Cinema Memo 2017

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「ゲット・アウト」白人のGFの家に招待された黒人青年。迎えてくれた人々はとてもフレンドリーだけれど、どこか妙…。なんとなく感じていた違和感の正体がじわじわと顕になっていく過程がとても怖く面白かった！そして、とことん追い詰められた時のパトカーのライトに対する自分の感情に愕然とする。

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ピーター・リヴォルシー「ハウス・オブ・トゥモロー」 親が子供を守るための楯＝子供にとっては時には息苦しい壁であり、一緒に抗う友と突破するための音楽との出会い。ライブシーンにはストレートに感動した。縞模様のパジャマの少年が最初だったのでAsa君を見る度に大きくなったねと思う。 ＃TIFFJP pic.twitter.com/NTxnUafMsW

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マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」 冒頭から傑作の予感。一筋縄ではいかない登場人物達の魅力的なこと。まるきり善人もいなければ悪人もいない。黒が白に、白が黒に、次第に盤上の様子が変わっていくオセロゲームのようで。勝ち負けはないんだけど。 #TIFFJP pic.twitter.com/sTgEB2XxJs

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ソニア・クロンルンド「ナッシングウッドの王子」抑圧多きアフガニスタンで110本の映画を作り続けている男。撮影中にロケット弾撃ちこまれたりEPには事欠かない。と同時にどこまで突っ込めるかvsどこまで見せるか、撮る側と撮られる側、二人の監督の静かな攻防が面白かった。 ＃TIFFJP pic.twitter.com/vwC29Ztv9e

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サミュエル・ジュイ「スパーリング・パートナー」 体力は衰え勝てない中年ボクサー。それでも闘い続けた先に見えるもの。リングで光があたる「持っている」者達より、彼のような敗者が圧倒的に多いんだとエンドロールで胸が詰まった後にマチュー・カソヴィッツ登壇なんて最高だった。 ＃TIFFJP pic.twitter.com/PN5r2u4Enn

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アントニオ・M・エスパルサ監督「ライフ・アンド・ナッシング・モア」とてもよい！手持ちのカードで勝負するしかない人生。差し伸べられる手があったとしても掴み方もわからず追い詰められてゆく母と息子の苦しみが切実。それでも底辺に沈む直前で踏みとどまる者への視線が優しい。#TIFFJP pic.twitter.com/yg2meOytBW

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デーブ・メーデーカル監督「ビオスコープおじさん」 アフガニスタン紛争で国を追われた移民の過酷な人生。それでもビオスコープから覗く映画の世界は楽しく躍動していて、人を笑顔に、小さな光を灯す力があるんだと泣き笑い。父を亡くし、父を取り戻す映画でもあった。 ＃TIFFJP pic.twitter.com/CORtRIVUKb

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セミフ・カプランオール監督「グレイン」少し寝てしまったけれど、モノクロで映し出される近未来の世界は寒々としているのにどこか美しい。人類を豊かにするはずの文明の発展はいつの間にか自らの生きる場所を狭めている。猶予はある？幾度も繰り返される問いはしっかり心に刻んだ。 #TIFFJP pic.twitter.com/FV61LuisQh

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黄信堯監督「大仏+」面白かった！車載レコーダーの盗み見から社長の犯罪を知ってしまった男達。相当悲惨な状況であっても会話は滑稽で、監督のナレーションもとぼけていて。何もかも見すかすような大仏がシュール。カラーとモノクロの対比はそのまま金持ちと貧乏人のシビアな格差。#TIFFJP pic.twitter.com/o2pFimbcYb

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杉田協士監督「ひかりの歌」短歌４首に紡がれる世界を映像化。淡々としたリズムが自分に合わずしんどいと最初は思ったけれど、言葉にできない夫々の女性の思いが後からじわじわ押し寄せてくる。星から放たれた光が自分に届くように時間差で美しさを受け取るような感じ。3番目が好き。＃TIFFJP pic.twitter.com/0UEeTrzXnl

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呉京監督「戦狼Ⅱ」ド派手！海賊も傭兵軍もものともせず、近接格闘術、ガンアクション、戦車ドライビング等なんでもござれの呉京無双は笑っちゃうくらいに楽しかった。フランク・グリロとの一騎打ちも私得。愛国心をあおるような〆はもし日本映画なら私はひいてしまうのだけどね…。 ＃中国映画週間

