皆川ゆか先生の「リングにかけろは「化ける」作品」
天才とか才能とかについて考えていたら、『リングにかけろ!』のことを思い出した。一部の人たちはよく知っているように、わたしはリンかけがたまらなく好きである。善良な主人公、天才のライバル、双子の兄、ライバルたちとの友情、理屈があるようでいて、実はまったくトンチキな必殺技、>続
2011-03-05 04:14:37承前2>そして、何よりも素晴らしいのは、彼らがやっていることがボクシングだということ。しかも、最初はいちおう、普通のボクシングなのだ。それが、アポロエクササイザーのあたりから、なんか変だと思い始め(いや、第1話の「テリブル東京!」あたりからちょっと違うけど)、支那虎の腕の話で>続
2011-03-05 04:19:26承前3>いや、待て待てという気持ちになって、日米決戦である。斧でざっくりも驚いたけど、ブーメランフックがコークスクリューだったっていうのにびっくり。そして、影道篇で、バカな子供だったわたしは普通に影道の設定信じたよ! ……カイザーナックルで電柱が倒れたときも普通に>続
2011-03-05 04:23:55承前4>「カッコイイ」とか思って読んでた。ただ、このあたりから、この漫画はもう異世界に足を踏み入れてるわけで、現実にありながら現実から乖離していく感じがたまらなく愉しかった。そうこうしているうちに世界大会が始まって、星雲賞にノミネート。SFになっちゃったよ!>続
2011-03-05 04:27:45@minakawayuka カイザーナックルの話を父にして、「それはメリケンサックじゃないか?」と言われた時の微妙な感じを思い出しました(笑)
2011-03-05 04:26:24@fujitsuryota メリケンサックだったものが、後付でカイザーナックルになっちゃうあたりが絶妙なんですよ〜〜 対になってて呼び合うとか、地鳴りが起こるとか、もう、絶対、最初から考えてたら出ないです。
2011-03-05 04:29:20@fujitsuryota 何故、ギリシア神話でカイザー(皇帝、カエサルどちらであれ)なのか、長年の謎ではありました。
2011-03-05 04:32:23@Molice そこはいっちゃダメー(笑)ってとこですよね。でもはったりの利き具合はハンパない感じがします。
2011-03-05 04:34:59承前5>リンかけは現実の枠の中でエスカレートしていくうちに、ファンタジーになるところがたまらなく好きなのだ。そして、それが主人公の高嶺竜児という「凡人」が物語の最後の段階で実は「天才」だったという構成を納得させてくれることにも繋がっている。わたしとしては高嶺竜児は>続
2011-03-05 04:35:25承前6>「実は天才だった」のではなく、「天才になった」という形で見ている。リンかけは「化ける」作品だと思う。だから、たまらなく好き。
2011-03-05 04:38:37@akiman7 ちょうどあきまんさん、きっと好きだろうなぁと思っていたところでした!
2011-03-05 04:36:24ついでにいうのならパワーリスト買いましたよ!! RT @fujitsuryota: @akiman7 ちょうどあきまんさん、きっと好きだろうなぁと思っていたところでした!
2011-03-05 04:38:35@akiman7 竜児がはずしたパワーリストの重りを誰か(石松?)が持って、重っ!ってなるところインパクトありましたよね~。
2011-03-05 04:40:39そう考えると高嶺竜児というネーミングもはまっているなぁ。ほぼ初読しかしていない(当時友達の家にいってコミックスがある分は何回か読んだが)のに、それでも名場面を覚えているというのは、すごいことだ。
2011-03-05 04:42:18@fujitsuryota 車田先生は幕末好きなので、高杉と竜馬から採った可能性なども考えてしまいます。菊がかなり坂本乙女の投影ですし、作品全体のテーマが高杉の辞世句なので >竜児
2011-03-05 04:47:48@hitofuku おお、そうなんですね。そういわれると納得ですねー。特に乙女姉さんというのは膝ポンです。個人的には、豚児という言い回しがあるところに竜児で、さらに竜といえば鯉が登竜門をくぐって竜になるわけで、皆河さんのtweetといい具合に呼応しているなと思ったのでした。
2011-03-05 04:52:57@fujitsuryota 勿論鯉が龍へは有ると思います。だから最後の技がアッパーで天へ翔けるというのも秀逸です。と、今書いてみて気が付きましたが「かけろ」は「賭けろ」だけでなく「翔けろ」も含まれるかもです。あと竜児と剣崎の構図はマヤと亜弓の応用なので、竜児は天才で当然です
2011-03-05 05:03:44@akiman7 カイザーナックルの逸話をゼウスが語るときの絵がかっちょいいんですよねー
2011-03-05 04:39:27総帥が太陽の塔に叩きつけられた後、リングに戻ってきて何事もなかったかのように新パンチの誕生を讃えて帰って行くところも好き。総帥、格好良すぎ。事実上、負けなしだし。
2011-03-05 04:41:15リンかけは星雲賞こそ逃しましたが、あれがSF漫画部門にノミネートされてしまうことが素敵です。
2011-03-05 04:44:55世界大会が終わったとき、連載の次のページで「次週! 何かが始まる」みたいなアオリを読んだとき、ほんとに何が起こるのかとドキドキしましたよ。それで、十二神……
2011-03-05 04:47:24かといって、あれがほんとに「神」が出てきちゃいけなくて、「神の名前を持つ人間」で「超能力かもしれない」技を繰り出すというあたりがよい。その微妙なバランスが、許せない人には許せないかもしれないんだけど、わたしとしてはOKなのだ。
2011-03-05 04:52:41