BBC「日本の児童ポルノ」番組についての昼間たかし氏の記事がデタラメな件

マンボウ @manbou_sakana

『ゆゆ式』だけではない──BBCで放送された日本の児童ポルノ番組　 55分間のあらすじと登場した作品 cyzo.com/2017/03/post_3… 昼間たかし氏の署名のあるこの記事、あまりにひどい。

マンボウ @manbou_sakana

”冒頭22秒で事情を知っている人ならば、ひっくり返るであろう字幕が。 UNTIL 2014 IT WAS LEGAL TO OWN CHILD PRNOGRAPHY(原文ママ) IN JAPAN”

マンボウ @manbou_sakana

”「2014年まで日本では児童ポルノが合法だった」 この時点で心が折れるか、55分間我慢して観賞する覚悟を決めるか、 どちらかになるでしょう。”

マンボウ @manbou_sakana

OWNという単語が入っているので、これは 「２０１４年まで児童ポルノを所有することは合法だった」 という意味になる。 平成２６年の児童ポルノ法改正まで単純所持には罰則がなかったので この説明は正しい。

マンボウ @manbou_sakana

冒頭でひっくり返って心が折れるのはこちらの方で、 ミスリードでなければ、法の内容について無知か、あるいは 中学程度の英文読解能力もないのか。

マンボウ @manbou_sakana

”「このJKカフェは合法だったね」と看板のアップが……宣伝？” ナレーションでは「これらのJKカフェは完全に合法的であり、男たちは 自分のしていることを全く恥ずかしいと思っていない」と語っている。

マンボウ @manbou_sakana

”「決してきれいな仕事ではない。彼女たちはセックスのオブジェクトなのだ」” ここのナレーションは 「私の見るところ、彼女たちは明らかに性的な欲望の対象として雇われている」 前の文章と合わせて、未成年を性的な欲望の対象にしているにも関わらず 合法的という脱法性を問題視する文脈。

マンボウ @manbou_sakana

”Stacey：For me, there can never be any good to come out of sexualising kids. （性的な快感を得る子どもが出てくることは、決してありません）"

マンボウ @manbou_sakana

まったくの誤訳で、正しくは 「児童を性の対象とすることに何か益があるとは思えない」 漫画が欲望のはけ口となって実在の児童から関心をそらしている、という 論に疑問を呈している。

マンボウ @manbou_sakana

”取材手法には見習うところが多いとはいえ、Staceyには重大な欠点があります。 それは、自身が＜予断＞に振り回されていること。” ご自分のことだろうか？

マンボウ @manbou_sakana

”冒頭22秒から、下調べが不足していることを露呈しています。 おまけに取材者自身が予断にすがり続けているので、豊富な取材が単なる、 予断の事実確認の記録へと堕ちています” ご自分のことだろうか?

マンボウ @manbou_sakana

”なんにせよ、このようなデキのドキュメンタリーにも予算を出してくれるBBC。 そこだけは魅力的だと思いました” こんな記事で原稿料が貰えるんだから十分うらやましい身分である。

マンボウ @manbou_sakana

以上、誤りを含んだ記事が流布するのは好ましくないので指摘させていただいた次第。海外の批判に反論するなら正確な理解に基づいてやっていただきたい。

マンボウ @manbou_sakana

なお、番組の終わりのほうに出てくる「ラブドールを持った、おっさん」 彼はペドファイルを自認しており、少女型のぬいぐるみを持って登場、自分はこういう人間だと社会に認めてほしい、とかペドファイルとチャイルドマレスターは違う、等と語る。

マンボウ @manbou_sakana

この人物、「器」の字の刺繍がされた野球帽と髪の両側をリボンで結ぶという極めて特徴的な装いをしており、昨年物議をかもした「声かけ写真展」の主催者、器具田こする氏ではないかと言われている。