創作荘チャットTRPG『ソーセージ・ケイブ』、シナリオ３『湖畔の暴君』その４・その５

ぞろ目の八ことマスケッター（旧1d6） @hm1d6

#創作荘チャットTRPG　『ソーセージ・ケイブ』シナリオ３『湖畔の暴君』その４・その５ １　一行はドアのある広場を後にして、更に探索を進めます。すると、とある広場でオーケストラに出くわしました。楽器を演奏するのはニンジンやシダと言った植物で、指揮者は小さなトネリコです。　２へ

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２　と、そこへ、突然巨大な兎が現れました。人間の大人の三倍はあり、赤、青、黄の三つの首を持っています。植物オーケストラは散り散りに逃げ、一人トネリコだけが頭を抱えました。兎はトネリコには大した関心を払わず、一行を見ると舌なめずりします。魔女リリィは、魔法でトネリコと　３へ

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３　会話し、それが兎の怪(かい)なる嫌われ者の怪物だと教えてくれました。兎の怪は、トネリコには大した関心がなく、一行を見ると舌なめずりします。一行は隠れ場所を探しますが、そんな都合の良いものはなく、戦闘に移ります。兎の怪は赤、青、黄の三つの首を持っています。　４へ

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４　赤は熱気を、青は冷気を放って追加ダメージを与える難物です(黄は物理のみ)。リリィのショックエネルギーと、ニコラの弓で少なくないダメージを受けましたが、近接戦に移りました。苦戦の末、どうにか兎の怪を倒した一行は、戻ってきた植物オーケストラに、お礼としてファンファーレを　５へ

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５　演奏してくれました。一行は大変誇らしい気持ちになり、特別に技能を一つ獲得します。更に、兎の肉を加工して食べたところ、各自が好きな基本能力値を一つ選び、原点を１点増やせる事になりました(特典はこの一回のみ)。大いに満足した一行は、探索を続け、森を分断する川に　６へ

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６　出くわしました。水面からは、三角形の背鰭が幾つも出たり入ったりしています。取り急ぎ、水を補充してから、一行は川を渡る手立てを話し合いました。結論として、イカダを作る事になりますが、リリィと僧侶レモンは短剣を駄目にしてしまいます。ともかく、イカダは完成し、戦士ニコラが　７へ

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７　船頭になって川を渡りました。途中、少し下流に流されたのはご愛嬌です。大した損害もなく川を渡った一行は、しばらく道を進んで、噴水のある広場に行き着きました。そこから更に森の迷路は難解になりますが、一行は忍耐強く調査を進め、次に青銅製の荷車の像がある広場に来ました。　８へ

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８　傍にある石板の古代文字を、リリィが魔法で通訳すると、『簡易葬式場』とあります。それ以上は分からず後回しとなりました。以下、木炭の束を自動販売する魔法の窯(ここで木炭を獲得)や、寄生虫に取りつかれたグールから得たメモ(水場は、噴水から先は森の奥に一つしかない)などを経て、　９へ

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９　遂に一行は巨大な円筒形のタンクを据えた広場に至りました。タンクは分厚いガラス製で、上半分は水らしき液体が、下半分は何故か和服姿に盆を両手で持つ美青年が。タンクには蛇口がついており、鎖でプレートが下げられていました。リリィが、プレートの古代文字を解読すると、　１０へ

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１０　『スロットにガラス玉を入れると、和服イケメンボーイのオズ君がお水を給仕してくれるよ！　ガラス玉は何度でも使えるけど、順番を守ってね』とありました。ああ、創作荘の、否、オズ氏.@soptrd19417428　の恐るべき魔手は、このマリ群島にまで手を伸ばしていたのです！　１１へ

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１１　……えー、オズ氏本人には事前に許可を得ている事を明言致します。念のため。ガラス玉を探すべく、それから先へ進むと、巨大な石板で出入口の一つを封印された広場に来ました。石板は、人間の手足の石像が埋め込まれており、頭と胴体が空っぽになっています。一行は、これも　１２へ

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１２　探索事項に加えました。一行は、そこから移動し、一体の少年の石像(全身像)の周りを踊り続けるオーク達を説得して少年像を入手し、動き回る杭が通せんぼする場所(レモンが何回やっても失敗しましたが、最後は健闘を称えて杭が避けてくれました)を通るなどして、　１３へ

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１３　一本のシュロの木の生えた広場に来ました。そこには、麦わら帽子をかぶって、両手を胸の上で組んだ少女の石像が、木にもたれかかって眠るような格好(実際には、木に負担がないよう台座で固定)で置かれているのに気づきました。レモンが、オーク達から手に入れた少年の石像を真向かいに　１４へ

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１４　置くと、少年像が両手を伸ばして少女像を抱き締め、キスしました。少女像は一回目を開けてから、再び目を閉じて、少年像を抱き返しました。そこで軽やかな鐘の音がして、シュロの木の幹が開き、一個の腕輪が現れます。レモンが、仲間の許可を得て身に付けると、基本能力値の　１５へ

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１５　『魅力』の原点が１上がりました(腕輪を外すと元に戻ります)。この演出は本ゲーム中最も高い評価を一行から得ました。さておき、シュロの広場を出た辺りから、水が不足し始めます。噴水広場を目指しながら、未知の区域を探索する内に、高さ４メートルはあろうかと言う十字架が　１６へ

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１６　一行の目の前に現れました。十字架には、人間の胴体にあたる石像が槍で釘付けになっています。十字架を登ったニコラは、リリィからロープを受け取り、自分の身体を固定して槍を外そうとしました。その直後、十字架は根元が割れて両足になり、他の先端から両手と頭が生まれ、自分から槍を　１７へ

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１７　引き抜きました。胴体の石像はそのまま地面に落ち(壊れてはいません)、十字架の怪物はニコラに槍を……と、言うところで時間です。次のセッションは２月２５日(土)午後十時からです。続きをお楽しみに。