【大推力は】アフターバーナーで見るジェットエンジンの進化【正義】

馬力がデカけりゃ色々できる
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はるねー @har_u

アフターバーナ。アフターバーナというかジェットエンジンはWW2より以前に考案され実際に戦争に間に合ったのはほんの一部。実際のジェット時代は朝鮮戦争からだけどアフターバーナの理論はかなり前から知られておりWW2にも研究はされている。戦後US2637972等特許が次々に。 pic.twitter.com/qN2ODh8Pcj

2017-02-12 19:15:45
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はるねー @har_u

所謂アニュラー型とクラムシェルノズルが初期のアフターバーナの基本的な構成でありJ47、TR-1等を使用した実験的な模索の時代であった。我が国でもJ3を用いてアフターバーナの研究を行ったとの報告もある。

2017-02-12 19:17:14
はるねー @har_u

ジェット戦闘機はより高速が求められた結果、アフターバーナの研究は着々と進み傑作エンジンJ79にたどり着く。ここではノズルはエジェクターノズル、アフターバーナはスクープか多段アニュラス型に進化した

2017-02-12 19:19:11
はるねー @har_u

時代は進みエンジンはターボファン化する。ここではアフターバーナの推力ジャンプ等の対策の研究が行われたことと、バイパス流の効率的な燃料、燃焼安定性、一方では流体損失を減少させるためのラジアル方向へ進化した。その結果、生まれたエンジンがF100、F110、RD-33あたりの第2世代

2017-02-12 19:23:00
はるねー @har_u

時代は進み、軽量化とより効率的な作動が求められる。アフターバーナはタービンから出た高速の気流を減速させて作動させるため流体的な損失が必ず発生する。そのため、円周方向にあったフレームを除外し流体的な損失と重量を低減させた。燃焼安定性の高度な制御が必要。M88、EJ200あたり。

2017-02-12 19:26:45
はるねー @har_u

時代は進む。「ステルス」の登場である。ステルス能力を有し、かつ戦闘行動するF-22が産まれる。このエンジンF119は流体的な利点を有しつつかつ、後方からの探知を妨害するためにタービンを隠すことにした。タービンが直視できないエンジンが登場。第3.5世代のアフターバーナ。

2017-02-12 19:29:02
はるねー @har_u

そして、現代。機体性能に関してはF-22よりも劣ると言われたF-35はそのエンジンF135でついに流体的損失を極限することに成功する。フレームホルダを廃したのである。アフターバーナの概念が生まれて以降、初めて実用化した方式である。第4世代アフターバーナの登場。すっごーい!

2017-02-12 19:32:51
はるねー @har_u

アフターバーナの進化の歴史をよく知られたエンジンでまとめるとこう。個人的に分類してるだけで意味はない。 pic.twitter.com/AeFWdmY8OY

2017-02-12 19:34:13
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はるねー @har_u

ロシアと中国の第5世代機は機体もエンジンもまだぽこぽこ変わっているので量産機種の細部は不明だけどアフターバーナに関してはF100レベルだな。 pic.twitter.com/Q5fB0DskKh

2017-02-12 19:35:17
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はるねー @har_u

機体から見ると今後はステルスとどう向き合うかである。AAMからから逃げるには航続的には機体側が圧倒的に有利であるがミサイルも頭良くなっている。後方ステルスにより残存性が高まるのは事実。

2017-02-12 19:47:13
はるねー @har_u

第6世代機体で言われる探知統合とライトウェポンの前にはステルスなど無意味という議論は「将来は電気自動車になるんだからガソリン車の研究はやめよう」というのと同じ。。。

2017-02-12 19:50:26
はるねー @har_u

まぁ、同じ型式でもF100みたいなベストセラーはアフターバーナもちょっとかわってるけど一例ということで。機体やアビオの方がむっちょかわってる

2017-02-12 20:13:48
sa @sa_tsuklog

@har_u EJ200やF119では放射状に生えてる柱みたいなのがフレームホルダなんです?

2017-02-12 20:14:09
はるねー @har_u

@sa_tsuklog ですです。圧損は減るんですが第2世代に比べクロスセクション等の減速再循環が小さくなって保炎技術がカギになりまふ

2017-02-12 20:30:08
sa @sa_tsuklog

@har_u なるほどです。F-135は見えてる部分ってなんなんでしょう。ぱっとみタービンっぽくも見えますが。

2017-02-12 21:46:22
はるねー @har_u

@sa_tsuklog こんなアス比がでかいタービンはありませぬのでおそらくアフターバーナの燃料噴射弁、と燃焼器と旋回成分を除去する整流板が統合したものです。

2017-02-12 21:51:22
sa @sa_tsuklog

@har_u 色んな機能を担ってる部品なのですね。これってRCS的にはどうなんでしょう?ファンブレードがRCSでかい原理からすると、似たような形に見えるのでRCS大きそうですが。

2017-02-12 21:58:54
はるねー @har_u

@sa_tsuklog ファンのレーダーブロッカと同じで効果はあるとされてます。IRでもホットセクションが直視できないので見にくいですし。ヘリエンジンのIRSと同じですね

2017-02-12 22:04:19
いなんず @inanzu

@har_u 燃焼速度が従来の燃料と変わらないのにフレームホルダがない、とは?

2017-02-12 22:07:03
はるねー @har_u

@inanzu 旋回成分をうまくつかってるか、整流部がけっこうなディフューザになってるか、燃料の噴き方がこれまでとまったく違う方式のどれか

2017-02-12 22:08:27
sa @sa_tsuklog

@har_u こんな形でもレーダーブロッカとしても使えるんですね。しかもIR対策にもなってるとか半端ない。

2017-02-12 22:11:34
はるねー @har_u

@sa_tsuklog 入口だと温度も楽でいろんな周波数帯のRAMも使えるんですけどね。後方に限って言えば残存性ということでミサイルの周波数だけでいいような気もします。 pic.twitter.com/BNFUWDqFGZ

2017-02-12 22:14:23
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はるねー @har_u

いろんなレーダーブロッカの研究例。機体にとっては良いことはひとつもない。ステルスが悪い。 pic.twitter.com/g3GMU2C7TV

2017-02-12 22:15:41
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三毛公爵 @mikekousyaku

@har_u 電波の反射率ってことですかね。むしろ、旋回航行によるドップラー成分の除去の方が厳しいのではないかと思うのですが、バランスですかね。

2017-02-12 22:21:21
はるねー @har_u

@mikekousyaku S,L,XとかいろいろあってRAMと並行して対処する。キャビティ内に入ってくる短いやつはぼっこし反射する

2017-02-12 22:23:04