【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」01】 第122話です。蔡瑁らにより荊州は曹操に降伏。そのことにより、玄徳がいる新野までの侵攻が思ったよりも早く進んだようです。玄徳のもとに曹軍の第一陣が博望坡に達したとの方が届きます。すぐに守りを固めるんだ、との声があがります。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」02】 そのコマだけ見ると玄徳が言ったようにも見えなくもないですが、その後の孔明のセリフで、「あわてるな、私に考えがある、私の指図通り動くんだ」という命令口調なので、おそらく先の「守り…」は玄徳ではない他の諸将の誰かでしょう。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」03】 孔明は防戦に当って、まず、領民の避難についての指示を出します。領主に従って避難するように高札を掲げさせ、遅れたら曹操によって皆殺しにされると記すように言います。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」04】 曹操が降伏して残った領民まで虐げるかどうかは微妙なところですが、玄徳を慕っている者を放っておくのはどうか、という意見が出たら皆殺しもやむなし、と判断する可能性は否めません。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」05】 領民が避難するかそのまま残るかで迷っている時間はありません。玄徳のことだから、領民を見捨てることは出来ないということであれば、四の五の言わずにさっさと避難行動に移ってもらった方がいいわけです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」06】 避難には河を渡ることになるので、孔明は孫乾に船を用意して難民の渡航の手配をさせます。そして、糜竺に、その難民を樊城に入れるように支持します。とりあえず、領民の対策は以上です。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」07】 続いて孔明、関羽に千騎を率いて、河の上流に潜み、土のうを築いて流れをせき止めるように言います。そして、明日の夜中に下流の様子を聞いて、土のうのせきを切って落とし、激水とともに攻めかかるという、水攻めの策を命じます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」08】 張飛には千騎を引き連れ、白河の渡口（わたし）に兵を伏せ、関羽の兵と共に曹軍の中軍をたたくように言います。 趙雲には三千の兵をあずけ、乾燥した柴、茅などを充分に用意させ、硫黄・火薬を包み、新野城の楼上に積むように言います。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」09】 明日の気象を考えると、おそらく夕方から強い風が吹くであろう、と天気予報。勝ち誇った曹軍は城内になだれ込んでくるから、西・北・南門の三方からいっせいに火をつけろと言います。敵はあわてふためき、残る東門に殺到するはずです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」10】 出てきた兵を趙雲の兵で討ち、ころあいをみて白河の渡口に来て、関羽と張飛の軍と合流して樊城に迎えと、指示を出します。 これにて、孔明の策は以上。早々に行動に移るように促します。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」11】 張飛は本当にあす大風がふくのかな、と関羽に話しかけます。もはや孔明を軽く見ているわけではないですが、明日の天気のことまではっきり言ってのける孔明の言葉に、そこまで言い切れるものなのか、という疑問を持つのは致し方ない所です。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」12】 関羽は、（孔明が言ったとおりにやって大勝した）前の戦いの例もあるので、信じて行動しようと言います。 さて、孔明は糜芳と劉封を呼びます。糜芳は紅、劉封に青い旗を持たせ、何やら耳打ちをします。二人も早速持ち場へと向かいます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」13】 翌日、曹仁の軍が新野城目指して行軍します。孔明の動きを警戒して、偵察隊を放ちます。偵察隊は、玄徳軍の方で何やら旗を振りあって何か合図をしているのを見つけます。すぐに報告に向かう偵察隊。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」14】 それを聞いた曹仁。許褚が自分があたってみましょうと、先行することに。偵察隊の報告があった場所に着くと敵の姿が見えませんが、遠くで旗を降っている者がいるのが見えます。何を連絡しあっているのかわかりませんが、許褚は警戒します。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」15】 許褚は罠を警戒し、部下たちに手出しをしないように言い、曹仁と相談するため戻ります。許褚の話を聞いた曹仁は、剛勇を誇る許褚らしくないと一笑。兵に虚実あり、我々を疑わせるための策に違いないと、ためらわずに攻めるべしと言います。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」16】 曹仁との協議の結果、ためらわず進撃することになった許褚は勇んで出発。しかし、日が沈もうという時間になっても敵との遭遇がありません。そのうち襲ってくるだろうと構える許褚。とうとう夜になってしまいました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」17】 ここまで敵が出てこないとかえって不気味だと、許褚はつぶやきますが、そこに法螺貝の音が。三国志の時代に、戦場で法螺貝が使われていたのかどうかというのについては議論した方がいいと思いますが、ここではボオオ〜と鳴り響きます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」18】 珍しく目を見開いた許褚。その視線の先には、酒盛りをしている劉備と孔明。これを見た許褚は、自分たちがなめられたと一気に攻めかかります。勢い良く断崖を駆け上がる許褚軍。それを見た孔明は合図を送ります。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」19】 崖の上には落石の仕掛けが。許褚らが気づいた時には手遅れで、多くの兵士が岩の下敷きに。それを辛くも抜け出た許褚でしたが、聞こえてくるのはジャーンジャーンの銅鑼の音。すっかり取り囲まれてしまったと悟ります。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」20】 急いで曹仁のところまで引き返す許褚。曹仁に敵に囲まれたことを伝えます。曹仁は鐘太鼓の音だけで敵兵の姿が見えないので、子供だましの小細工だと言い、惑わされずに前進しろと号令します。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」21】 新野城についた曹仁軍。強風が吹き荒れている中、城内がもぬけのカラであることを確認します。どうやら、城を捨てて逃げ出したようです。小細工に乗らなければ孔明とて何もできぬのだ、と曹仁は呵々大笑。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」22】 追撃することを進言した部下もいましたが、曹仁は、兵士達は歩きづめで食事もしていないことから、今夜はここで食事を取らせ、明日から追撃することにします。兵士たちもようやく鍋を囲んで食事タイム。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」23】 曹仁ら幹部連中も城内で小宴会をやってましたが、そこに火事だ！という声が。見に行こうという部下に、あわてるな！と一喝する曹仁。食事の火の不始末でもあったのだろう、あわてふためくと部下まで浮足立つぞ、と呑気な発言をします。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」24】 強風下の火事がどのような結果をもたらすか、想像力に欠けた発言ではあります。下手にパニックを起こすのはよくありませんが、火事を甘く見てはいけません。そうこうしているうちにドドンと爆発音が鳴り響きました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座122「孔明　新野を焼く」25】 ただ事ではないと許褚が言うに至って、曹仁も様子を見てこようと部屋を出ます。見ると、大火事になっているではないですか。門にいたってはボーンと爆発しています。曹仁はただの火事ではなく、火計だということに気づきます。