#恋文 #どんなに離れてたって傍にいるから

関ジャニ∞大倉さんで妄想。 ※フィクション
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ヘッダー必読 @nappe8_mousou

【恋文×大倉忠義】<1> 大「お疲れ様でしたぁー!」 横「えらい急いで。この後すぐ仕事やっけ?」 大「いやお楽しみが待っとるからさっ!」 安「やっと迎えにいけるんやもんなぁ♪」 丸「えぇなぁ、ラブラブ♪」 す「ほんで、もうしたん?」 信「相手、高校生やっちゅうねん」 #恋文

2015-09-06 01:07:11
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<2> す「何で俺がシバかれなアカンねん!」 そんな風に、いつも通りな楽屋。 けどそんなことは今の俺の頭には届かない。 耳ちくわ? 大「それじゃ、お先!」 俺は急いで空港に向かい、行き先は大阪。 青空に包まれた飛行機の中。 #恋文

2015-09-06 01:07:29
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<3> 楽しみで寝られない子供のように それでも、どうしても眠たい子供のように 俺は瞼を閉じた。 ・ それは4年ほど前の話。 彼女がまだ高校生になってすぐの頃だった……… #恋文

2015-09-06 01:07:39
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<4> 俺達は新曲のレコーディングに取りかかっていた。 ちょうど安と丸と同じで、 ハモリがどうちゃら話してて 安「丸、俺も読ませて〜」 丸「うん、えぇよー!どうぞ」 大「んじゃ俺もー♪」 なんて気軽に読み始めたのが、始まりの初まり。 #恋文

2015-09-06 01:08:03
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<5> 安「J's時代から好きですって嬉しいよな」 読んでいたのは、ファンレター。 ゴンッ 大「いったぁ!あー倒してもうた」 机に肘をぶつけ、ファンレターの束が崩れてしまった。 そんな中、1枚だけ机から落ちてしまっていた封筒。 それを読むことにした。 #恋文

2015-09-06 01:08:26
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<6> 内容は、《しんどくてしんどくてしんどくて、けどエイトに助けられてます。》 というものだった。 大「ちょぉ、これ見てみてー」 丸「んー…。そっかぁ、こうやって1人でも多く笑顔になってくれたら嬉しいね」 安「あ、なんか詳しく書いてあるわ」 #恋文

2015-09-06 01:09:10
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<7> 安「《ややこしかったらこれ見てください》って、ご丁寧に年表みたいなんあるわ」 安が見つけた それを読むと 丸「中1で彼氏を親友に取られた…って中1?!」 大「中1!?え、なになに気になるやん」 安「そのことについては特に詳しくは書いてあらへんな」 #恋文

2015-09-06 01:10:08
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<8> えー終わりー? そんなん詳しく知りたなるやん。 言ったらアカン言われたら 言いたくなるような感じやんか。 大「これ、返事書いたらアカンやろか」 安「勝手にはアカンやろねー」 丸「あ、安ー!時間やわ、俺ら次行かな!」 安「ほんまや!信ちゃんに怒られる!」 #恋文

2015-09-06 01:10:31
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<9> そう言って、去って行った山田。 けど、抑えられない好奇心。 マネージャーにだけ伝えて、 返事の手紙を送ることにした。 (内容は主に、修羅場を詳しく♪) . しばらくして、マネージャーから 手渡しで受け取った手紙。 その子からの返事だった。 #恋文

2015-09-06 01:10:46
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<10> 何故か異様に嬉しくて… 好きな子から手紙が届いたかのようだった。 . それから、1対1の手紙のやり取りは続いた。 半年ほど続いた頃。 恋人でもないのに、 お互いの存在はとても大きくなっていて。 ファンレターのやり取りは、 ラブレターのようになっていて。 #恋文

2015-09-06 01:11:15
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<11> 俺は、彼女に会いたくなった。 その気持ちはどんどん膨れ上がり、 会いに行くことにした。 ──○月○日、会いに行きます。 そう手紙に添えた。 . 当日。 大阪の仕事のため前乗りの今日。 住所だけを頼りに、その家へ向かう。 着いたのは一軒家。 #恋文

2015-09-06 01:11:50
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<12> 1つ深呼吸してから、インターホンを押した。 「はーい」 聞こえてきた女の子の声。 大「こんにちわ」 それだけ言うと、 家の中からバタバタバタと聞こえ、 玄関の扉が開いた。 「…上がり…ますか?」 大「えぇの?」 嬉しそうに、でも控え目に頷く彼女。 #恋文

2015-09-06 01:12:05
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<13> とても愛おしくなった。 リビングに通され、 ダイニングの椅子に座る。 「コーヒーでいいですか?」 大「あ、お気遣いなく」 「んー、それじゃ一緒に飲みましょ?」 可愛らしい笑顔に、きゅんとした。 出された温かいコーヒーを一緒に飲んだ。 #恋文

