議論の始めに全体構造を把握することの重要性

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弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

ツイッター上の議論のほとんどが不毛なのは、論点のみに目を奪われるか、そもそも論点が何なのかさえわからないままに議論(という名の喧嘩)をするから。以前はツイッター上で議論すること自体が不毛だと思っていたが、最近は議論の構造化ができない人と議論をすることが不毛だということに気づいた

2011-03-03 19:36:39
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

議論にはいくつかの段階がある。まず参加者が議論対象の構造を構築・把握するプロセス。次に構造を見て欠けているところ・不明瞭なところから論点を抽出する。どの論点について議論をするか決定。そして論点について利益状況・メリットデメリット等を洗い出し、最後に結論を出す。

2011-03-03 19:54:28
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

一般的に使われる議論という言葉は、最後ふたつのプロセスだけを指している気がする。しかし議論の構造を把握せずに議論をすると、議論をすること自体が目的になりがちで、なぜその議論をしないといけないか、どれくらい時間を割くべきかもわからぬまま無駄に時間を費やすことになる。

2011-03-03 19:56:43
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

つまり議論をしようとするときに議論の構造を確認もせずにするのは時間の無駄、ということ。会社の会議がただの時間の無駄になる原因もこれ。

2011-03-03 19:58:12
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

というわけで何かについて議論しようとするときには、いきなり議論に入らずに、一歩引いてまずその議論を含む全体像を把握してから議論するといいんじゃないですかね。まあそんな簡単なことじゃないけど。

2011-03-03 20:03:00
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

テーマがでかいときとか、未知の問題であったりするときには、議論の全体像を把握するための議論というのも必要だったりする。このときにはブレインストーミングが有効。

2011-03-03 20:05:10
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

某先生から強烈なカウンターパンチが飛んでくるのではないかとビクビクしているなう

2011-03-03 20:06:13
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

体系化されてる学問で議論がしやすいのは、すでに先人によって議論の構造が構築されてるから。大学の学部や院で学ぶのは、この構造そのもの。

2011-03-03 20:10:21
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

ただ、この議論の構造を学ぶのはなかなか難しい。なぜなら教える側が構造を形式知として表現することが難しい(そもそも構造を教えようという考えを持っていないことも)し、学ぶ側もそれを構造だと認識するのも難しいから。

2011-03-03 20:14:14
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

そもそも知識がないと構造だけ教えられても何のことやらわからないというね。まったく勉強してないときに学部の講義を聞いて、ある程度勉強してからもう一度聞いたらものすごくわかりやすくなってるのはこういう理由。

2011-03-03 20:19:56