典ソハ現パロまとめ2

四振りが記憶を取り戻し、運命を受け入れた後のお話。戦闘シーンあり?
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パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 夢を…見ていた。覚醒前と同じ様に、4人は4人とも武器を携えている。あの時は身が竦んで動けず、大切な人を守れなかった。…今度は間違えない!雄叫びをあげながら敵へ斬りかかり、一刀両断。「覚悟が出来たようだな。戦いはお前達の宿命。それを忘れるな」

2017-03-21 06:59:07
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 その時、敵だと思っていた顔が揺らぎ、斬った相手は自分と同じ顔をして笑っていた。 その途端に目が覚めたのは言うまでもなく、小学生のツルギはまだ眠っていたが、どこかスッキリとした表情であった。 そうだ。今日はツルギの武器ができる日。朝食を食べたら取りにいこう。

2017-03-21 08:08:35
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt その笑顔が邪悪な物で無く、愛おしさを感じるそれであった。何だ、斬ったのは戸惑う自分の心がだったのか。 「にぃに、溢してる」ハッと我に返る光世。 「もう…ご飯の時考え事するのは無し!」むくれながら、ツルギがウエットティッシュで襟元の汚れを拭き取る。

2017-03-21 09:31:15
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 あの夢を見てからツルギは少しだけ自立したように見える。おそらくハヤトと共に生活をするための技術をつけたいだけだろうが…なんだか微笑ましい。 「飯を食べたら武器を取りに行くぞ」 「ソハヤにぃにとハヤトにぃにも一緒?」 ハヤトはどうだっただろうか。スマホで連絡する

2017-03-21 09:58:28
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 「おはようございます。三珠です」もう知らない仲ではないと言うのに、電話だとつい営業の癖が抜けない。「はい…はい。解りました。では会社で」通話を終えると、ツルギが後ろからおぶさってくる。「にぃに、どうだった?」「ああ。向こうも同じだったよ」

2017-03-21 10:10:47
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 ハヤトがくることがわかると目に見えて嬉しそうになる。犬の尻尾がついていたら千切れんばかりに振っているだろう。 「ほら、受け取りに行くから準備をしろ」 「はーい」 ぽん、と飛び降りたツルギは初めてもらった自室に入って着替える。それを見送って自分も着替えた。

2017-03-21 10:46:25
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 俺が行くと解って、ソハヤも同じ事をしているだろうか。そう考えると、朝から妄想が捗ってしまう。慌ててその考えを握りつぶした。ツルギの前では、優しい兄でなくては。学校が春休みで良かった。やがて新しい制服に身を包んだツルギが、トコトコとやって来た。

2017-03-21 12:56:05
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 似合っているぞ。と言葉をかけると嬉しそうに回る。それになごみながら会社に向かうと、技術職の愛染が彼らを迎えた。彼もまた珠兎本丸刀剣男士の転生者だ。 「よぉ。おチビちゃんに合う武器、作っておいたぜ」 ペンダントヘッドは刀から双剣(雌雄一対の剣)となっていた。

2017-03-21 13:49:37
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt (相手の懐に飛び込んで戦う戦法だね。愛染君に指南してほしいな。成長に従って、本来の太刀に戻す展開もあり?)

2017-03-21 14:19:09
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 「愛染さん、ありがとうございます」子供らしくハキハキとした声で答え、ペンダントを受け取る。チェーンを頭から被ると、丁度ツルギの胸元に納まった。日の光を受けてキラリと輝く。「ツルギ…そいつは飾りじゃないんだぜ」愛染が短刀を具現化した。「抜け」

2017-03-21 14:24:13
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 (そうですねー。その頃には武器になれてきちゃって、大きさは変わる(調整する)けど、戦闘スタイルは変わらない。という感じですかね。刀1本ではどうしても戦略の幅が出ないし。 まぁ、太刀に戻したいなら太刀にしますが… あ、珠小夜は病弱なので遠距離攻撃武器ですよん)

2017-03-21 15:10:10
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt (全員が同じ武器なのもありきたりだから、双剣で行こう🎶 珠小夜ちゃんは病弱??了解〜!)

