美術品の経済価値を語る

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伝左衛門 @yumiharizuki12

元々、美術品・骨董の価値はバブル、と思ってるのだがw 【衝撃事件の核心】「中国の土産物屋で数千円レベル」なんでも鑑定団〝国宝級茶碗〟騒動余波 a.msn.com/01/ja-jp/AAmZ7…

2017-02-16 09:32:34
Mstn @ ドコモロ座の座長 @SatoshiMasutani

日本国内に曜変天目茶碗自体があまりないし、持ち主もおいそれと見せてくれないので、中島誠之助といえども、類似の茶碗が本物かどうか鑑定できないと思うのですよ。中島氏を含めて、それだけの場数を踏んだ人は日本にいないでしょう。 @yumiharizuki12

2017-02-16 09:38:52
伝左衛門 @yumiharizuki12

この記事に書いてあることは要するに、「本物の国宝級茶碗ならサザビーズに出せば10億円以上の値段が付くはず。にもかかわらず鑑定額が2500万円というのは安すぎる。だからおかしい。ということで偽物と判断される」。

2017-02-16 09:40:41
伝左衛門 @yumiharizuki12

骨董の相場を知ってるはずの中島誠之助が2500万円という中途半端な鑑定額を出したのは謎である。大河ドラマ「黄金の日々」最大の見せ場が、呂宋助左衛門がフィリピンの安物の壺をまとめて仕入れ、それに千利休に破格の鑑定額を付けてもらって大名に売りさばく場面。元々、そういう職業だと思う。

2017-02-16 09:49:35
伝左衛門 @yumiharizuki12

そもそも美術品・骨董のファンダメンタル価値はいくらだろうか。例えばルーブル美術館の年間入場料収入を適当なレートで割り引いて算出した現在価値? もちろん、入場料収入を最大化する入場料設定になってないから、最大割引率1%まで認めても、割引現在価値は市場価格に比べて安すぎる。

2017-02-16 09:58:34
伝左衛門 @yumiharizuki12

つまり美術品・骨董の価値の大半はファンダメンタルズでは説明できず、そういう値段で取引されるとみんなが信じているからそれが価値、という自己言及的構造がある。お茶ではなく10億円を入れて運ぶ器とみんなが信じてるから10億円の価値があるだけ。元々、経済というのはバブルでできているのだw

2017-02-16 10:27:15
伝左衛門 @yumiharizuki12

諸外国の国立文化施設の概要。文化庁。 bunka.go.jp/seisaku/bunkas…

2017-02-16 14:28:19
伝左衛門 @yumiharizuki12

ルーブル美術館の自己収入は年間144億円。これを美術作品から社会が受け取る効用の経済評価と考え、割引率1%で割り引いて現在価値は1兆4千400億円。ルーブル美術館の所蔵点数は35万点。 pic.twitter.com/Ddhl2N9IKE

2017-02-16 15:46:24
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伝左衛門 @yumiharizuki12

美術品の価格は指数分布するとして、例えば1点10億円以上する作品がルーブル美術館にどれだけあるかを知れば平均価格および時価総額が推定できる。これと上記の割引現在価値の差がバブル、と一応言えそう。

2017-02-16 15:48:44
伝左衛門 @yumiharizuki12

例えばフェルメール「真珠の耳飾りの少女」は時価100億円以上とされる。これがナンバーワン人気作で最高価格だろう。ルーブル美術館にはフェルメールが3点ある。それほど人気作でもないから一点50億円として150億円。その他最近の取引事例からルーブルの主要作品の時価を推定していけばよい。

2017-02-16 15:53:41
伝左衛門 @yumiharizuki12

何と、日本人が所有し国立西洋美術館に展示されてるフェルメールが1点あるのね! しかし全然フェルメールっぽくないし、別人の作という説もあるので、安かったと思われる。ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95…

2017-02-16 15:57:08
伝左衛門 @yumiharizuki12

一度公的美術館に入ると、二度と市場に出回ることはないと思われる。逆に言えば、公的美術館の存在が、私的所有されてる美術品・骨董品の希少性を高め価格を吊り上げ、事実上「お金の乗り物」(価値貯蔵手段)にしているのではなかろうか。公的美術館が所蔵品を放出すれば相場急落は避けられまい。

2017-02-16 16:06:47