【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第123話「難民」の前編です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)01】 第123話です。今回はちょっと長めなので前後編で分けます。 水攻めにより曹仁率いる曹軍第一陣は壊滅状態となります。しかしながら、曹仁自身は無事だったので悔しがりながらも軍の立て直そうと、一旦引くように命じます。

2017-03-28 12:47:16
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)02】 負傷者多数で重い足取りの曹軍。その様子を見ていたのは、張飛が放った斥候です。待ち構えている方向に向かってくるという報告を受けた張飛は、今度は自分たちの番だと出撃します。

2017-03-28 12:49:14
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)03】 水攻め、火攻めで負傷者多数、戦意喪失状態の兵達を率いる曹仁は、孔明め、このままではすまさんぞ、と唇をかみます。そんな曹仁の視界に入ったのが張飛の伏兵部隊です。張飛は曹仁らを残兵呼ばわりし、攻撃を仕掛けます。

2017-03-28 12:51:14
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)04】 満身創痍の曹軍はひとたまりもありません。曹仁も奮戦しますが、劣勢はいなめず、曹仁は張飛軍に囲まれます。それを救ったのが許褚です。曹仁を逃した後、許褚は周りの兵士たちをなぎ倒し、曹軍の退路を切り開きます。

2017-03-28 12:54:22
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)05】 張飛は、これだけたたき伏せれば上出来、と戦闘を止めさせ、船まで引き上げるように言います。曹仁軍はここでもまた大きな犠牲を出してしまいました。 船がある河岸では玄徳らが張飛が来るのを待っていました。

2017-03-28 12:56:46
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)06】 孔明は、張飛から戦果を聞くと、労をねぎらい、船に乗るように促します。はっ、と応える張飛。もうすっかり反抗的な態度は見えませんね。孔明の言葉を素直に受け止めるようになっています。

2017-03-28 12:58:21
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)07】 こうして、劉備玄徳は大戦果をあげたのち、農民とともに樊城に向かったのです。船団を組んでの大移動となります。

2017-03-28 13:02:05
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)08】 宛城では、曹操が控えていましたが、第一軍が大敗北をしたという報が届き驚きを隠せません。充満の大軍が一度ならずも二度までも、許せん、孔明!とすっかり孔明を目の敵にしています。

2017-03-28 15:16:16
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)09】 孔明、玄徳を討たねば自分は笑いものだ、と全軍ただちに出動だと言い出す曹操。しかし、ここでしばらくお待ち下さいと待ったをかける武将が現われます。何か、と言ってその武将を見る曹操。ここからこの武将の諌めの言葉が始まります。

2017-03-28 15:18:22
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)10】 この武将が誰なのか、名前を言ってくれないと判断しづらいのですが、顔つきからすると、曹洪か張遼か…。曹洪だと鎧はいいとして兜の形が微妙に違っているのと、曹仁とともに第一軍にいたはずだから、この場にいるのはおかしいか。

2017-03-28 15:21:12
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)11】 張遼だとすると、顔つきや髭の形は合ってるのですが、鎧兜はこのパターンだっけ?という疑問が。そのため張遼だと断定するのもちょっと怖い。はっきりしろ、という気持ちもわかりますが、ここでは一武将という表現にさせていただきます。

2017-03-28 15:36:47
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)12】 この武将曰く、玄徳は農民たちを手なづけ、北軍を鬼のごとく恐れさせ樊城に移ってしまったと。つまり、玄徳についてこないと曹操の軍によって皆殺しにされるぞ、と脅され、それを南方の民衆は信じていると。

2017-03-28 15:39:59
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)13】 そんなところに、曹操が大軍で乗り込んでいって、畑を踏み荒らせば、民心はますます離れていってしまいます。民あっての国であり、民なければいかに領土を奪ってもそこからは何も生まれないと言います。

2017-03-28 15:41:39
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)14】 ならばどうすればいい、という曹操の問に、まず玄徳に使者を出し降伏を進めるべし、とその武将は言います。そうすれば、たとい降参しなくても、民を愛する主旨を表すことになるといいます。

2017-03-28 15:43:50
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)15】 また、もし玄徳が降参すれば、荊州全土の征伐の必要はなくなるわけで、その兵力をそっくり呉に向けることができると。そうこではじめて天下統一がなされるのだと説きます。あくまで、荊州攻めは呉攻略の一環にすぎないわけです。

2017-03-28 15:45:21
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)16】 これを聞いた曹操は、たしかに玄徳一人のためにいたずらに兵馬を損じ、民心を離れさせることはないなと思い直します。ならば、とその使者を誰にすればよいかと尋ねます。武将は徐庶を推薦します。

2017-03-28 15:46:47
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)17】 徐庶と聞いて曹操の目の色が変わります。徐庶はかつて玄徳に仕えていた男。使者に立てば二度と帰っては来ないと言います。それに対し、武将はいや帰ってくるといいます。

2017-03-28 15:48:44
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)18】 玄徳と徐庶の親しい付き合いは皆が知るところ。それだけに信頼を裏切ってこの使いから帰ってこなければ、彼は天下の物笑いになるという武将の言葉に、曹操も納得。徐庶を使者に立てることにしました。

2017-03-28 15:49:59
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)19】 早速呼び出された徐庶。曹操は、樊城を踏み潰そうと思ったが、玄徳と共に行動をとった民衆がかわいそうだと考え、徐庶に玄徳のもとに行って伝えてもらいたいことがあると言います。

2017-03-28 15:51:15
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(前編)20】 もし、潔く降伏するならば罪を許し官位を与えるとし、まだ手向かうというのならば、軍民の差別なく皆殺しにすると伝える曹操。徐庶は微妙な表情を浮かべますが、拝命をし、玄徳のいる樊城へと出発するのでした。(前編終わり)

2017-03-28 15:53:35