見直すべきは，「噴火速報」の運用ではなく，「噴火警戒レベル」のシステムそのもの

Ryusuke IMURA @tigers_1964

まあ，噴火速報が出なくても，噴火警戒レベルが上がれば，全国放送だ． 噴火速報「桜島基準」に　鹿児島観光の風評被害防げ　気象台　噴石２キロ内なら出さず nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/… #西日本新聞

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桜島の噴火警戒レベルは，レベル2では火口から1km，レベル3では火口から2kmが「噴石飛散」の警戒範囲． pic.twitter.com/QyzfBZD9sM

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桜島では2015/11/25/11:00にレベルが3から2になった（data.jma.go.jp/svd/vois/data/…）．この時，気象庁が警戒を呼び掛ける範囲は火口から1kmになったが，鹿児島市は（従来通り）火口から2kmの範囲を警戒区域とし，立ち入りを禁止し続けた．

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2016/2/5/18:56に爆発があり，「弾道を描いて飛散する大きな噴石」が1.8km飛んだ（data.jma.go.jp/svd/vois/data/…）．爆発が予測できず，しかもその噴出物が，レベル2の警戒範囲（1km）を超えたので，噴火速報が出て，レベルが3になったことはおかしくない．

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噴火速報が出され，噴火警戒レベルが上がった（噴火警報が出された）のだから，全国放送になってもおかしくなはい．そう，流れ的には何もおかしいことはないのだ．情報の出し方や伝わり方のせいではない．おかしいものがあるとすれば，最初にある噴火警戒レベルそのものだ．

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見直すべきは，「噴火速報」の運用ではなく，「噴火警戒レベル」のシステムそのものだ．

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火山噴火はめったに起こらないから，他火山での事例が重要で，それを生かさない限り，同じことが起こり続ける．新燃岳での失敗をきちんと検証していたら，御嶽山の不幸な出来事は防げたかもしれないとまで思っている．私は，はっきり言って悔しいよ．