症」のイメージを押し付けて攻撃を中止させると秋声は予想し、敢えて攻撃を受けたのだ。

2017-01-30 19:03:46
シロ@〆最新節済 @siro_xx

鏡花はなんて馬鹿なことをと言いながら、秋声の頬を撫でた。手袋から紅が移った。それにはっとした鏡花は周囲を見回した。すぐにでも手当てをしなければいけないが、戻る手段がなかった。司書からの指示もない。「……ここが図書館なら、医務室に行けば……」鏡花は秋声に肩を貸しながら立ち上がった。

2017-01-30 19:07:19
シロ@〆最新節済 @siro_xx

その時だった。それまで踊っていた文字がひとかたまりになって巨大な「敵」という文字を形作った。「不快」「崇拝」という文字も隙間からはみ出していた。しまった。鏡花は目を見開いた。刃は秋声の腹部を貫いたままでーー引き抜けば出血が増え命に関わるーー手も塞がっている。秋声も戦闘不能だ。

2017-01-30 19:12:02
シロ@〆最新節済 @siro_xx

こんなところで訳もわからずに終われるものか!鏡花は唇を噛んだ。しかし手段がない。秋声を置いて逃げる?論外だ。鏡花は注意深く敵と距離を取った。敵が同じだけ距離を詰めてくる。敵はか弱い獲物をわざと追い詰めて遊んでいるようにも見え、それが鏡花の神経を逆撫でた。「このーー」

2017-01-30 19:15:21
シロ@〆最新節済 @siro_xx

「ゴミめ!」パシンッ!高い打擲音が敵の後ろから聞こえた。敵の文字が乱れ、震えた。「折檻してくれるわ!」もう一発。敵の文字が横に大きくぶれ、崩れた。形を失った文字の向こうに立つ二人を見て、鏡花は歓喜に叫んだ。紅葉と露伴だった。「間に合ったようだな」紅葉が安堵の息を吐いた。

2017-01-30 19:30:21
シロ@〆最新節済 @siro_xx

「泉!……徳田は……」「生きてます!でも、すぐに手当てが必要で……!」秋声を露伴に預けると、鏡花は可能な限り正確に状況を伝えようとした。紅葉が首を横に振った。「いい、だいたいは解っている」「紅葉先生……違うんです、これは」「解っている。……我らも少し、やり合ってきた後だ」

2017-01-30 19:34:32
シロ@〆最新節済 @siro_xx

鏡花はそこでようやく紅葉の頬に走る鞭の痕に気がついた。「実にくだらぬ喧嘩であった。我らは文壇の上での好敵手であって、直接殴り合うような間柄ではないというのにな」紅葉が苦笑し、露伴を見た。「秋声の具合はどうだ?」「剣は抜いて応急処置をした。暫くは保つだろうが……」

2017-01-30 19:39:24
シロ@〆最新節済 @siro_xx

「行かねばならぬか」紅葉が言い、文字ばかりで作られた中庭と図書館の建物を見た。「この有碍書から出る手段がない以上、医務室を目指すのが最善か」「森先生がいらっしゃればどうにかなりそうなのですが」「探すしかないだろうな。ここにいるかもそもそも解らんが」

2017-01-30 20:26:19
シロ@〆最新節済 @siro_xx

「……いる気がするよ、全員」「秋声!喋っては……」ぜえ、と息を吐きながら秋声が言った。「鏡花、ここにくる前どこにいた?」「え、……自室に……」「……先生は」「購買に行こうと廊下を歩いていた」「……」「俺か?図書館にいたぞ」「やっぱり。皆ばらばらだ」

2017-01-30 20:27:32
シロ@〆最新節済 @siro_xx

白く明滅する意識の中で秋声は途切れ途切れに言った。「見たんだ、差出人不明の変な本が……司書さんが開いた瞬間に僕を飲み込んでいった。……目が覚めたらここに鏡花といて……ッ、だから……」「その瞬間どこにいたかは関係なく全員巻き込まれた可能性があると?」問い返す鏡花に秋声は頷いた。

2017-01-30 20:28:06
シロ@〆最新節済 @siro_xx

全員。即ち未だ図書館に転生を果たしていない芥川を除いた35名。「探すだけでも一苦労だな」紅葉がぼやいた。「ですが、仮に皆も巻き込まれているのであれば皆も同じことを考えるはずです。合流しよう、と……」「そうだな。よし、そろそろ行くか!」露伴が秋声を担ぎ、残る二人もそれを追った。

2017-01-30 20:33:00
シロ@〆最新節済 @siro_xx

「……鏡花」歩く最中、秋声が口を開いた。「何ですか?」「汚してごめん、それと……」秋声は首を動かし、未だ赤いままの手袋をじっと見た。「……手袋、替えないの?」「あっ」鏡花はそのとき初めて己が予備の手袋を持っていたことを思い出し、懐を探った。

2017-01-30 20:35:45
シロ@〆最新節済 @siro_xx

鏡花らしくないことだと秋声は思った。動揺しているのか、それとも――……秋声の中に一つの可能性がぼんやりと浮かんだが、それに手が届く寸前で、彼は意識を手放した。

2017-01-30 20:37:07
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コメント

かよむ @kayomle 2017年11月29日
めっちゃおもしろかった…文ある勉強しよ…
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