kinokoピョーン「音楽に政治を持ち込むな！」

KINOKOCAKE @kinoko2004

「音楽に政治を持ち込むな」についてずっと考えてるんだが、やはり前提が間違ってると思う。 どんな政治をどんな形で持ち込むかによっては「持ち込むな」のほうが正しい場合もありうる。

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昔かなり影響受けて尊敬してた人達をTwitterで見たら「政治的すぎる人はブロックする」と言ってるのを知って激しく打ちのめされると同時に、「こいつもウヨか」などと全否定する前に、そこまで言うからには、過度に政治的すぎる奴にイベントをブチ壊された経験があるのかなとか考えなきゃ

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70年代のフェス、たしか第3回フォークジャンボリーは、極左が乱入してきて退屈な討論会みたいの勝手にはじめてブチ壊しにされそうになったんだよな。 フラワートラベリンバンドのステージに上がって占拠しようとした極左を元ボクサーのジョー山中がボコボコにして撃退した伝説は有名

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そのときの画像と称するものが回ってきて「まるでカンフー映画の一場面のよう」と話題になったことがあったけどあれ本物かな？ まるでじゃなくて本当にカンフー映画なんじゃないのか？それをコラージュしたやつとか

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それはともかく、70年代初頭のフェスもミュージシャンも実際に「政治的」であったのは確かだけど、音楽に政治的メッセージを込めることと、音楽フェスをジャックして政治集会に無理矢理変えて音楽を楽しみに来た客に不快な思いをさせることは、根底的に違うだろう

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いくらリベサヨ色が強かった当時のシーンといえど、まさか排除された極左を擁護しフラワートラベリンバンドをウヨ呼ばわりするような奴はいなかったと思う

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シールズのフジロック出演が「音楽に政治を持ち込むな」と叩かれた時はシールズを擁護したけど、批判してた人の中には、そういうのを想像した人もいたのではないか。 「音楽に政治を持ち込むなとは言わないしシールズの思想に反対ではないけど、そういうやりかたには反対」という

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もちろんあれはそういうの用のサブステージでやったことだしイベントの主旨に反した乱入なんかじゃないんだからお門違いなんだけど、いろいろ異論もあるだろうが、やはり過去に無茶をしすぎて日本中に政治アレルギー、サヨク嫌悪を撒き散らしたオールド極左の責任てのも間違いなく「ある」と思う

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Twitterの、音楽や文化や趣味のアカウントで「政治的な話ばかりしてる人はブロックする」と宣言してる人は非常に多い。 俺らの感覚からすると、平和な時代(あったのかは知らないが)ならともかく、政治的な問題だらけの今の世の中で政治的な話をいっさいしないのは逆に難しいし、

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それを「政治的だ、サヨクだ」と感じるなら自称ノンポリだろうとそいつはネトウヨだろう、ウヨ化する社会に何も問題ないと思ってるならウヨだろう、と思うわけだが、わりとネトウヨに対しても嫌悪感はあるらしい。 つまりウヨかサヨかは問わず「政治的」であること自体に忌避感

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もともとリベサヨでもない、むしろいまだにリベサヨの偽善者的な側面にはムカついてしゃーない、そんな俺みたいな奴が多数いる2ちゃん嫌儲とかあのへんの面々がネトウヨ大嫌いなのは、普通に楽しく趣味や娯楽の話をしてる所に乱入してスレの主旨と無関係な韓国ディスを延々展開してブチ壊しにされた

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楽しいパーティーに乱入されてブチ壊された、そんな恨みがあるからなんだよ。 たぶん「政治的な話」が嫌いな人々にとっては、ネトウヨだろうとリベサヨだろうと「そういうことをする奴」に見えるのだろうと思う。

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実際には俺はカウンターもシバキ隊もヘサヨもシールズもオールド左翼もフェミもツイレディースもフォローしてきたし(その大半からブロックされたが)、そういう一般的には「四六時中政治の話ばかりしてるからブロックしたれ」という偏見の目で見られてる人々も、ツイートの大半が実は趣味や娯楽や日常

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的な仲間内の馴れ合いとか、音楽とか漫画とか食べ物とか動物とかスポーツとかファッションとか、そういう話が大半で、そういう、現代の日本で普通に生活してれば普通に興味を持つテーマの中に、政治や社会問題も当たり前に含まれるってだけの話なんよな

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年がら年中、韓国ディスや在日認定という「政治的」な話ばかりしてて一般的な人間らしい生活が見えてこないのはネトウヨのほうなんだよ。

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だけど、差別反対戦争反対原発反対といった世の中で「リベサヨっぽい」と考えられてる言葉が100ツイートのうち1ツイートでもあれば、その人は「年がら年中政治的な話ばかりしてるウザい奴だから関わりたくないのでみんなで一斉にブロックしましょう」とかそういう偏見に曝される

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逆にオールド極左の側からも、100ツイート中1ツイートでも「リベサヨっぽい」ツイートをした人をがっちり捕獲して「君もリベサヨならもっとそういうツイートをしなければならない」とか強制してくるからウザい

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忌野清志郎が活躍してた時代に「音楽に政治を持ち込むな」とか言って叩く奴がいたのかどうか覚えてないけど、清志郎も大半の曲は「♪これはただのロックンロール・ショー！ドカドカうるさいロックンロールバンドさ！役立たずの神様はハードロックが大好き！」とかそんなんばっかりで政治的な歌ばかり

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ってわけではなかった。 素晴らしすぎて発売できませんと言われて騒がれたカバーズにしても反原発ソング(カバーというより替え歌だが)は2曲だけ、1曲反戦ソングもあったけどそれは元の歌詞からしてそう。 殆どの曲は政治うんぬん関係ない普通の日本語カバー。サントワマミーとかそんなの。

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衣装までもヘルメットかぶったオールド極左スタイルでよりラジカルなメッセージソングに特化したタイマーズでも、代表曲は政治色ゼロのデイドリームビリーバー。 今も某コンビニに行くたびに強制的に聞かされるが

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さすがに今はもう「作られたアイドルだから」という理由でモンキーズを全否定するロック原理主義者は絶滅したと信じたいが、当時はまだまだそんな風潮が残っていた。 政治的にラジカルなバンドがあえて政治色ないモンキーズをカバーすること自体がひとつの政治的メッセージだったのかもしれない

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が、実際はどうだか知らん。 単に好きだったからカバーしたのだろう。

KINOKOCAKE @kinoko2004

カバーズとタイマーズの間にコブラの悩みというアルバムがあり、この話も何度もしたけど、これに入ってる軽薄なジャーナリストという曲では、反原発のヒーローに祭り上げられることを全力で拒否してるんだよ

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カバーズに関しては当時、ピーター・バラカンさんは「原曲の歌詞と全然違う日本語詞をつけるのは反対」と批判してたし、いとうせいこうさんは「メッセージはオリジナル曲でやれ」みたいな批判をしてた(うろ覚えですが)。 しかし、もちろん2人とも、原発賛成派なんかじゃないですよ。

KINOKOCAKE @kinoko2004

主張してる内容に反対してるわけではないし、「音楽に政治を持ち込むな」と言ってるわけでもない。 手法を批判してるだけ。