アスカネット福田社長の講演「我が社の経営～株式公開の軌跡～」開始

かとずみ @kt2m

アスカネット福田社長の講演「我が社の経営～株式公開の軌跡～」開始　RT @hidame: 広島インディペンデンツクラブ発足会なう。 #hiroshimaIDP

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福田：昔から無線とかのおたくだった。中学のときにTVの民放が始まり追加チューナアンテナが必要という話をきっかけにTVを分解してみた。チューナーのコイルとコンデンサをいじると追加チューナなしで映ることを知り、近所に中学生がてらに営業し儲かった（笑）　 #hiroshimaIDP

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福田：人の知らない技術を知ってても黙って座ってるとタダのおたくだが、動いて営業すると儲かると知った。 #hiroshimaIDP

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福田：文化服装学院ファッションデザイン科に進んだ。卒業制作は次点。トップのヤツは万人が認める天才だったから仕方なかった（笑）。ファッションが拡がっていない時代背景もあり、卒業と同時に縫製工場のひとが「お前社長やれ」と出資してくれた。 #hiroshimaIDP

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福田：売れた。儲かった。そこで学んだのは、「いいとこ取りをすれば売れる」。独創的なデザインは無理だがこれならできた。飛ぶように売れた。だがすぐに競合が現れた。70年代初期「マンションメーカー」と呼ばれたあの流れはITの起業ブームに通じる。 #hiroshimaIDP

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福田：売りに行く必要すらない時代だった。バイヤーがトラックを工場に横付けして出荷を待っていたほど。そこに競合が雨後の筍のように現れ、突然しんどくなった。在庫の山。キャッシュフローなどよく知らなかった。弁護士が「債権者会議をやりましょう」と来た #hiroshimaIDP

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福田：遊んではいたがまっとうにやっていたので、普通に債権者会議をやって会社を解散した。銀行取引がなかったのは幸いだった。「もう二度と在庫を抱える仕事はしない」と誓って広島の実家に戻った #hiroshimaIDP

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福田：そこで何をやろうかと考え、写真屋を選んだ。ふつうの写真なら皆がやっているので、「日本一上手な遺影写真屋になろう」と決め、2-3ヶ月暗室にこもって技術を磨いた。おたくだからすぐ上手くなった。広島市内の葬儀社に営業し客を取った #hiroshimaIDP

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福田：葬儀社が悩んでいたのは配達だった。自分は「私が行きます。祭壇に飾るまでやります。電話一本だけです」と営業し、葬儀社の圧倒的な支持を得た。 #hiroshimaIDP

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福田：どこで何に気づくかがポイントだと思う。おかげさまで現在、日本中の遺影写真の3割（30万件）を当社が加工しているが、その原点は、インターネット回線を利用し、葬儀社にスキャナとPCを置いてリモート操作する着想ができたから。 #hiroshimaIDP

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福田：葬儀社がPC操作できなくても良い仕組み。競合先も出てきたが、スタート時点から競合対策も考えてきた。ひとつは価格。便利だから高くても良いとも言われたが、普及のために安さを最初から目指した。 #hiroshimaIDP

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福田：人が面倒に思うことを引き受けると儲かる。そのことに、やりながら気づいた。高校の時の皿洗いバイトのときにも「どうしたら素早く洗えるか」を研究した（笑）。物凄く早く出来るようになる。同じことをずっと訓練するとできるようになる。当社のオペレータもそう。 #hiroshimaIDP

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福田：結局遺影写真ビジネスは「インターネット技術の活用」と「訓練」が儲けの源泉。キャッシュフローは物凄く良く、安定する。 #hiroshimaIDP

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福田：カラオケで第一興商がひとり勝ちしている理由は「サポート部隊」と聞いた。壊れたときの対応の素晴らしさ。これを見習い、当社は最初から「3時間以内に必ず直しに行く」と標榜した。当初は広島から「いってきまーす」と名古屋や鹿児島までクルマで。 #hiroshimaIDP

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福田：競合は凄い大手も来た。が、彼らは土日休み（笑）だから楽勝。他社ベンチャーが安さで来たこともあったが、サポートの違いですぐに排除できた。 #hiroshimaIDP

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福田：利益が年1億くらい安定して出てくるようになって、上場の話がVCから来た。本屋に行って勉強したところ、どうやら悪い話でなさそうと感じた。新しいビジネスを展開して世に問う・世の中に見てもらうにも有効と知り、上場を目指すことにした。 #hiroshimaIDP

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福田：遺影写真だけで上場する話も出たが、将来大きく花開くビジネスとして従来から手がけようとしていた結婚式写真集事業が浮上。オフセット印刷レベルの写真集を作れれば花嫁さんは喜ぶはず。でも当時、どこに聞いても「非常識」と言われた #hiroshimaIDP

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福田：できない理由は100以上もあった。いろいろ外注して解決しようとしたがダメだった。印刷、ラミネート加工、製本。どれも、1点もの印刷に対応できるところはなかった。自前で作るしかなかった。

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福田：デジタル印刷機の技術も出てきたので、自前で作った。当初は赤字だったが、遺影写真の儲けが使えたのは幸運だった。5年くらいで形になった途端、プロのカメラマンが飛びついた。米国の見本市に出展したら黒山の人だかり。 #hiroshimaIDP

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福田：米国は公平な国。当社のようなベンチャーのものでも、良いモノと見れば大手もプロも我先に飛びつく。粗悪品の競合もあるが、当社の印刷品質は出せない。日本人ならではのこだわりもウケた。公平な合い見積もり検討で次々に顧客を獲得できた #hiroshimaIDP

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福田：新しいことをしようとすると、できない理由は何にしてもいくらでも出てくる。リスクも山ほどある。多くの船頭で会議をすると「やらない」という結論になることが多い。それだけは避けねばならない。特に成功は、自ら壊さねばならない。 #hiroshimaIDP

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福田：『イノベーションのジレンマ』から「ガス灯会社の話」紹介。うちの社内でもちょっとだけ、先日これが起きかけた。モノができ人気があるうちに自らそれを否定して次に向かわないと、手遅れ。 #hiroshimaIDP

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福田：社内で自分は、あまり命令や指示をしない。「こうしたほうが良い」と思ったら、誘導尋問して社員自身に気づかせる。「いいね、それやってよ」と言ったら、必ずやってくれる。自分が気づいて自分で言ったことだから。これからもそういう社長でありたい。 #hiroshimaIDP

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福田社長のお話終了。うわ、tsudaるのって難しい。すっごくいい話だったのに欠落が多くてごめんなさい。 #hiroshimaIDP

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広島ベンチャーキャピタル合谷社長：最近ベンチャーキャピタルは「漬物屋」といわれるほど塩漬け株ばかりだが、おかげさまで当社は「八百屋」レベルで、今日パネルに並ぶデジタライズさんのような新鮮な銘柄を保有している（笑） #hiroshimaIDP