《収束の方法さえ見つかっていない事故原発の近辺の自治体について、「復興」を語るのは、早すぎる》

自己ツイートをまとめました。 今、何が起きているのかさえ知る方法がない、事故継続中の原発の数十km近辺で、「復興」を語るのは、時期尚早だと私は思います。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

収入に応じた勤務時間・日数しかないという環境にある私は、この年度末・年度初めを、雪かきやら読書やらを中心にして生活している。貯めこんだ未読書籍を、一気読みする覚悟で臨んだのだが、所々で感じてしまう「不理解」や誤解に出会い、しばしば躓いてしまう。 社会学者、原発事故を舐めてるよ!

2017-03-31 11:15:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

各種記録によると、原発事故で飛散した放射性プルームが一度、軽く舐めている(そこでは降雨降雪がなかった)だけの場所で、避難せずに食物に気を付けて生活している人の間から健康異常や体調不良の報が複数聞こえてくる。 事故原発からの距離は直線で80km程度。米国の退避指示でも、不足だった。

2017-03-31 11:20:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

そこからさらに事故原発からの距離は遠いが、放射性プルームが通過した時に雨や雪が降った地域。当時、日本最高学府の教授が「春雨じゃ濡れて参ろう」などとふざけていた頃。その時降下した放射性物質の害が表面化するのは、これからだ。少なくとも70年先まで影響が出ることが日本では分かっている。

2017-03-31 11:24:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

311の後、数回、政府交渉などの為に東京に行った。私が中学生だった1970年代に比べれば、東京の大気汚染はかなり改善されたように「見える」。放射性物質は、目に見えないからわからない。それに、札幌にくべれば、東京の空はまだ、相当に汚れているのが目視でわかる。健康への影響は重複する。

2017-03-31 11:28:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

分かりやすく言い換える。 今のままの大気の状況、土壌汚染の状況を放置して東京に住み続けることは、健康上かなりのリスク増加を覚悟しなければならない、ということだ。 汚染されているのは、豊洲や築地だけではない。 東京一帯が高度経済成長の時の汚染に、原発事故の汚染が追加されているのだ。

2017-03-31 11:32:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

さらに、原発事故で水源地付近に降下した放射性物質の一部は、川の水の流れとともに、河口まで流れ着き、太平洋や日本海に注いでいる。いや、6年間注ぎ続けている。これからも、だ。 健康調査が必要なのは、福島県だけではない。また、「小児甲状腺がん多発」は、原発事故の影響の目安にもならない。

2017-03-31 11:37:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本が原発事故を起こしている国であり、そこからそれほど遠いとは言えない所に人が生活し続けようとするならば、現行の健康診断と医療態勢では、全く足りない。 年に2か月程度の保養目的の遠隔地での生活を組み込んだ、健康診断と医療態勢との構築を、今から始めないと、手遅れになるかもしれない。

2017-03-31 11:40:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

なお、先程の連続ツイートの中で触れた「社会学者」とは、開沼博氏ではない。開沼氏は学問の文法も作法も知らない、単なるコメンテーターだと私は認識している。 問題なのは、まじめに「復興」を考え研究している社会学者が、原発事故の長期的な問題を理解していないことだと考えている。

2017-03-31 11:59:02