#ホントに歩く東海道 を使い切る

ここ数年、東海道を歩いているのだが、そのとき基礎資料として重視しているのは「ホントに歩く東海道」(風人社刊)である。これは東海道の沿道の情報・歴史秘話を広く浅く網羅してくれていて、ありがたい。しかし、その使い方については、自分もいろいろ試行錯誤があったので、街道歩きの前の準備作業の記録として、ツイートにまとめておこうと思った。
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Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る01 風人社の「ホントに歩く東海道」は東海道を歩くとき、沿道の事物・歴史秘話をチェックするうえで非常に重要な案内紙だ。特に解説文が製作者が細かく取材してくれた内容なので、有益な「チェックリスト」になっている。

2017-03-03 13:01:09
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る02 ところが、その解説文は地図の裏側にあって、地図と見比べながら読むのには適さない。もちろん地図と解説文が裏表にしてあるのはコストダウンに不可欠なので、これはOKだ。ユーザー側で使い方を考えるべきだ。

2017-03-03 13:01:31
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る03 そこで私もいろいろ試行錯誤している。最初は解説文を三回読んで中身を覚えてからから地図を見ることにしたが、ほぼ覚えていないのでこれは無駄な作業だった。次は、解説文をカラーコピーして地図を見ながらチェックすることにした。これはかなり有効だった。

2017-03-03 13:02:31
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る04 このやり方は、ネット検索情報なども書き込んだりして、よく勉強できたと思う。これでよかった。しかし自分としてはやや不満が残った。せっかくコピーしても、しょせんは紙の資料なので、記録として残しにくい。量ががさばるし、学習した資料を検索もできない。

2017-03-03 13:03:16
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る05 そこで、紙にコピーするのではなく、スキャンしてPDFファイルを作り、それをPCで読みながら地図を眺め、ほかの資料などで調べたことはPDFの注釈としてテキスト入力することにした。紙にコピーするのと変わらぬ学習効果で、記録の収納もスッキリした。

2017-03-03 13:04:17
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る06 ただ悩ましかったのが、解説と地図を見比べる作業には視線を移す動作が伴うので、自分の集中力が続かないということだった。視線を移すときに気が散って、結果的に1mapを一回チェックするのに2時間という異常な量の時間がかかり、効率が悪かった。

2017-03-03 13:06:00
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る07 そこで考えたのは、「解説を聴く」というやり方。解説文を自分で朗読した音声ファイルを別途作り、それを聴きながら地図を見るというやり方だった。解説を朗読しきるのにだいたい1mapあたり30分弱、早回しすれば、20分くらいで聴ききれる。

2017-03-03 13:07:58
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る08 このやり方の効能は、①作業しているあいだ集中が途切れないことのほかに、②朗読で自分の頭脳に解説文を1回通過させられる、③20分という限定された時間でとにかく全体を見渡せる、④繰り返せばペンキを塗り重ねるように記憶が定着していく、など。

2017-03-03 13:11:50
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る09 もちろん不足する部分もある。a.朗読を聴くだけだと文字で記憶できない部分が生じる、b.途中、調べ物をネットで検索しにくい、などもある。しかしこれらは、a.朗読を聴きながら解説文を読む、b.解説を止めて調べる、ということで済む。

2017-03-03 13:13:00
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る10 自分としては、このスキャン→PDFファイル、朗読→音声ファイルを基礎資料として学習することを、とりあえず「ホントに歩く東海道」の使い方の完成形態としたい。

2017-03-03 13:15:47
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る11 このように地図と解説文を一応頭に入れたら終わりかというと、まだだ。次は「ホントに歩く東海道」の地図をたどりながら、google地図や「カシミール3Dスーパー地形図」で、大きな視野で地形や周辺道とのつながりのイメージを作る。

2017-03-03 13:16:55
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る12 できればほかの資料を通過区間について通読していくと、下調べした内容を角度を変えて理解できるので楽しい。たとえば「東海道五十三次四百年の歴史をあるく」(岡本永義著)だと、歴史を独自に深堀している部分もあるので、さらにネットで調べる意欲がわく。

2017-03-03 13:17:56
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る13 歩く前の晩までにこれくらい頑張って下調べしておくと、街道歩きはかなり楽しい。効率的に回れるし、調べる過程で「実物を見たい」という意欲が湧いてくるのでそれが満足されるカタルシスもある。実物を見て下調べではわからなかった発見ができた喜びもある。

2017-03-03 13:19:08
Shuu Tsuchita @shuut48

#ホントに歩く東海道 を使い切る14 「ホントに歩く東海道」は小さな地図だし書かれている情報量も限られているけれど、網羅性という点で前述の通り「チェックリスト」ではある。気になった箇所を、読者各人が自分で調べて興味と情報を膨らませる喜びを作れる。そういう資料と自分は理解している。

2017-03-03 13:20:36