脳科学者・茂木健一郎氏（@kenichiromogi)が語る「旅は道連れ、世は情け」

茂木健一郎 @kenichiromogi

よは（１）『プロフェッショナル　仕事の流儀』３月２１日放送予定の「春のスペシャル」の収録を、九州新幹線と特急の中で行った。お話をうかがったのは、水戸岡鋭治さん。列車の内部空間をデザインする、プロである。

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よは（２）私の母親は九州出身だということもあり、訪れることも多い。以前から、九州の列車は楽しい、心が温まると感じていた。その背後には、ＪＲ九州と水戸岡さんが築き上げてきた、大切な仕事があった。

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よは（３）列車の旅は、本来、楽しいものだったはずだ。大切な人たち、心の通う仲間たちと車窓の景色を楽しみながら過ごす。そんな旅の原点を水戸岡さんのデザインは思い起こさせてくれる。列車に乗るのが楽しみで仕方がなかった、あの幼い日にタイム・トリップする。

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よは（４）水戸岡さんの列車デザインには、「公共性」についての深い哲学がある。旅は道連れ世は情け。たまたま一緒になった「赤の他人」と、最初はためらいがちに、会話が始まる。やがて打ち解けて、意気投合していく。

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よは（５）「もし良かったら、これ食べてください」「写真を撮りましょうか」「ああ、そうですか、それは良かったですね」乗り合わせた人と会話を交わし、打ち解けていく。そんな大人の様子を見て、子どもたちも、公共性とは何かということを学んでいく。

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よは（６）つまり、水戸岡さんがデザインするのは、列車という公共空間であると同時に、人と人との関係性。温かく、心地良く、そして人間の気持ちがする、あの懐かしく楽しい旅の空間。

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よは（７）九州新幹線の全線開業を控えて、博多駅がリニューアル・オープン。心の奥から込み上げてくるような楽しさがあちらこちらに散りばめられている。阪急の入ったＪＲ九州の駅ビルの屋上には、「鉄道神社」その参道には楽しい出店。そしてなんとドッグ・ランまで！

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よは（８）まだマスコミ公表前だということで書けないけれども、博多駅構内のある場所に、子どもたちの鉄道への夢を育む、本当に素晴らしいスペースが水戸岡さんとＪＲ九州によって創られました！　わざわざそのために駅を訪れる価値がある！

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よは（９）旅は道連れ、世は情け。水戸岡さんとＪＲ九州が創りつつある「人の心を楽しくし、他者との温かい交流をうながす」公共空間。この文化が、ぜひ、九州から全国に広がり、あふれてほしいと思う。そうすれば、日本は、もっと人の心に近しい良い国になるだろう。

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以上、３月２１日放送予定の『プロフェッショナル　仕事の流儀』春休みスペシャル「列車は、走るビックリ箱」のゲスト、水戸岡鋭治さんについての連続ツイートでした。http://bit.ly/gtldkD

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今日の『プロフェッショナル　仕事の流儀』は本当にすごい。岐阜で、ひそかに独自の中華呂理を作り続けてきたある男の物語。その凄まじいまでの独創性が、ある時、偶然に「発見」された！　必見！ @nhk_proff

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