清水富美加さんの件から垣間見えた「日本社会の静かなる変動」
今回の清水富美加さんの件で、改めて日本の変化を実感した。 第一に、流行や騒動は「ネット起点」で起こるということ。恥ずかしながら、今まで私は清水富美加さんを知らなかった。本人のツイッターの書き込みとアカウント消去、この不自然な流れにツイッター炎上。炎上騒動で私は清水富美加を知った。
2017-02-22 12:56:32炎上したことがきっかけで、ネットニュースに次々と記事が投稿され、結果既存のメディア(テレビやラジオ)でも報道された。今までだったら、こういった「芸能事務所」や「宗教」の絡んだ話題は、なかなか既存のメディアでも取り上げられなかった可能性が高い。
2017-02-22 12:59:04第二に、世論も「ネット起点」の「ボトムアップ型」になりうるということ。当初、清水富美加さんを「一方的な悪者」として報道する傾向が既存メディアでは強かったが、ネットでの「批判」が相次ぐ結果、マスコミの論調が変わった。(ネット)世論がマスコミを動かすことで世論に影響を与える時代だ。
2017-02-22 13:03:59第三に、日本人(ネット民)の意識の変化。正直、個人的には清水富美加さんを「一方的に悪」とする論調に当時から反対だったが、同様の意見がこんなにも多いとは思わなかった。一昔前ならば、ネットの「アンチ新興宗教」「正論主義」風潮により、一方的に清水富美加さんが悪者になっていただろう。
2017-02-22 13:11:23こんなにも「レプロ(事務所)アンチ」が発生した理由。それは、清水富美加さんの境遇が人々の共感を得たからだ。「ブラック企業」で「辞められない立場」で「自分の意思に反して」働いており「そこから抜け出したい」と思っている、そんな人が日本社会には多くいて、彼らの共感を得たのだ。
2017-02-22 13:16:19また、今回の件は、日常生活と新興宗教の距離感を変えるかもしれない。既存メディアでは「創価学会」という言葉を口にするのもはばかられる時期が割と最近まであった。今回の件に対し、長井秀和さんなど、自らの信仰についてフランクに話する方がいた。これはオウム真理教の件以来無かった傾向だ。
2017-02-22 13:20:212017年、気づけば初代iPhone発売から10年目になったが、日本はこんなにも変わったのかと、今回の件ではっきりと痛感しました。おしまい。
2017-02-22 13:21:55