『スローシティ』（島村菜津／光文社新書）がとにかく面白い。

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＃ジロロモーニ の故郷、マルケ州イゾラ・デル・ピアーノのアグリツーリズモ『ロカンダ・ジロロモーニ』からは、サン・レオの岸壁に聳えるリアル「＃カリオストロの城」が見えるらしい。『＃スローシティ』（島村菜津／光文社新書） amazon.co.jp/dp/4334037364/

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「当時、町の人口は1万3000人にまで回復していた。だが、決して3万人にはしたくなかったんだ。（中略）フィレンツェの郊外には、成り下がりたくなかったんだよ」（トスカーナの村の元町長）『＃スローシティ』（島村菜津／光文社新書） amazon.co.jp/dp/4334037364/

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「人間サイズの、人間らしい暮らしのリズムが残る小さな町づくりを心がけよう」（97年スローフード協会国際大会の開会式で、当時オルヴィエート市長のあいさつより）『＃スローシティ』（島村菜津／光文社新書） amazon.co.jp/dp/4334037364/

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「工業化された食が溢れ、コピー文化が氾濫するグローバル社会の中で、いかにオリジナルな文化が生き残っていけるか、それが僕らの課題なんだ」（パオロ元町長のことば）『＃スローシティ』（島村菜津／光文社新書） amazon.co.jp/dp/4334037364/

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「オーガニック農法には、この森の存在が重要なのです。これが畑の生物多様性を守り、害虫の大量発生などの被害が広がらないように抑えてくれる。トスカーナでは現在、残る森を伐採することは厳しく禁じられているんです」『＃スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「古いものと新しいもの、ローテクとハイテク、伝統の保存と最新の技術、それらが、うまく調和することが大切なんだ。そこから何か新しいものが生まれる」スローは後ろ向きな運動でも昔に戻って不便を受け入れることでもないと言うスローシティ事務局長『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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スローシティ条項の中の、町中にベンチを増やそう大作戦とは。「観光客がやってくる旧市街だけでなく、地元の人だけが暮らす新市街にも十分にベンチがあるか、というのがスローな町の大切な条件なのだ」そのココロは、p66参照『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「これまで、加速と無限の進化という社会モデルが、どれほど美しい町々を破壊してきたことでしょう。そうしてできあがった町は、残念ながら、グローバル社会では何ら評価されることのない町です」生物多様性と持続せを備えた新しい進化の社会モデルへ『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「アルベルゴ・ディフーゾでは、その土地だけの文化が味わえる。普通のホテルにはホールが1つならば、こちらには2つある。1つは情報を提供する受付、もう1つは部屋の外に広がる集落です。」『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「そこには広場や商店やレストランがあり、旅人は、そのコミュニティの一員として迎えられるわけです」日本各地の山村や離島で、高齢者だけになっていたり、空き家が増えていたりする村の参考になりそうなアルベルゴ・ディフーゾ。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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5章「ありえない都市計画法で大型ショッピングセンターを撃退した町」はとにかくトンチがきいていて面白い。これは大事なネタバレになりそうなので書かない。詳しくは本書p150を。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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絶景の避暑地として有名なアマルフィ海岸の、中でも数多くの映画のロケ地として観光地ずれしたと言われるポジターノもスローシティに加盟している。なかなか奥行きが深い。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「ブラック・エルクは言った。“聖なる山は背かの中心だ。そして、すべての場所が、世界の中心だ”とね。だから、私はこの修道院を、今も世界の中心だと信じているんだよ」ジーノ・ジロロモーニのことば。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「私は“自然を守り、いたわる”ためにここでこうしているんだ。大地を汚すことなく、知的好奇心も満たされるような、新しい文化的な農村を創るためにね。（中略）有機農業は、神の傷を癒す最善の方法だと信じているんだ」ジーノ・ジロロモーニの言葉。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「滋養のない虚ろな食べ物を増やしておいて、今度は遺伝子組み換え技術で作られた栄養補給食品で補填しようというのは、あまりに無理がある。」ジーノ・ジロロモーニの言葉。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「それより有機農業で土壌さえ健康にしてやれば、みごとな栄養バランスを備えた小麦や野菜が食べられるじゃないか。」ジーノ・ジロロモーニの言葉。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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「有機農業と言うものを、ただ単に農業の技術改革といった狭い意味に捉えてはほしくない。これは純然たる文化の闘いなんだ。なぜなら、食というものは、ただの栄養補給ではないからだ。それは文化であり、環境であり……」ジーノ・ジロロモーニの言葉。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より

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（承前）「……美意識であり、生命そのものだ。私たちの命を根底から支える農業というものの真価を忘れかけた人々に、その価値をもう一度伝え、人類の生き延びる道を模索する最良の手段、それが有機農業なんだ。」ジーノ・ジロロモーニの言葉。『#スローシティ』（島村菜津／光文社新書）より