2017-03-21 15:12:14
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 (では、それで! あまり表立って行動しないので、体を壊している状態です)

2017-03-21 15:52:34
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 驚いて固まったツルギに容赦なく愛染は構える。 「こないなら、こちらから行くぞ!」 向かってくる愛染は中学生くらい。小学校中学年のツルギでは力負けし、正面から打合えば不利。ならば… 短刀を『何か』で受け止め、体を翻す形で受け流す。その手には二本の刀が握られていた

2017-03-21 15:58:25
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 「ほう、劉備玄徳使用か」 光世が感心した目でツルギの武器を見る。一つの鞘に二本の剣が治められる代物。右と左、どちらからも抜けることで死角はなくなるということだ。だが、手数が多い分だけ立ち回りはかなり変化してくる。次の日から愛染からの猛特訓は決定された。

2017-03-21 22:11:12
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 (ありがとうございます♪ あ。そうだ。珠愛染(現世名:来 愛染)は金烏玉兎コーポレーション専門の技術者です。表向きは中学生ですが、武器の発注や精錬、改造を行うメカニックでもあります。ちなみにパートナーに闇医者の珠薬研(現世名:薬研 信成)がいます)

2017-03-21 22:19:04
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 「ツルギ、最初に言っておくぞ。一度刀を抜いたら…遠慮はするな。俺を敵だと思え」「そんな事できません」「この甘えん坊が!」「わっ」よろけた拍子に、ツルギは道場の壁に追い詰められた。「死にたくなかったら、俺を殺すつもりでかかってくるんだな」

2017-03-21 22:36:18
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 愛染は表の顔は中学生であるが、真の顔はKGC(陸奥が経営している会社)のメカニックである。武器を加工する傍ら、様々な武器に精通しており、裏方でありながらも戦闘力は一般をはるかに凌駕する。厳しくするのも愛情から。それがツルギにわかるのはいつのことだろうか。

2017-03-21 22:53:30
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 「ふええ…」泣き出しそうな顔。当たり前だ。まだランドセルを背負って学校に通う子供。そんな子に敵を殺めろと指南しているのだ。それでも、心を鬼にして教えねば、ツルギは一戦も勝ち残れないだろう。あどけない顔のまま、倒れ伏す未来。それを現実にさせられない

2017-03-21 23:01:10
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 誰かが「おい、そのくらいで…」と言いかけた時だった。 「ほら、立ち上がれよ。お前は元短刀にすら負ける泣き虫野郎か?」 「…泣き虫じゃ、ないもん!!!」 ぐぁっと解放される霊力。バチバチと静電気のようにあたりに飛び散る。それには愛染も驚いたようで一瞬体勢を崩す。

2017-03-21 23:05:36
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 「…てっ!」よろけた拍子に愛染が尻もちをついた。それでも尋常ならぬ様子に直ぐ起き上がり、ツルギに近づこうとする。「僕は…泣き虫じゃない!」霊力の塊がもろにぶつかり、愛染は再び転倒する。「ツルギ…!落ち着け。力を抑えるんだ」光世が駆け寄り抱き締めた

2017-03-21 23:24:17
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 さすがに静観を決めていた光世もやりすぎだと判断し、本日の稽古はお開きとなる。 「いやー。俺の方も煽りすぎちまった。将来有望だな!」 「この馬鹿野郎!お前ひとりの体じゃないんだぞ!!」 愛染は転げた拍子に額を切っていたため、パートナーの薬研に縫われていた。

2017-03-21 23:30:00
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 一方。光世とツルギは別室にいた。愛染に比べれば数は少ないが、打ち身も切り傷もあり、光世が手当をしている。「にぃに…ごめんなさい」涙はようやく引っ込んだが、ツルギの霊力は安定しておらず、光世が触れる事で余分な霊気を吸い取っていた。少しキツイが我慢。

2017-03-21 23:34:16
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

@pasupie2 やはり、写しと言われた刀の魂を受け継いでいるからなのか、その能力には『ムラ』があった。感情が幼い分、コントロールが難しいのだろう。かつて、ツルギよりも幼子だった自分が目に浮かぶ。 「…とりあえず、今日は頑張ったな。ハヤトにでも慰めてもらえ」 「いいの?!」

2017-03-21 23:52:32
パスピエ@マイペース二次創作 @pasupie2

@dragon002_Twitt 「ああ。今日の鍛錬の様子も話してやると喜ぶぞ」振り返れば、道場の入り口にハヤトが立っていた。「ツルギをお願いします」「解りました。少しだけおかりしますね」僕は物じゃないよとむくれるツルギだったが、社食でデザートを食べようと誘われ、直ぐ笑顔になる。

2017-03-22 00:00:02
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