「日本で英語ベースで大学課程作っても巧くいってませんよ」by木村幹（@kankimura）

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大学での英語での講義について話がはずんでいる。が、日本政府が大学に対して英語での講義を進めているある重要な理由は実は一般には余り知られていないのではないだろうか。それは「奨学金予算の削減」なのである。

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従来の留学生向けの奨学金、特に国費には、正規のコースに入る為の準備期間として、最大２年の研究生の期間が認められていた。この２年間は実質的には、受験の準備の期間であり、もっと言えば受験とその後の日本の教育について行く為の日本語習得の為の期間だった。

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で、誰かが考えた。「大学教育の方を英語でやらされば、準備期間が省略でき、その分、予算が削減できる！！」。確かに大学院などでは、２年は修士課程と同じ長さなので、かなりの予算削減になる。

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で、英語コースが開始された。しかし、そこでわかったことがある。それは、日本の教員が英語が余り上手くないことではない。実は日本にやってくるような留学生の中には、英語が得意なものがそんなにいない、ということだった。英語ができる留学生は、昔から米英豪の大学に行っているのだ(T_T)。

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ということで、結果、自分のような英語の不自由な教員が、それ以上に英語の不自由な留学生に英語で教育し、英語で論文を書かせる、という状況が生まれた、という訳だ。序に留学生は日本に２年、或いは５年滞在しても、全く日本語がしゃべれない、と言う事になった。

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ということで、お役所的には、英語コースは国費留学生の財政削減の手段なのですよ。

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因みにある国に留学してその国の言葉ができないと、人脈も出来ないし、仕事も出来ない。せっかく世界NO.3の経済大国に留学したのに、そのマーケットを彼等は自らの将来に生かすことが出来ない。勿体無い、と思うのだが．．．

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こうやって出来てくる英語コースは、基本的に予算削減の産物なので、制度整備のための予算が余り付いてこない。結果、学生の為の英語支援の予算もつかないし、況してや、彼等の生活支援の予算もつかない。結果、彼等は言語のわからない国で、支援もなく孤立することを余儀なくされる。

ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

@kankimura 留学生相手の英語による教育を（例えば学部での日本語による教育の充実よりも）優先することが合理的判断である機関と、そうでない機関があると思うのです。大学院での研究教育が主務ならば前者なんでしょうけど。

inuzuka hajime @inuzukah

これは現実に耳が痛い話。生き残りのためにダブル・ディグリー云々を掲げるとなおさら。だれも大喜びでやってるわけではない。QT @kankimura ...英語の不自由な教員が、それ以上に英語の不自由な留学生に英語で教育し、英語で論文を書かせる、という状況が生まれた、という訳だ。

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因みに奨学金の削減は（大学的には）大きい。現在の国費の奨学金は月125,000円貰っている（他に航空運賃等々）。従って、留学生一人の奨学金２ヶ月で、非常勤講師１人雇える。教員の給与削減なんて目じゃないくらい、予算削れる。

小石佳子 @Toranomamababa

複雑な人間関係から解放されたいと言う思いが勝ってそのような選択をする人もいるでしょう。人間ネットワーク、10倍のパワーにも、10倍の鎖にも…も“@kankimura: 多くの優秀な教え子や友人に囲まれ、その華やかなネットワークで生きることから得られる充実感なのかも知れない。”

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念の為、言っておくと、予算をちゃんとつけて英米豪の大学と同じだけのサポート体制付けてくれれば、上手く回せますよ。QT @mtcedar1972: 「「日本で英語ベースで大学課程作っても巧くいってませんよ」by木村幹（@kankimura）」をトゥギャりました。

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因みに「神様」達は現在、１年終了の修士課程英語コースや、２年或は３年で複数の学位を取れる制度を推進中。その心もやはり、予算削減にあることは言うまでもない。

こなみひでお @konamih

デジャヴ！ RT @kankimura で、英語コースが開始された。しかし、そこでわかったことがある。・・・実は日本にやってくるような留学生の中には、英語が得意なものがそんなにいない、ということだった。英語ができる留学生は、昔から米英豪の大学に行っているのだ(T_T)。

@ishimps

英語による修士課程設立の動きは、研究生に国費で日本語を教えるコストをすっとばすためのものと。（@kankimura 先生昨夜のツイート）私の周りでも研究室と寮を休みなく往復しながら、コミュニケーションは要領を得ない指導教官とのものだけ、という状況に黙々と耐えている人が多い。

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先の英語コースの話はちょっと単純化させすぎたかも。でも、英語圏の大学でさえ英語での論文の執筆等に、しっかりしたアシストがあるのに、非英語圏の大学でそれがないというのは、どう考えても無茶だと思うのだが。

@usada65usaco

なんでなんで！？RT @mitta_jp RT @kankimura 大学での英語での講義について話がはずんでいる。が、日本政府が大学に対して英語での講義を進めているある重要な理由は実は一般には余り知られていないのではないだろうか。それは「奨学金予算の削減」なのである。

みったん。💙💛🌻 @mitta_jp

@usada65usaco @kankimura 海外留学に対する奨学金予算を削減してるか、しようとしているのではないですか。

Spica @CasseCool

英語圏の大学・大学院では元より英語で勉強出来るわけですからね。　 「日本で英語ベースで大学課程作っても巧くいってませんよ」by木村幹（@kankimura） http://togetter.com/li/109300

渡辺翔太（Shota Watanabe） @Shota_Whatson_W

@mitta_jp @usada65usaco @kankimura なるほど！！

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@Shota_Whatson_W 国費の奨学金は学生に払われているだけで、年間一人１５０万円以上、学費免除等つきますから、実際の国の負担は年間２００万円くらい。これを２年分削ると、助教や専任講師一人分の人件費が出る。非常勤なら８人以上雇える。修士を１年コースにするともっと削れる。

@usada65usaco

@mitta_jp @kankimura なるほど。減る可能性なくはないけど、低いと考えます。