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【飯舘村放射能エコロジー研究会 第8回シンポジウム2017】 skazuyoshi.exblog.jp/25202745/ 日時:2月18日(土)13:20~18:00 場所:福島県青少年会館 大研修室(収容人数約200名)
2017-01-22 21:22:36【アーカイブ】iitate-sora.net ① ustream.tv/recorded/10006… ② ustream.tv/recorded/10006… ③ ustream.tv/recorded/10007…
2017-02-18 23:56:30東京大学で2013年まで勤めておりました鈴木と申します。「御用学者ばっかりではない」とさせて頂きたいと思います(◀(笑))
2017-02-19 23:02:28退職後の2013年から、それまでの専門であった魚類の免疫学をいかして、池にいるコイを捕まえて調べる、切り刻んで調べれば放射線の影響がはっきり分かるだろうということで調査を始めたわけです。
2017-02-19 23:04:43飯舘村ではCsに汚染された土壌がいっぱい残っているわけですけども、そういう所に帰るということは一体どういうことなのか、そこに住み続けていた野生生物を調べれば、どういうことが起きるのか、可能性があるのかということが分かるのではないか。 pic.twitter.com/hBlxYURWBe
2017-02-19 23:06:42ということで、いろんな研究者がそれぞれの得意分野で取り組みをしている訳ですけども、1年に1回、京都原子炉実験所に集まって研究会・討論会みたいなものをやっておりますが、
2017-02-19 23:08:49そういう中で議論されている様々な報告とか、或はティモシームソー氏の研究成果それから私の研究成果、12分でなんかとっても無理なんですけども、そういう中からピックアップしてお話ししたいと思います。 pic.twitter.com/yxt51u2vqC
2017-02-19 23:10:19<1について> 鳥の種類数、個体数について。40μSv/h以下で鳥の種類数はこのように減っていきますというのが右上のグラフ。それから鳥の数も減っていますというのが右下のグラフ。ひとつひとつの種類についても、線量が高い程、数が少ない。そういう種類が多い。 pic.twitter.com/UrVNnkYFHF
2017-02-19 23:15:182011年、2012年、2013年とずっと続けているわけですけども、線量と数の減少との関係は、年ごとに明確になっています。
2017-02-19 23:17:33次に。 海岸で調べて、数と種類をずっと調査する。そうすると、原発周辺だけ極端に少ない。種類も数も少ない。この2種類(イボニシ、チジミホラ)は見られない。これは津波の影響だけでは説明がつかない。2012年の調査だけではなくて、その後も続いている。 pic.twitter.com/8yippuxhzp
2017-02-19 23:19:03原発付近では、陸側から汚染物質が流れこんでいて、ゴミみたいなものを集めて測ってみると、Csが検出されるということで、常時そういうものの流れの中で数が少ない、種類が少ないということが起こっているのではないかと思われます。ただし完全には証明はされていない。 pic.twitter.com/MmNmH5AWis
2017-02-19 23:21:30モミの木で調べている。 異常率が原発に近いほど高い、遠くなると減っているというのが右下の棒グラフ。これは放射線の影響としか考えられないのではないか、ということです。 pic.twitter.com/OFXCo9SXUY
2017-02-19 23:26:32それからアブラムシについて。 むしこぶを作る。この中にいるので外敵に襲われることがないから、奇形が生じても生きていける。観察には非常によい。正常なのに比べると、酷いのは尾が2つに分かれちゃうというような奇形が生じている(レベル3)。 pic.twitter.com/igYvZNM2BA
2017-02-19 23:28:45こういう奇形率を観てみると、福島で圧倒的に高いというのが、右側の棒グラフ。しかも酷いレベル3という尻尾が2つに分かれちゃうようなものが福島でよく観られる(赤色の部分)。 pic.twitter.com/hUCoCJRwRg
2017-02-19 23:31:00これは2012年にすごく観られたのですけど、2013年、2014年になってくると回復してきます。 pic.twitter.com/R5xWzw4D0E
2017-02-19 23:33:15おそらく2011年に放射性物質が大量に付着した木の皮に卵を産み付けて、その中で発生が進んだ。そういう小さい時には異常が発生しやすいということで、人間でもよく言われるように、子供達が危険なんだと同じように卵の時期に被曝したことで2012年に年として形態異常がでた。
2017-02-19 23:35:21(今日はここまでにします。) アブラムシについて呟いていて思い出したことは、2011年の夏、蝉の声があまり聞こえなかったのですよね。それにマンションの階段とかには奇形の蝉の死に殻が結構転がっていましたしね。2012年には蝉の声は少し回復したのですけど…。
2017-02-19 23:39:20@fukukittykobe おはようございます。うちは木や竹の異変で手一杯だったので、昆虫や植物の奇形をカウントしなかったのが悔やまれます。確かに2011年、セミの声がするのが遅く、セミの羽根がチリジリになって飛べないセミが沢山いました。花びらもおかしいものが幾つも。
2017-02-20 07:56:08▼続きです
もう一つ。 南の端の琉球大学の大瀧先生が沢山論文を書いていますけど、放射能汚染地帯で、そもそもシジミ蝶は小形だし、目がくぼんでいたり、変な所に触覚が出たりと、いろいろな形態異常が見られた(上の図)。 pic.twitter.com/Tqe8jG9nFt
2017-02-20 22:02:37それと内部被曝の問題がありまして、沖縄の幼虫を福島のカタバミで育てると、異常が発生した。それから遺伝性の問題がありまして、福島で採取した一見正常な親から子供をとって、汚染のないカタバミで育ててもやっぱり異常がいっぱい出た(下の図)。
2017-02-20 22:07:12