これからは社会が、「AIでどこまで行けるんだ?」と興味を示してくるわけです。「医者に高い給料払わなくてもいいんじゃ?」「いちいち病院通わなくてもいける?」こういう社会の期待に対し、「内科は専門技術だから」という姿勢を崩さず、AIに消極的だとどうなるか?
2017-02-21 10:52:12「医者は自分の仕事をAIにとられるのが怖くて、アナログにこだわっている。」となるわけです。既得権益の亡者みたいに思われる。病理医は、一刻もはやくデジタル化を推進して、AI医療の矢面でばんばん診療をかえていくべきでしょう。「PCモニタは信用できない、顕微鏡最高」じゃねんじゃ
2017-02-21 10:53:37このパラダイムシフトはいずれ臨床医を包み込みます。「臨床医の技術はコンピュータには真似できない」と発言する事自体が社会的には小さなリスクとなるのではないか、とまで考えています。どんどん取り入れるべきです。仮にそれによって、自分たちの地位がおびやかされるとしてもです
2017-02-21 10:54:34AIが今のところ苦手としているのは「説得力」という分野です。ビッグデータからディープラーニングの末にはじき出された結果は、途中のプロセスがまったくわかりません。プロセスのわからない結論には信じられないミスがある、というのは統計学でよく知られた話です
2017-02-21 10:55:35「赤ワインが体にいいことを調べようと思って2000人くらいの統計をとったらやっぱり体によかった」みたいな統計で、初期入力データとして「家が金持ちかどうか」を入力しなかったためにバイアスがかかった、みたいな話もありました。「推論の仮定」をすっとばした統計解析は危険ですよね。
2017-02-21 10:56:36だから、AIを使う際には、過渡期として「なぜその結果が導き出されたのか」というストーリーを追っていく人が必要となります。機序(きじょ)をきちんと考えようということです。これはまあ、医者というか、学者の仕事です。あれ? 医者は高給取りですけど、学者は低賃金でしたよね?
2017-02-21 10:57:41ストーリーを追う仕事というのはそのままいろいろな方向に結びつきます。 ・患者さんへの説明に ・医療者同士の診断手法の確認に ・研究のテーマとなる だから、これは当分やっていきますよ。でもねえ。あのねえ。
2017-02-21 10:58:35それが、「医者の仕事はなくならない」という結論に結びつくんだとしたら、それはちょっと頭おはなばたけですよ。 なんでそのストーリーを語る仕事が高給とれるって話になるの? 意味がわからん ストーリー語るのは病理の大得意だよ だったら俺らの給料とっくにあがってるわ
2017-02-21 11:00:32患者さんによりそうなら看護師だって得意だよ でも看護師さんの給料なんて医者ほど高くないじゃん 人と話すことが大切だけど、高学歴である必要ないです。高学歴じゃないと診療の落とし穴にはまる? それAIが一番得意なところよ AIが苦手なストーリー検証? それ給料の安い学者の仕事だよ
2017-02-21 11:01:41内科医も外科医も関係ないんですよ。いずれ医者という存在自体が問われるって話ですよ。「20年は変わらんから俺は関係ないな」それ今20代の医学生の前で言えるってんなら脳内おはなばたけどころか腸内フローラですわ 未来の医療の話をしているんだ
2017-02-21 11:02:35AIによって、ぼくらがアイデンティティとしている病理診断という仕事の大半が取って代わられる、そういう未来でぼくがなお、「病理医として、今まで誰もやってなかった高度な職務を担いたい」と言えれば、今後若い医師の卵が病理医を目指すと思うんで、病理学会のフォーラムまでに続きを考えときます
2017-02-21 13:14:28逆にいうと、ぼくみたいな市中病院でごりごり病理診断してる常勤病理医があと2か月で「明るい未来」を描けないなら、この仕事、少なくとも医学生にとって夢なんてない、ってことだと思うんで、ちょっと待っててください /) /) ( 'ㅅ') そういうのが 好きだろうが
2017-02-21 13:15:50ふわああぁ!いらっしゃぁい!よぉこそぉ↑病理診断科へ~!どうぞどうぞ!ゆっぐりしてってぇ!いやま゛っ↓てたよぉ!やっと研修医が来てくれたゆぉ!嬉しいなあ!ねえなんにぃ検鏡するぅ、色々あるよぉ、これね、HE染色って言うんだってぇド↓クタに教えてもらったンの!ここから免疫染色が出るか
2017-02-21 12:26:39