2015-09-06 01:12:18
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<14> 彼女のカップを見ると、 薄ーい色をしていた。 大「それコーヒーの色じゃないよね?(笑)」 「苦いの苦手で(笑)飲んでみます?」 大「ぅん(笑)…うわ、甘ぁっ」 「ですよね(笑)」 やっぱり初めて会った気が しないくらい、たくさん話せた。 #恋文

2015-09-06 01:12:35
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<15> 初対面やのに、こんな素で居れる… それがとても嬉しかった。 外が暗くなってきたのを見て あることを思い出す。 大「そういえば親御さん帰ってくるの遅いんやっけ」 「あ、そうなんですよ」 大「なんか作ろか?その方が、お母さんも楽やろし」 #恋文

2015-09-06 01:12:49
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<16> 「いや、そんなの悪いですよ」 大「あ、怪しまれるか…。そやな、そろそろ帰らんと」 すると、少し寂しそうな顔をした彼女。 それを見て胸が締め付けられる。 無意識に抱き締めていた。 大「ごめん。そんな顔させるつもりなかってん…」 「私こそ…ごめんなさい」 #恋文

2015-09-06 01:13:02
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<17> 彼女は嫌がる訳でもなく、 さり気なく俺の服の裾を掴んでいた。 そんな彼女が、愛おし過ぎて… 気持ちが抑えられなくなって 大「ごめん…」 「なんで謝るんですk ((大「ごめん。好きやねん」 彼女の言葉を遮り伝えてしまった。 #恋文

2015-09-06 01:13:22
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<18> 少しの間見つめ合うと 彼女の目から涙が溢れる。 大「あ、いや、その……。 泣かんとってっ?な?!」 「いや…ちょっとビックリしちゃって…」 大「そうやんな。ごめん」 「勘違いしたらアカンって思ってました。そう思わんと、気持ちが抑えられへんくて…」 #恋文

2015-09-06 01:14:25
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<19> …え?と驚いたが、彼女の目から 留めどなく流れる涙を拭いながら話を聞き続ける。 「手紙も、ほんまは本人じゃないかもしれんのに、何故か大倉くんやって確信してた」 大「…俺やで。ちゃんと」 覗き込むように彼女を見ると、 「好きになってしまったんです…」 #恋文

2015-09-06 01:14:49
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<20> 「…ファンとしてだけじゃなく…」 また目を潤わせて言う彼女。 理性を必死で保つ。 大「ありがとう…。……俺と付き合ってくれますか?」 「…私で…良ければ」 大「君やから言うんやで」 「ありがとう…」 額に、ちゅっとキスを落とした。 #恋文

2015-09-06 01:15:09
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<21> 大「よし!それなら晩ご飯作ろかー」 「え、いやダメですって」 大「後、敬語禁止な。あと、大倉くん呼びも禁止っ」 「それじゃあ…たっちょん?」 小首を傾げて言う彼女は可愛すぎた。 大「っそれでもえぇけど//彼女なんやし、忠義でえぇよ」 「忠…義…?//」 #恋文

2015-09-06 01:16:01
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<22> 大「あーアカン。俺保つやろか…」 「何が?」 大「っほら!晩ご飯作るでー!」 「は、はーい」 それから一緒に晩ご飯作って、 彼女のお母さん待って。 帰ってきはってから挨拶したら 驚く様子もなく。 今までもずっと家族だったように、 3人で食卓を囲んだ。 #恋文

2015-09-06 01:16:31
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<23> 大「知らんかったんかな…」 「内心は喜んでると思うよ?オカンもエイターやし」 大「反応薄かった…」 「しかも、あれから彼氏も出来てなかったしね」 大「あぁ!そういえばそうなんちゃん!」 「そやで?(笑」 大「あのファンレター無かったら、逢えてなかったもんな」 #恋文

2015-09-06 01:17:29
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<24> 大「逢えてよかった…」 「私も…」 . それから2年。 5月を迎え、明日は俺の誕生日。 偶然にも同じ誕生日の彼女は18歳になる。 (血液型も同じで、俺運命感じてます) 大阪と東京の遠距離恋愛。 電話やメールもするけど、 手紙のやり取りも続いてる。 #恋文

2015-09-06 01:18:04
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<25> 大阪で収録の今日。 夜は彼女と、俺の実家へ帰る。 大「おはよー……ふわぁ…」 安「おはよー!」 横「髪ぼっさぼさやな」 信「いつにも増して酷いで」 す「それより、彼女とやったんかいた」 丸「きゃっ♪ストレートっ♡」 亮「きゃって何やねん、気持ち悪っ(笑)」 #恋文

2015-09-07 00:31:52
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