10周年のSPコンテンツ!
1
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
「デザ-ト(desert)という英語は、日本語でいう「値する」の名詞形で、「本書は軽蔑に値する」とか「殺人犯は死刑に値する」とか「彼女はよく働いたので昇給に値する」といった場面で、日本語でも英語でも用いられる」(亀本洋『ロールズとデザート』)。スイーツの本じゃないっぽい。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
問題をすり替え、はぐらかして、意味深長をことを言っている印象を読者に与えつつ、簡単なことをむずかしく言う文章をくり返すことで読者を洗脳するレトリックこそ、「分析的」と自称するムーアの倫理学のあらゆる頁に登場する特徴である。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
「余談ながら、読者のみなさんには分析哲学と退屈哲学はたいがい同義だと知っていれば一見難解な議論にひるむことなく効率的な勉強ができることをお伝えしておきたい」(亀本洋『ロールズとデザート』)。文体ハッチャケてるな。渡辺幹雄もそうだったけどこの辺の人達はサービス精神が旺盛なんだろうか
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
「全員に聖人たることを要求したらどうなるか、その結果を一顧だにしないムーアは、この世のことに関心がない点で一貫しているから放任するとして」(亀本洋『ロールズとデザート』)。華麗にスルーされた。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
ロールズが、ボブハウスにまったく言及しないのが不思議なほどである。アカデミズムの本流ーー退屈哲学ーーから外れた単なる評論家と見下しているのであろう。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
社会的正義論者の多くーー全員ではないーーは、何がどれだけ必要かを、人々の欲求とは別のものとして決めたがる傾向がある。それにしても、科学者のほうが鉱夫より「非経済的な意味で価値がある」とは何たる偏見か。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
「教科書だから、学生の疑問を引き出すためにわぐと穴をあけておいたのだ、と解釈しておこう」(亀本洋『ロールズとデザート』)。ピリリと辛い。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
「英語の「デザート」という言葉に一番近い日本語は、「報い」という言葉であろう」(亀本洋『ロールズとデザート』)。なるへそ。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
ロールズは、彼の推奨する「正義の二原理」以外から最善の正義原理を選べと命じられたとしたら、まず間違いなく功利主義の正義原理を選ぶであろう。実際、彼の『正義論』には裏を読まないとわからないにしても、そのことがくり返し書いてある。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
「現時点では、ロールズの格差原理を高く評価する一方で、ロールズのようにデザート原理を切り捨てるという勇気もない。要するに、結論めいたものは何もない。読者には、私が何を言いたいのか、わかりにくかったかもしれない。お詫びするほかない」(亀本洋『ロールズとデザート』)。ウケる。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
生まれつき極端な音痴の人はカラオケの仲間には入れてもらえても、おらくオーケストラの仲間には入れてもらえないであろう。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
ロールズのいう「最も恵まれない人々」の前に、「ノーマルな人々のなかで」という限定句をつねに補って、われわれはロールズを読まなければならないことになる。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
亀本ロールズ解釈。ロールズは功利主義を批判対象としていたが、『正義論』は素直に読めば功利主義的だし、彼の格差原理は功利主義の一ヴァージョンと見るのが至当。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
何かの権利はあるがそれに値しない、ということはよくある。たとえば死の床にある父親の面倒をみなかった悪い息子が、法律上唯一の相続人であるということはよくある。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
「サドゥルスキに言わせれば愛の領域は分配的正義の埒外にある」(亀本洋『ロールズとデザート』)。ここ私的に重要だな。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
サドゥルスキの努力に応じた分配原理は、直観的にいえばその人がよい仕事をしたかどうかではなく、いやな仕事をしたかどうかだけに注目する。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
ロールズが、貢献にせよ、努力にせよ、デザートに応じた分配の原理を拒否した本当の理由は、それが市場経済と、その前提でも帰結でもある自由とを根本的に破壊するということを少なくとも暗黙裡に理解していたからであるように思われる。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
努力は報われないことがあるからこそ、人々はそれを高く評価するのである。どうしてデザート主義者はこの自明な事実を忘れるのだろうか。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
経済学者のヤン・ティンバーゲンは「能力税」なるものを提案しているらしい。へぇー。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
ロールズは原初状態では確率が使えないと再三再四主張するにもかかわらず、確率に関しては、ハーサニと共通の土俵で争っている。それゆえ、この面での結果は必然的にロールズに不利なものとなる。by亀本洋『ロールズとデザート』
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
「最も恵まれない人々を優遇するということは、彼らの社会的ポジションが上昇することを保障するものではない」(『ロールズとデザート』)。それな。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
亀本洋『ロールズとデザート』読了。面白かった。デザート(各人の値するものを各人に)を排除することで公正を確立させようとするロールズに抗して、配分的正義論の系譜を探る。知らない論者が沢山紹介されてて勉強になった。あと、やっぱりタイトルがいいよね。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
大雑把にいうと、平等ってアイツとコイツを無差別に扱うことじゃなくてアイツとコイツの頑張りの差をちゃんと評価することなんじゃないの?論争……って感じでOK?
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
白眉は第五章「道徳的偶然の是正」だろうか。ロールズ「公正としての正義」なんてハーバート・スピルバーグ「人間の平等の擁護」(1944)が既に主張していたこと、サドゥルスキはスピを受け継ぎつつロールズが切り捨てたデザートを取り戻しているよ、ただしその社会って活気なさそうだけど論。
荒木優太(編著が出るよ) @arishima_takeo
@arishima_takeo (ところで、初出時だともう一寸ロールズに厳し目なこと言ってた気がするんだけど、気のせいかな?)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする