【アフ鉄】アフリカの鉄道入門編

アフリカの鉄道 @armyafutetsu

【レザールージュ】 チュニジアのセルジャ渓谷を走る人気観光列車。かつてオスマン帝国時代に高官が使用したアンティークな車両が、乾燥した岩の渓谷を縫うように走る様はまさに絶景。2か所のフォトストップでは乗客が下車して写真を撮ることも可能のようだ。

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【キンバリーのトラム】ダイヤモンド鉱山で有名な南アフリカのキンバリー市街の西側、シティーホールと鉱山博物館の間をトラムが結んでいる。鉱山博物館内には、かつてダイヤの採掘が行われた深さ393m、周囲1.6kmの大穴がポッカリと口を広げている。

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この大穴は、人の手で掘られたものとしては世界最大で、1914年の閉山までに2250万トンの土が掘り出され、2722kgのダイヤが採掘された。なお、この博物館には鉱山機械や機関車なども展示・保存されている。

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【カイロ市電】 エジプトの首都カイロには地下鉄開業以前の1896年から路面電車が運行されている。一時は100km以上の路線網を誇り日本からも多数の車両が輸出されたが、自動車の普及による混雑や地下鉄の拡張などにより路線が縮小。現在はヘリオポリスの路線が残るのみとなった。

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【アレクサンドリア市電】 アレクサンドリア市内を走る路面電車。総延長32kmの市電は20の路線と140の停留所から成り、1863年に開業した。車両は単行から3両編成のものまでさまざまで世界的にも珍しい2階建て車両も走っている。日本の近畿車輌が製造した車両が多数在籍。

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【カイロ地下鉄】 エジプトで首都カイロ市内の交通渋滞を緩和すべく1987年にアフリカ初の地下鉄として開業した。規模は現在(2012年)3路線にまで拡大しており、新線の計画もなされている。開業にあたっては仏国と日本の技術や車両が導入された。

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【メトロレール】 プレトリアやヨハネスブルク、ケープなどの大都市圏に展開する都市電車網である。1990年代初頭より整備され、その規模はアフリカ最大を誇る。観光客にも利用されるが、ヨハネスブルクなど治安の悪い地域の路線では犯罪の多発が問題となっている。

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【タンザン鉄道】 ザンビアのカピリムポシとタンザニアのダルエスサラームを繋ぐ路線。カッパーベルトで産出された銅鉱石をダルエスサラーム港まで輸送するために中国主導の下、現地人約3万と中国人約2万人の手で建設された(〜1976)。旅客列車はバックパッカーによく知られた存在である。

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【OREX】 北ケープのSishen鉄山と西ケープのSaldanha港の間861kmを結ぶ貨物専用線はOREXと呼ばれる。350両近く(約4万t)にもなる長大な貨物列車を8両程の電気機関車が牽引する。1976年開業、軌間は日本と同じ1067mmで、トランスネットが運行する。

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【モーリタニア鉄道】 モーリタニアは独立後、ヨーロッパ資本により、ズエラットの鉄鉱山とヌアティブの港を結ぶ鉄道が建設された。対砂漠用の重装備を背負った機関車が、全長2.5キロにもなる貨物列車を牽いて砂漠を駆ける。最後尾には客車が連結されているが、貨車に便乗する者も多い。