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「アトミック・ブロンド」の階段アクションシーンはワンカットなのかな？凄い迫力だった。

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陳正道監督「記憶の中の殺人者（記憶大師）」記憶の出し入れができる近未来。戻してもらった記憶が殺人者のものだった…。モノクロで幻想的な迷路のような記憶（但し犯人の顔が自分になっている）を辿り犯人を探す過程がスリリングで面白かった。自分と殺人者を演じる黄渤がいい。 #中国映画週間 pic.twitter.com/hvQoGTNMrR

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スクリーンでの「マルホランド・ドライブ」は甘やかで残酷な夢のようだった。今だから余計に、セクハラまがいのテストをナオミ・ワッツがうまくこなすシーンは胸がつまるし、後半は泣いてしまう。llorando por tu amor... youtu.be/P1-_k3qjhw0

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映画祭シーズン到来。ラテンビートで「ネルーダ」。詩の朗読を聞いているうちに私がねるーだ。ガエル君ごめん。IFFJでは「スルターン」。天狗になり挫折した中年レスラーが再起をかけて総合格闘技に挑戦。ベタだけど熱くて、インド式に歌と踊りもふんだんに。満腹でした。

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「亜人」佐藤健の身体能力の高さと、綾野剛のガンアクションのキレを堪能するシーンのつるべ打ち。潔い。

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生き別れになった母親が簡単に見つかりすぎというのはあるけど。東京狭い。

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「あゝ、荒野」前編。劇的な展開の連続で157分の長さを感じず。2021年東京の嫌すぎるどん詰まり感。居場所がなく足掻く２人がボクシングを通して出会う。役者、みんなイイけど憎しみを消化しきれず荒々しい菅田君と、いつも他人の目を気にしてしまう繊細なヤン・イクチュンから目が離せず。

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8月&9月の映画。 面白い映画は多かったけど、やはり時間をおいてもなお心にひっかかりが残るものだと限られる。 「パターソン」 「オン・ザ・ミルキー・ロード」「逆光の頃」 「わたしたち」 pic.twitter.com/yzhpsOYm36

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「ドリーム」黒人かつ女性は差別されて当然という時代、圧倒的に不利な状況で、腐らず努力を怠らず知性で時代を切り拓く女性たちの物語だった。数字のその先へ。3人の女性がかっこよすぎる。

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ユン・ガウン監督「わたしたち」素晴らしかった。相手の言葉にはすぐに傷つくのに、相手に放つ言葉は容赦がない。その繰り返しで小さな心はすぐに悲しみでいっぱいになる。大人が届かない距離にある少女達の痛み、確かに覚えがある。綺麗な青いマニキュアと、それが剥がれた後に残る鳳仙花の赤。 pic.twitter.com/91YnXMVRTm

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「50年後のボクたちは」ファティ・アキン監督新作！親の問題を抱えクラスでは変人扱い。風変わりな転校生とオンボロ車で旅にでる。鬱々とした日常に思い切り風穴を開け突破していく2人の直進が実に気持ちいい。これからどんなことがあってもよりどころとなる「場所」を見つけた14の夏。ワラキア。 pic.twitter.com/cUGnB9si5d

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「ぼんとリンちゃん」が好きだったのに見逃していた小林啓一監督の新作をレイトショーで。次期朝ドラヒロインの葵わかなさん＆「散歩する侵略者」で抜群によかった高杉真宙君。彼が演じる高校生は宇宙人に乗っ取られる前…と思って見ると切ないです。

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「逆光の頃」京都、高2の夏。障子越しに感じる太陽の光。早めに大人になっていく友。盃に映る送り火。夜の校舎から見る月。好きな子の手の感触。繊細に揺れる金の糸。瞼を閉じても若い2人の今この瞬間の輝きが残像に残る。できるだけ長く覚えておきたいような。素敵でした。 pic.twitter.com/0GkUJ4swJZ

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「散歩する侵略者」概念を奪う異星人。人間と異星人の間に徐々に生まれる親密さ。金魚すくいから始まる不穏なオープニング（最高！）からは想像しなかったけど意外に笑える展開で面白かった。ただ私も最後のシークエンスの前で終わって欲しかったな。浜田さんが出ていたのが嬉しかった。舞台版楽しみ♪