- K_misa_maguro
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カンニング報道といい、メガネ王関連のネット情報配信といい、かなりげんなりする。いずれにもそれ相応の社会的な判断と対応が行われるような、まっとうな社会じゃ、いまはないんだろうなぁ。というか……
2011-03-04 01:44:46なんでもミステリにたとえるのはあれだけど、名探偵が犯人を断定するときは、それ相応の根拠があってしかるべきなのだけれど、「それ相応の根拠」が真実かどうか判定するのは難しい。この問題をクリアにする方法がふたつあります。
2011-03-04 02:16:40ひとつは、真実とわかるまで行動しないこと。ただ、これは問題をクリアにするというよりは、問題が問題とならないように繰り延べしているだけでしかない。
2011-03-04 02:18:48もうひとつは、根拠など無視して行動してしまうこと。ただし、これは問題を解決する可能性がある一方で、さらなる悪条件にランクアップさせてしまう可能性もある。
2011-03-04 02:20:25実際、それらは極端な設定、一種の思考実験的な発想でしかなく、僕たちはある程度の判断をして、行動したり立ち止まったりする。のだが、その判断の程度差が、メディア、状況、世代などでずいぶんと開いているのが現在の状況だろう。
2011-03-04 02:24:14ある意味で、そうした極端な思考実験を続けてきたのが新本格の作品群だったわけですが、どうしてそうした極端な思考実験が持てはやされていたのかをしばしば考えるわけです。
2011-03-04 02:27:25それが名探偵の駆使する「レトリック」の難しさの理由であり、「本格」が書きにくくなっている状況ということだと思います。 QT @tsuruba //その判断の程度差が、メディア、状況、世代などでずいぶんと開いているのが現在の状況だろう。
2011-03-04 02:28:55@tsuruba 裏を返せば、「極端」なほうがインパクトゆえに「説得力」を持ってしまいやすいという部分があったんじゃ? それは「新本格」の無視できない一面だと思います。
2011-03-04 02:30:35@toru_hikawa 僕もその一面は確実にその通りかと思います。ただ、その極端さが今、インパクトのある説得力として機能しないのか。そこを考えていたりします。
2011-03-04 02:33:32@toru_hikawa そうだと思います……ただ、僕はだからこそ「名探偵」というキャラクター、「推理をする」人間が気になって仕方がないのです。
2011-03-04 02:35:43@tsuruba あ、なるほど。その文脈はまほろ論につながったりしませんかね? まほろさんの「極端」さは基本的にこれまで(「新本格」のなかでは)なかったタイプのものだと思いますし。
2011-03-04 02:37:26それはぼくにとっても永遠のテーマです(笑)。 QT @tsuruba //僕はだからこそ「名探偵」というキャラクター、「推理をする」人間が気になって仕方がないのです。
2011-03-04 02:39:39@toru_hikawa たぶん、簡単に新しい発想は思いつかないでしょうから、そういう方向になるとは思います。というか、前々からそういう意味で僕は古野まほろという作家を評価しているんだと思います。(さっきのツイートもセカイ系と決断主義とロゴスコードのパッチワークですし)
2011-03-04 02:39:39謎を自己と区別した対象として分析するというのは、私の思う探偵とは少し違う。むしろ、謎を自己の内部に取り込み、向き合うのが探偵だと思う。典型例とはブラウン神父ですかね。
2011-03-04 02:42:50対象を自己と結びつけようとしないのは客観性という思想に縛られすぎているんじゃないか。一見、客観的であることで深い分析ができているようで、その実、表層をさらう程度しかできていなかったりする。
2011-03-04 02:45:20つるつるも今名探偵話術じゃね? RT @tsuruba: 誰もいわないというか、聞いたことがないのでいうけれど、池上彰さんの語り方って「名探偵」そのものじゃないですか。
2011-03-04 02:52:27慧眼。「池上彰が今回の密室殺人の真相をわかりやすく解説!」とか浮かぶなぁ。絶対現場の模型を用意してる。 RT @tsuruba: 誰もいわないというか、聞いたことがないのでいうけれど、池上彰さんの語り方って「名探偵」そのものじゃないですか。
2011-03-04 02:56:51「@1sky1destiny さんは、いま、とてもいいことをいいましたね~」 RT @1sky1destiny つるつるも今名探偵話術じゃね?
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