- kelmscott_masai
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この俳句、結構抽象的だと思うのですが、皆さんどんなイメージで読んでるんだろう。どれくらいイメージがブレているのか知りたいので、差し支えなければ教えてください #BL俳句 このCPに合わせて読んだとかでも twitter.com/kelmscott_masa…
2017-03-24 23:38:42正井さんの句は、 (1)初蝶や清きもの「に」皆爪立てよ (2)初蝶や清きもの「は」皆爪立てよ で読みがブレるはず。わたしは(1)かなと思ったけど(2)と読めなくもない。
2017-03-25 00:05:37言葉の見た目だけでアッ好き!と思った句なので印象の言語化が難しいのですが、「清きもの皆爪立てよ」はガラスを引っ掻くみたいな、不協和音のイメージでした。私はパッと見で「清きもの」を目的語にとってしまったんだよな twitter.com/kelmscott_masa…
2017-03-25 00:02:44@asa_co なるほどありがとうございます!清きもの=ガラス、でガラスをひっかく、ってことは結構ざわつくようなイメージということでしょうか
2017-03-25 00:16:18@kelmscott_masai ああ、そうですよね、そうなりますよね…。「ざわつく」というよりは、むしろ「爪を立てろ」といわれてガラスに爪を立てて、引っ掻く直前の緊張感、みたいな印象だったかもしれません。なんだか感想がうろうろしてすみません…
2017-03-25 00:19:28@asa_co なるほどありがとうございます〜!フワッとしてるのでどんなのかって説明するの我ながら無茶ぶりやなと思いつつ…お付き合いいただいてありがとうございます。
2017-03-25 00:23:14@kelmscott_masai いえいえ、私もどんなときでもわりとふわふわ読んでしまう傾向があり…「清きもの」でガラスっぽいイメージを思い浮かべたのは、初蝶の握りつぶしてしまいそうなやわらかさと(勝手に)対比したのかもしれないな、とも思いました。
2017-03-25 00:26:22清きもの「に」という読みがTLではやや多数派に見受けられるが、「に」で読んだ場合、清いもの=傷つけられるもの=被害者という図式が見え、初蝶の季語がややあざとく感じられる。清きもの「は」と読解して、初蝶、ひいては春という季節の加害者性を感じとりたい。 twitter.com/kelmscott_masa…
2017-03-25 00:25:13@tefcomatsumoto ありがとうございます。おお…すごい…清い=傷つけられる=被害者、で初蝶があざとく見える、というのは全く考えていませんでした。「春の加害者性」というのは、誰かに爪を立てる加害者性、と春がオーバーラップしているということでしょうか。
2017-03-25 00:37:27@kelmscott_masai こちらこそ!正井さんの「見逃さない」まなざしが凝縮された句に向き合えて面白かったです。加害者性の読み、そうですね。初蝶って春そのもののようにか弱くて、初々しくて、でも絶対生き抜くものに私には見えて。初蝶を強さにつなげたくてこう読みました。
2017-03-25 00:50:22日射しの間を駆け抜けて冷たい風が頬に到達する。伏して待つのだ。縁側から庭に下りて腹這いになれば、朝露を得た若い芽がちくちくと全身を刺した。これ、穂先ならば貫かれた。又は弁慶の立往生よ。清浄な日の始まり、生命の始まりが、この俺を贄にするのだ。血よ染みよ。花を咲かせ奴の胸に届けよう。 twitter.com/kelmscott_masa…
2017-03-25 00:19:28@kelmscott_masai こんばんは。こちらこそ突然の押しかけ解凍にお返事いただきまして、ありがとうございます。「清きものが爪を立てる」というイメージでした。蝶の舞うたおやかさから一転、一気に、わっと爪を立てられるような感じがしました。
2017-03-25 00:32:27わたしもこれは「は」で読む派。爪立てる→野生、で、野生とは「清きもの」だと思うからだなぁ。てふこさんの読みはさすがの鮮やかさですなぁ…
2017-03-25 00:27:43@kelmscott_masai (具象的な季語+抽象的な命令)というちょっとおもしろい組み合わせで、漠然と清きものに対する破壊衝動?憧れ?があるのかな、という感じで読みました。もっとピントを合わせるなら命令を具体的にして逆に季語を時候や気象などでふわっとさせる手もあるかも。
2017-03-25 00:35:47春になって最初に現れる蝶は長い冬の時代を耐えてきたものたちが一斉に反撃に転じる合図で、春の優しいイメージで隠されがちな、蕾を裂いて弾けるちからを思い出させてくれる句。そのちからの善悪のなさを清いと表したのかなと。その衝動は悪ではないよ、と告げるところにBL感があると思いました。 twitter.com/kelmscott_masa…
2017-03-25 01:00:24石田波郷の「初蝶や吾が三十の袖袂」があり、いつも何も知らない若い子を弄んでる、と思っていた。でもこの句はふたりとも初々しくて、ねえ、このあとどうしたらいいの、なんて聞いて、結局激しくしちゃう。なんていうと季語の本意がと言われるかもしれないが、季語の本意そのもの。ストレートすぎ。 twitter.com/kelmscott_masa…
2017-03-25 01:32:09うーん。ぼくも本意といいながらよく分かっていないのですが。初蝶は初々しさだけでなく、うまく飛べない、よろよろとした、愛すべきもののイメージがあります。それに初蝶は大抵白を浮かべますから、汚れなきもの、といってもいいでしょう。ただそれだとBLに寄りすぎの読みかもしれませんが。
2017-03-25 01:47:19@kelmscott_masai 「や」で切れているとはいえ、そのあとの清きもの「は」あるいは「に」に対して爪を立てるなんて、どちらにしてもそういった行為をみてしまいますね。。もちろん初蝶に対しての無礼ではなく。爪たてたもの、立てられたもの、みんな強がり故の切なさが浮かびます。
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