稲川淳二の『つぶやき怪談』(2017.02.28)

稲川淳二 @Junji_Inagawa

永い１月がやっと終ったと思ったら、 あれよあれよと２月が過ぎて３月へ、 南寄りの強い風が吹けば春一番。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

嬉しい季節がぐーんと近付いて来ますね。 私の場合、段々と１ヶ月が早くなってゆきます。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

皆さん、お元気ですか？　稲川淳二です。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

日の出、日の入りの太陽の位置が大分変りましたね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

マンションの部屋の窓から左手の壁ぎりぎりに見えていた朝日が、 隠れてしまって、富士山の後ろに落ちる夕陽も右へ右へと移動して、 確実に四季は移り変ってゆきますね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そして、ここからがツアー前の厳しい時期なんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

今年の怪談のまとめと、仕上げに入るんですが、 “ミステリーナイトツアー”は、２５執念ですから、 弥が上にも力が入ります。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

夏は大いに喜んでいただきますよ。 みなさんの御蔭で頑張れます。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは“ツアー四半世紀”の「稲川怪談」を期待していて下さい。 お会いするのを楽しみにしています。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ま、そんな訳で、今回も、 楽しく、嬉しく、まいりますか。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは、今回の「つぶやき怪談」そろそろ始めましょうか。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

節電のために、部屋の明かりを消して、 怖ーい噺で楽しんで下さい。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

稲川淳二の「つぶやき怪談」、怖・楽しい時間を、共有しましょう。 何が起こっても、責任はとれませんけど。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

私の話に、よく出てくる人で、 今回も他の話で出てる、元Ｊリーガーでね、 Ｙさんという人がいるんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、この方ね、会うと、毎回、色んな話をしてくれるんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

非常に怪談が好きで、 私の話なんか、全部、知ってるんですよ、この人。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、彼がね、少し前に会った時に、 「この話は、自分としてはあんまり良い気分のもんじゃないんだけど」 って言って話してくれた、話なんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

どういう話かというとね、このＹさん一家は、 あるマンションに暮らしてるんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、Ｙさんが暮らしている、 そのマンションの隣が、空き家だったんですがね、 ある一家が越して来たんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ところが、この一家というのは、 顔が合えば、挨拶くらいはするんですけど、 あまり、隣近所の付き合いがなかったそうです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そのうち。７、８月頃に入って、随分、わかったことは、 この家には、小学校１年生の男の子と、幼稚園の女の子がいるということ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

まぁ、そういった４人家族だったんですね。