豊洲市場の再採水問題に見る不正

各務裕史 @kuninosaiseiwo

豊洲市場のモニタリングは不正か① 除染工事後の汚染状態と経過を知るため地下水を分析するモニタリングを実施している。 １~８回目と９回目のデータに天地の差があるため専門家会議が採水業者の聞き取りをしていて、 いずれ詳しい結果が出ることを期待して少し考えてみた。つづく

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豊洲市場のモニタリングは不正か② 中島フェローの報告：３月１８日夕方得た最新の情報で再採水の実施が判明した。１~３回は採水資料の確認を都が要求し、濁りが多いと分析前に再採水を指示。４～８回はいずれの検査機関（ＪＶ）も分析値が基準超過かこれまでの傾向と異なる場合に都に報告し　つづき

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豊洲市場のモニタリングは不正か③ 都に報告し、都の指示で再採水分析した。５回目以降は都に報告せず自主的に再採水していた機関があり。ベンゼンが環境基準の１６倍であったものが再採水検査によって検出限界値を下回った例もあった 以上は中島フェローが公表した極めて重要な最新情報である

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豊洲市場のモニタリングは不正か④ ８回目までのモニタリングには①浄化工事を請け負ったＪＶが採水分析することへの疑問、②濃度が徐々に低下するという、事前に予想されていた傾向を見せていない、③９回目実施業者が報告した井戸の不備が８回間までは報告されてなかった

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④８回目までに比べ９回目及び９回目と同じ傾向を示し複数分析機関がクロスチェックした１０回目とが際立って高い値を示した ８回目までの採水分析では、ざっと考えただけでも前述した４つの疑問がある。つづく

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建築工事状況を把握している業者が実施する方が合理的という事情は分かるが、科学的見地から言えば手心が入る危険があり望ましくない。現に頻度は低くとも再採水分析を行ったとＪＶが答えている。 一方、傍聴者の再採水疑惑の質問に平田座長は「１~８回目はごまかしたのではないかとの意見もあるが

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今の２１世紀の世の中で（不正が発覚する）リスクを犯すことはないだろう。そこは信用してあげなければ」と述べている。 しかし、現実は平田座長が言うほど奇麗な企業ばかりでなく、家電、原発会社、自動車、杭打ち、構造計算等の一流企業経営者が揃って頭を下げる映像を何度見たことか。

各務裕史 @kuninosaiseiwo

豊洲市場のモニタリング 世間の注目を浴びる中で実施した９回目は大企業の数分の一の価格で小さな企業が請け負った。「金額が安すぎてまともな調査は出来まい」、「従業員が少なく給料も安い」、「実績がない」等々ひどい噂を流されたが、クロスチェックに耐えその優秀さが認められたことは讃えたい

各務裕史 @kuninosaiseiwo

豊洲市場のモニタリングはほぼ不正か だらだらと書き進めたがそろそろ結論を出そう。 ９回目を不正視する方は珍しい。 １~８回目は業者選定と再採水指示において都の失敗か不正であると、少なくとも科学を逸脱していると考えるが、今後の中島フェローの公正な調査に期待してげたを預けたい。