歴史・神話・民俗調査が語り手の「空気を読む」で混乱する…って話から藤子・F・不二雄の某短編について【注意:半ネタバレあり】

【注意】ある藤子F短編に関し、大きく内容に触れています。ご了承の上お読みください。 有名な話ではあるんですけど、民俗学や神話の調査に行ったときに、時々、調査する側にされる側が「サービス」したり、調査側の知識が入ったりして、偶然と作為の入り混じった「偽神話」や「偽伝統」が作られることがあります。 別に誰か悪人がいるわけではないのに、結果として学問の真実から離れていく… その問題を、藤子・F・不二雄氏は見事な短編にしたことがあったのです。 続きを読む
303
リンク 5号館を出て 研究の作法を誰が教えるか | 5号館を出て 今日は北大の一般入試の後期試験のため、朝は7時前に家を出ました。東区(といっても我が家の近辺が特にひどかったようですが)は、15センチ位の積雪があったた... 308 users 1739
Hirosyslog @Hirosyslog

佐村河内氏とか、小保方さんの話とかを聞いていてふと思い出したのがこの話。そういう像を求める人がいるから、それに応えちゃう、ってのは、人がいいってことなのかもね。// 『ニューイヤー星調査行』藤子•F•不二雄 SF短編より pic.twitter.com/FS25dAWok4

2014-04-06 23:55:24
拡大
なべっかず @nabe_kazoo

藤子SF短編の『ニューイヤー星調査行』でさ、ニューイヤー星に関する大胆で夢のある仮説の証拠の数々が実はお人好しの原住民による捏造だと判るんだけど 「今回の調査では仮説は立証できなかった。しかし諦めないぞ、いつかきっとまた調査にきてその時には…!」 ってあの気持ちが大事なのよ。

2016-05-12 13:06:08
蓮華草 @ohanabatake38

民俗学の師の最新論文を読んでいたのだが、聞き取りをした宮古島のユタの話がえらく整然としていると思ったらまんま出口王仁三郎の著作の内容だった、というエピソードが出てきてゲラゲラ笑っていた。

2016-06-15 22:09:10
筆鬼 一(Hiki Hajime) @kamania_zonnen

SF短編 ニューイヤー星調査行 1/3 youtu.be/kAKOt3xfZ8w @YouTubeさんから

2016-08-31 23:38:37
拡大
リンク YouTube SF短編 ニューイヤー星調査行 1/3 宇宙の住民
ミオリ @miori0

クレイジージャーニーで儀式に使うカッコイイ帽子を見せてもらいに行ったら、それは神聖な物だからと断られるも、代わりに新しい帽子を作ってくれてそれを見せてくれたこの感じ 『ニューイヤー星調査行』で調査隊が探しにきた古代人の碑石を現地人がわざわざ新しく作って見せてくれた感じにちと似てる

2017-02-03 00:54:05
ミオリ @miori0

@miori0 地球にもニューイヤー星の現地人みたいな素朴で欲がなさすぎて愛想悪いけど人は良すぎる精神観念を持った部族もいるのかしらと。 というかニューイヤー星調査行は結構淡々と事実だけを記したようなお話だけど元になった情報とか作品とかってあるのかしら?

2017-02-03 01:05:53
♆世界の謎♆ @_UMA_MU_

【バンディアガラの断崖】ドゴン族の文化が保持されている地域。ドゴン族の神話の中にシリウスを認識していたかのような知識があると言われている。 pic.twitter.com/OM4Sxex65E

2017-02-28 22:43:08
拡大
オカルトNAVERまとめbot @ocult_naver

何故彼らは見えない星を知っていたのか?ドゴン族の神話ミステリー bit.ly/1kjFF6j

2017-03-04 15:35:15
世界遺産 @nasiiakes

【マリ共和国】 バンディアガラの断崖(1989年複合遺産) 壮観な自然環境。断崖の裾野に、ドゴン族はおよそ700の村落を作り、25万人ほどが暮らしている。ドゴン族は独自の神話体系を持ち、キリスト教やイスラームに帰依することなくその神話を強固に保持し続けてきた。

2017-03-01 11:10:30
リンク Wikipedia ドゴン族の神話 ドゴン族の神話(ドゴンぞくのしんわ)ではマリ共和国のドゴン族に伝わる神話を解説する。ドゴン族はニジェール川流域のバンディアガラの断崖において農耕を営む。その独自の文化、社会制度、木工彫刻には神話の存在が強い影響を与えている。ドゴン族は共通の祖先と持つとされる「大家族」が最小の集団の単位となっている。その大家族は最年長の男が長となる。ただし長であっても家長権ほどの強大な権力はなく、集団の代表者の性格が強い。大家族の運営も他の長老との合議でなされる。しかし、祖先を祀る神話の領域では絶対的な上位者となる。特に重 2

マルセル・グリオールはドゴン族の盲目の智者オゴトメリに取材した内容を元に、ジェルマン・ディータレンと共著で『スーダン原住民の伝承によるシリウス星系』を発表した。その研究論文では、天体の運行の秩序はシリウスの三連星のうち、宇宙で最も小さく、それでいて最も重いディジタリア星がもたらしたというドゴン族の神話を紹介している[18]。
(中略)
グリオールはドゴン族の宇宙に関する知識は西洋のそれと同様に高度であると訴えた。加えて、神話は木星には四つの衛星[19]があると言及し、また土星にリングがあることを言い当てていると紹介している。
だが、グリオールの訴えは受け入れられなかった。グリオールがドゴン族と接触する前の1920年代に宣教師がドゴン族と接触している事実と、その当時は三連星説が主流であった[20]ことから疑念をもたれる。1915年にアメリカのウォルター・シドニー・アダムズがシリウスBのスペクトル撮影に成功してシリウスBが「小さく」「重い」白色矮星であることを証明しており、報道によってシリウスの連星は広く知られている素地もあった。
また、シリウスが登場する神話はドゴン族の小さな集団にしかなく、シリウスの連星に触れる神話はグリオールの取り上げたオゴトメリのものしかなかった[21]。さらにシリウスの連星に触れる神話の存在が確認されたのは1946年以降の調査のみである[22]ことから、1920年代以降に西洋からもたらされたシリウスの連星の情報が神話に取り入れられた可能性が高いと考えられている。(後略)

朝里 樹 @asazato4

こういうこと言ったらどっかから怒られそうだけど、口裂け女が鎌を使うのはほんとに前近代的な風習の影響が強いのかなって。もう40年近く前の時代ではあるけど、都会で生まれ育ったような当時の子どもたちが鎌に対する潜在的な意識を持っていたのかなと

2017-06-29 21:01:50
朝里 樹 @asazato4

現代の怪異はこれはどういう課程で生まれた伝承なのかなとか思って辿ったら元はアニメだったとかドラマだったとか普通にあるので、その辺探し当てるのも結構難しいですな

2017-06-29 21:33:17
峰守ひろかず @Minemori_H

現代の漫画とかが生んだ怪異と言えば、前にもツイートしましたが、講演会の質疑で「人魚の肉を食べると不死になるけど適合しないとバケモノになるって聞いたんですが」「それ高橋留美子さんが作ったやつですね」ってのが印象深かったです。高橋先生スゲエ!伝承を生んでる!と感動しました

2017-06-29 21:39:38