NATROM先生(内科勤務医): 過剰診断を理解できない人たち
●世界の甲状腺癌の現状、長瀧重信氏 kantei.go.jp/saigai/senmonk… pic.twitter.com/D25ZIfeR0G
2019-03-10 07:43:24長瀧重信氏 『世界の甲状腺癌の現状』
■甲状腺癌患者の数は、世界中で増加しています。
■世界的に、甲状腺癌で死亡する患者の数は減少していません。
■亡くなるまで症状が出ない甲状腺癌(ラテント癌)が、相当数あります。
■甲状腺癌の頻度は、年齢によって大きく変化します。
●「過剰診断」とは何か、2015-03-24 d.hatena.ne.jp/NATROM/2015032… pic.twitter.com/ANM917du5D
2017-09-01 16:42:31twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/YuriHiranuma/s…
2017-06-24 16:00:08twitter.com/sivad/status/5… twitter.com/YuriHiranuma/s… twitter.com/sivad/status/5… twitter.com/YuriHiranuma/s…
2017-06-24 16:01:21@YuriHiranuma なんか逆になってるんじゃないですかね。「手術しても死亡する患者」が手術されている、なら文脈にあうんですが。
2015-03-07 02:00:46@YuriHiranuma 日本語はおかしくないと思いますよ。長瀧氏が長期的な癌の増加傾向に触れていないことを問題視されているんですね。検査体制の変化で極端に発見が増加した場合に真の増加では説明できないという点の解説に重点が置かれているので。
2015-03-08 07:01:05@YuriHiranuma そうなんですね。私には常識的な内容が書かれているだけに思えて素直に読めたので、日本語がおかしいという批判がひっかかりました。
2015-03-08 19:01:49最初に私が『長瀧氏に反論するなら、「でもそれって大人の話ですよね。子供の甲状腺がんにも同じことが言えますか?」などと言うのが良いと思います』と書いたことをご存知ない方がちらほらいらっしゃるようで。
2015-03-14 11:48:19大人、たとえば50歳の人に甲状腺に径1 cmの癌が見つかったとする。その癌はもしかしたら(というか、おそらく)20歳ごろに発生し、ゆっくりゆっくり成長し、30年かけてやっと1 cmになったのかもしれない。
2015-03-14 11:48:41だとしたら、治療せず放っておいても、さらに癌が大きくなって症状を引き起こすまで何十年もかかる。症状を起こす前にその人が亡くなるようだったら、こうした癌を診断することは過剰診断である。
2015-03-14 11:49:06一方、子供の場合は話が違ってくる。たとえば10歳の子供に甲状腺に径1 cmの癌が見つかったとする。30年かけて1 cmになったってことはないよね。どんなに短く見積もっても10年しかかかっていない。
2015-03-14 11:49:4310年で径1 cmに成長する癌を治療せずに数十年放っておいたら、症状が出てくる可能性が高いと考えるのは合理的な推測である。この場合は過剰診断には当たらない。しかも50歳の大人と比較して、10歳の子供はより長く生きる。
2015-03-14 11:50:31一般的に、大人と違って子供に見つかる癌は、1.成長スピードが速い、2.癌以外の死因で亡くなるまで時間がかかる、という理由で、過剰診断ではない可能性が高いと思われる。
2015-03-14 11:51:15「一般的に」と書いたのは例外(たとえばneuroblastomaはそうらしい)もありうることを承知しているからである。子供の甲状腺癌がどうなのかは、現時点では推測しかできない。将来もおそらく、明確な結論は出ない。無作為化試験がなされていないから。
2015-03-14 11:56:03ぶっちゃけ、集団によっては甲状腺癌の死亡率が上がってるとか下がってるとか、実にどうでもいい。そんな集団がいくつかあったところで、大人の甲状腺癌に過剰診断が存在するという主張は覆せない。それよりも「子供は違うよね」で事足りる。
2015-03-14 11:57:12