茂木健一郎 (@kenichiromogi)さんの連続ツイート第2075回「ひらめきは文脈を超える」

脳科学者・茂木健一郎さんの4月2日の連続ツイート。 本日は、感想です。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート2075回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。

2017-04-02 07:14:32
茂木健一郎 @kenichiromogi

「ひらめき」に必要な、ドットとドットを結ぶこと、それを導き出すmind wanderingを別の視点から見れば、すなわち、そこには「文脈」がない。

2017-04-02 07:15:22
茂木健一郎 @kenichiromogi

文脈に合わせて、働きを調整することは脳の大切な働きである。試験は一つの文脈で、短い時間でできるだけ多くの問題に正解しようとする。それができる人が「秀才」と呼ばれる。

2017-04-02 07:16:04
茂木健一郎 @kenichiromogi

一方、ひらめきは文脈ではない。むしろ、文脈を超えるもの、あるいは文脈が設定されていない状況での脳の働きである。文脈の秀才がひらめきが必ずしも得意ではないのはそのためである。

2017-04-02 07:16:48
茂木健一郎 @kenichiromogi

学校教育の中で、文脈の中で卓越することばかり求められ、それに応えていると、文脈に合わせて脳を働かせる能力ばかり発達して、それを超えるひらめき力が抑制されてしまう。

2017-04-02 07:17:34
茂木健一郎 @kenichiromogi

ひらめきは、どちらかと言えば「遊び」に近い。無目的で、意味もなく、ただ楽しいからやっている。そのような時に、ドットとドットを結ぶ、という結果が生まれやすいのである。

2017-04-02 07:18:12
茂木健一郎 @kenichiromogi

文脈に合わせてがんばるのもいいが、時には文脈をとっぱらって、ふらふら、へらへら遊ぶということをやっていると、ひらめき力が醸成されることになる。

2017-04-02 07:19:03
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート2075回「ひらめきは文脈を超える」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

2017-04-02 07:19:42