藤子・F・不二雄先生の「エスパー魔美 くたばれ評論家」について。
「福島の野菜を使ったスープのパフォーマンス」とか「広島の青空に雲で“ピカ”という文字のコラージュ」とか「シャルリー・エブド襲撃事件」で、「アートだと..「表現をする人間は、作品をどう評価されてもそれを妨げることはできないという話」togetter.com/li/1077342#c34…
2017-02-03 11:12:24「福島の野菜を使ったスープのパフォーマンス」とか「広島の青空に雲で“ピカ”という文字のコラージュ」とか「シャルリー・エブド襲撃事件」で、「アートだと言えば何をやっても許されるのか!(いや、許されるはずがない!)」と激怒する人が大勢いました。
かの有名な山本弘センセから
@tennteke それは差別表現という大勢の人を傷つける可能性のある行為に対する反応であって、個々のアートの芸術性の問題とはレベルが違うでしょ。『..「表現をする人間は、作品をどう評価されてもそれを妨げることはできないという話」togetter.com/li/1077342#c34…
2017-02-03 12:00:21それは差別表現という大勢の人を傷つける可能性のある行為に対する反応であって、個々のアートの芸術性の問題とはレベルが違うでしょ。『魔美』のこの話の場合、佐倉氏の絵は明らかに憎悪を煽るようなものじゃなかったんだから、話をごっちゃにしてはいけない。
と書かれまして、ほいで気がつきました。
この藤子・F・不二雄先生の「エスパー魔美 くたばれ評論家」って、このページは有名だけど、どんな話なんだかは案外知られていないんじゃないだろか?
魔美「いいえ、批評とはいえないわ。がらの悪い悪口です」剣「まてよ、さっきからどこかでみたような顔だと思ったら…ひょっとしてあの絵のモデルは…」魔美「私です」剣が酷評を撤回しない、
2017-02-03 19:43:32それで有名なページになって魔美「悪い人には天ばつが下るってほんとだよね」パパ「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ」
2017-02-03 19:44:11ページが変わってパパ「つまらんことにいつまでもこだわってないで、さっさとわすれなさい」魔美「けっきょくきょう一日、わたしはなにをしてたのじゃ」
2017-02-03 19:44:265.魔美は母親から剣が不治の病だと聞いて驚き、その剣が一生懸命だった仕事を台無しにしてしまったことに気がついて罪悪感にかられて行動を始めるのだけど、酷評については「気がはれた」からか、もう何も言わない。
2017-02-03 19:46:176.でラスト、母親が剣のガンが無くなっていることを父に伝えているのを危機、自分の行為が成功したことを喜んでいる。母「また悪口をかかれるわよ」父「ばかいえ!そのうち、あいつにもけないしょうのないすばらしい絵をかいてみせるさ」を聞いているのかは不明。
2017-02-03 19:46:33創作と批評についての藤子先生の意見はあの有名なページで大勢の人に絶賛されているけど、魔美は酷評について意趣返しをしたことは反省してないぞ?
2017-02-03 19:43:57もしお父さんがさ、魔美の超能力はともかくとして、やったことを知って「天ばつよ!」なんて言っているのを思い出したら、褒めるわけはない、どう叱るか?
2017-02-03 19:46:47読者は藤子先生の姿勢を絶賛するのはいいんだけど、魔美の行為を魔美の立場になって「けっきょくきょう一日、わたしはなにをしてたのじゃ」を共感できるのか、読者の立場で「魔美よ、それはダメだろ」と否定するのかでなければ、この話は完全にフィクションというか、他人事の話で終わりなんだよ。
2017-02-03 19:47:06