老眼を「鍛える」
- ShinShinohara
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老眼が発覚したのは5年前だったろうか。どうせ老眼鏡をつけなきゃいけないのかもしれないが、それまでせいぜい抵抗しようと思い、「実験」してきた。その結果、30センチほど離さないと見えなかったのが10センチほどでも焦点が合うようになってきた。
2017-02-27 17:40:51老眼を「鍛える」方法は簡単。たとえば本を目に思いっきり近づけて、ゆっくりと離し、焦点が合う場所まで遠ざける。また同じことを繰り返す。すると、少しずつ焦点の合う場所が近づいてくる。なぜか分からないが、逆に遠くから近づける動作だと焦点距離は縮まらない。
2017-02-27 17:47:52老眼を「鍛える」際の注意点。目に力を入れない。対象物を遠ざけて行くなかで、自然に焦点が合うのに任せる。焦点を合わせようと無理に目を凝らすと疲れる。肩が凝る。「目は自然に焦点を合わせようとするものだ」と信頼し、ただ間近に近づけては遠ざける作業を繰り返す。すると焦点が近くなる。
2017-02-27 17:51:03「鍛える」ことで気がついたのは、「利き目」が決まっているということ。私の場合、近くを見る際は老眼が進んでいない左目で見ており、右目は「休んでいる」。ちっとも焦点を合わせようとしていない。そこで鍛える場合は左目を手で隠し、右目だけで焦点を合わせる動作を繰り返した。
2017-02-27 17:53:18老眼の進んだ右目でも「鍛える」ことにより、焦点距離がかなり縮まる。ここで左目を隠していた手を下げ、両目で見てみると、目が「慌てている」ことに気がつく。画像がボヤけるのだ。近くを見る際は左目が作動するようになっているので、右目が急速に「サボる」かららしい。
2017-02-27 17:57:50そこでまた老眼の進んだ右目を「鍛える」。焦点距離が近づいたところで再び両目で見る。画像がボヤけて目が「混乱」する。 これを繰り返すと次第に、近いものも両目で見ることを「脳が学習する」らしい。両目で近くを見ても焦点が合うようになる。
2017-02-27 18:08:15ただし老眼が進んだのは事実なようで、右目が近くに焦点を合わせるには時間がかかる。これは目のレンズが固く柔軟性を失っているなっているためらしい。だから焦点を絞る筋肉が少しずつ絞り上げて焦点を合わせていくので、近くを見るには多少の時間がかかることは容認しなければならない。
2017-02-27 18:10:35それでも以前は10センチで焦点が合うなんてあり得なかったのだから、やはり鍛えてみるものだと思う。これを繰り返せば、そのうちレンズの固さを絞りの筋肉の強さが上回ってくれるんじゃないかと期待して、毎日老眼を鍛えている。
2017-02-27 18:12:08老眼を「鍛える」うちに気づいたこと。太陽光と人工光では全然違う。太陽光(ただし直射日光では目がやられるので、窓際の陰くらい)だと、老眼でも焦点を近くに合わせるのは容易い。しかし蛍光灯やLEDでは焦点を合わせづらい。焦点を合わせるのに適した波長が、人工光では欠けているらしい。
2017-02-27 18:15:34もう一つ気がついたこと。タブレットやスマホ、モニターだと老眼でもよく見えること。逆に言えば、デジタル家電を使うと老眼が進みやすいらしい。本のように光が反射するタイプと違い、自ら発光するデジタル家電の場合、焦点の合わせ方が異なるらしい。デジタル家電依存は老眼を進めやすいようだ。
2017-02-27 18:19:12老眼は不可逆的な症状だとされているが、「鍛える」ことである程度もとに戻せるし、進行を遅らせることは可能だと考えるようになった。眼科の研究者の方、ぜひこの辺りをご検討いただき、さらに優れた鍛練法を開発していただきたい。
2017-02-27 18:21:15