若手研究者の日本のアカポス採用の現状に関する問題~「日本の大学で常勤の教育・研究職に着任されている方、着任されたことがある方に質問させてください。…」補足~
- naka3_3dsuki
- 16311
- 74
- 1
- 142
次のtgetterまとめの「若手のアカデミック・ポスト就職問題について」補足です
補足します: 日本の大学で常勤の教育・研究職に着任されている方、着任されたことがある方に質問させてください。着任日までに正式な採用内定通知書の送付を受けましたでしょうか? - Togetterまとめ togetter.com/li/1094951 @togetter_jpさんから
2017-03-28 18:45:33まとめ者の周辺の話
@togetter_jp この件も、例外ではないんです。私の周辺の話をさせてください。 twitter.com/naka3_3dsuki/s…
2017-03-28 18:55:53なお、研究室の先輩は財政難をもろに受け、学校法人の新年度の人事予算削減で着任予定の学科なくなり、内定取り消しに遭ったことがありました。 twitter.com/naka3_3dsuki/s…
2017-03-28 14:08:15なお、研究室の先輩は財政難をもろに受け、学校法人の新年度の人事予算削減で着任予定の学科なくなり、内定取り消しに遭ったことがありました。 twitter.com/naka3_3dsuki/s…
2017-03-28 14:08:15【大学教員の内定取り消し関連のエントリ記事】 続・博士卒のアカデミックポスト就職の現実~「ポスドク問題/「出口」対策が弱すぎる」(河北新報オンラインより)を起点に~ - 仲見満月の研究室 naka3-3dsuki.hatenablog.com/entry/2017/03/…
2017-03-28 14:02:14@naka3_3dsuki この先輩は、公募で採用予定の前年度の秋、既存の学部の新設予定の学科の常勤ポストに内定が出ていたそうです。しかし、文部省からの補助金が、日本全体への大学への新年度について大幅に削減が決定。法人は、財政難で法人全体の人事予算を削減せざるを得なりました。
2017-03-28 19:03:28@naka3_3dsuki 今から1~2年ほど前の話。その法人は新設予定だったいくつかの学科のうち、先輩が着任予定だった学科の新設を凍結。代わりに、国や産学連携の事業から補助金の得やすい、別の新設学科のほうは凍結しませんでした。補助金を得やすい学科は予定どおり、次年度に開設。
2017-03-28 19:07:51@naka3_3dsuki 先輩は前年度の秋に内定が出ていて、法人による新年度の新学科の凍結および内定取り消しを、前年度の冬に告知されました。今も、その先輩はめでずに、専業非常勤をされ、忙しい日々を送られながら、研究と授業をされておられます。
2017-03-28 19:15:09(まとめ者訂正:×めでずに→○めげずに)
若手研究者のアカでミックポスト(アカポス、研究職)採用の問題
若手の置かれた現状について
@naka3_3dsuki その先輩は、私より数歳上くらいの年代の方、つまり若手の中でも博士号取得から数年以内の年代です。院生時代からの学位取得を経て、2年ほどの非常勤講師を経て、次のアカデミックポストが、その法人の常勤ポスト、というものだったようです。
2017-03-28 19:20:32@naka3_3dsuki 引用したKimura先生のツイートのように、予定のポストが消滅、あるいは大学の上層役員の決定で覆ることは、他にも聞いたとがありました。これは何も大学だけでなく、業績悪化の東芝等の一般企業も同じかと。 twitter.com/kankimura/stat…
2017-03-28 19:25:18@naka3_3dsuki 先のまとめ:togetter.com/li/1094951で内定取り消し寸前の方は、幾つかの大学で常勤職にあった先生と思います。労働問題が専門の弁護士に相談され、法的な手段をとられ、きちんと雇用されるよう、動かれるようです。こうした判断のできる方かと。
2017-03-28 19:31:52@naka3_3dsuki 件の先輩、似たように内定取り消しをされた方々には、専業非常勤やポスドクといった不安定な雇用状態を経た後、やっと手にした常勤ポストの内定だった、という可能性があるんです。日本の研究業界って大学は特に、人脈が物を言う特殊な世界。若手は立場が弱いんです。。
2017-03-28 19:35:19@naka3_3dsuki 立場が弱い若手には、労働関係の法律に対し、よほど専門だったり、周りに「それって、おかしいんじゃない?」と指摘されない限り、泣き寝入りするしかない状況になるかと。また、内定取り消しをめぐって法的手段をとりたくても、その後の職場やキャリアを考えると、困難。
2017-03-28 19:38:17@naka3_3dsuki 次の記事で書いてきたとおり、今までの大学の雇用制度を変えようとすれば、勝ち取った雇用の決定後、新しい職場でアカハラを受ける恐れがあります。そうでなくても、新しい職場に居づらい不安は付きまとうでしょう:naka3-3dsuki.hatenablog.com/entry/2017/01/…
2017-03-28 19:43:20内定取り消しに対して動く方がいること、それによる若手アカポス採用問題への影響と期待
@naka3_3dsuki だから、今回の内定取り消しに対し、当事者の先生が動きを起こされたこと、その動きに対し、公開アカウントで様々な方から情報が集まったり、「その内定取り消しって、おかしいですよ!」と声を上がったり、したことは、若手にも非常に有り難いんです。
2017-03-28 19:45:58@naka3_3dsuki どう有り難いかと言うと、下手に動いたら将来の研究者としての道を閉ざされる恐怖で、内定取り消しに遭っても泣き寝入りするしかなかった若手が、声が出しやすくなったという意味で、有り難いことです。
2017-03-28 19:50:48@naka3_3dsuki 特殊な雇用状況にあると思っていた大学等の研究機関のアカポス採用について、一般企業で内定取り消しに遭った就活生と同じように、相手と戦っていいんだという変化が起こることで、より「開かれた」公募が増えることを期待しています。
2017-03-28 19:57:11@naka3_3dsuki この動きは順調にいかないか、どこかで負の部分が出るかもしれません。それでも、何らかの形で、出来レースではない「開かれた公募」が増えることで、「実力でアカポストを得られる採用制度なら、自分も挑戦してみよう!」という若手も出てくるでしょう。
2017-03-28 20:02:16@naka3_3dsuki 優秀ながら、こうしたアカポスの事情を知っているからこそ、自分の人生やパートナー、お子さんのために、別の業界を選ばざるを得なかった先を行く院生時代の先輩方を思い、補足ツイートをさせて頂きました。
2017-03-28 20:09:09