【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみよう言うコーナー。第123話「難民」の後編です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)01】 所変わって樊(はん)城です。玄徳らは一時的にここに留まっていましたが、そこに徐庶がやってきます。久しぶりの再会を喜ぶ間もなく、徐庶は和睦の使者で来たことを玄徳に告げます。

2017-04-04 12:29:08
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)02】 曹操が自分を使者に立てたのは、心にもないあわれみ深さを見せ、民衆の信望を買おうとするためでござる、と曹操をバッサリ切り捨てます。本心は白河を埋めて進撃する計画、和睦などに応じたら悔いを残すとまで言ってのけます。

2017-04-04 12:31:06
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)03】 はじめから和睦など成立させるつもりがない徐庶。玄徳も曹操のこと、そのくらいのことは考えているだろうと、徐庶の言うことを肯定します。そんな徐庶に対し、自分たちと行動をともにしないかと、玄徳は持ちかけます。

2017-04-04 12:32:32
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)04】 しかし、徐庶はそれはできぬと言います。曹操は自分の母の死に対し、墓を作り懇ろに弔うなど、世話になりすぎたと。もし、この使いから戻らなければ、人々は自分の節操を疑い、世間の笑い者となるでしょうと。徐庶は戻らざるを得ません。

2017-04-04 12:35:12
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)05】 これからは逆境につぐ逆境がつづきましょう。だが挫けずに曹操の野望を砕いてくださいませ、と言って徐庶は去ります。その背中を見て、徐庶も辛い立場であろうな、と心中を慮る玄徳。

2017-04-04 12:36:31
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)06】 さて、徐庶の形だけの和睦の使者は置いといて、これからのことを考えなければなりません。玄徳は樊城で曹操の総攻撃を持ちこたえられるかと尋ねると、孔明は無理だと即答。防御のことを考えると襄陽城に向かうべきと言います。

2017-04-04 12:38:05
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)07】 玄徳は、方針としてはうなづきますが、樊城までついてきた民百姓の扱いをどうするか尋ねます。孔明は、玄徳を慕ってついてきている者達だから、たとえ足手まといになろうとも連れて行くべきだと言います。玄徳はすぐに行動に移すことにします。

2017-04-04 12:39:59
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)08】 まず、関羽に、民百姓達に着いてくるのもここに残るのも本人の意思に任せると伝えるように言います。関羽は民達の前に出て、樊城に曹軍が迫っていることを告げ、樊城では防ぎきれないため襄陽に向かうと言います。

2017-04-04 12:41:55
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)09】 着いてくるのもここに残ろうもお前達の意志に任せる、と関羽が言えば、民たちは口々に連れて行ってくれと言います。関羽は、ならばすぐ船に乗れ、と言います。早くしないと曹軍がやってくるぞと、急がせます。

2017-04-04 12:43:35
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)10】 速やかに出航を開始した船団。みな着いてきたのう、と言う玄徳。殿、と関羽が指差した先には、樊城を目掛けて突撃してくる曹軍の姿が。間一髪で曹軍の攻撃を避けることができました。

2017-04-04 12:47:58
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)11】 徐庶が来た時に、和睦するかどうかで揉めて時間を潰していたら大変なことになっていたと思われます。結果的に、徐庶は曹軍の動きを知らせ、玄徳らの危機を回避する役割を果たしました。

2017-04-04 12:49:19
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)12】 船団は襄陽にほどちかい岸で停泊。そこから襄陽の城を目指して歩く一団。玄徳は城門の前に行き、門を開けて多くの百姓の命を救われよと呼びかけます。しかし、その返事は無情にも矢の雨でした。百姓たちが次々に射殺されてしまいます。

2017-04-04 12:51:31
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)13】 何をするか、と玄徳は驚きます。自分の国の領民を射るとは気でも狂ったかと叫ぶ玄徳。城壁の上に現れたのは、蔡瑁でした。曹操様にたてつく者など城には入れられんと言います。

2017-04-04 12:53:06
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)14】 遠慮はいらんと、城兵達に弓を射させる蔡瑁。しかし、武器を持たぬ民衆を殺戮することに城兵達も心底納得しているわけではないという表情です。それでも命令だからと次々と矢が放たれ、民たちに多くの犠牲が。

2017-04-04 12:55:09
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)15】 そこに、蔡瑁殿おやめなされ、と割り込んできた武将が登場。絵柄といいセリフといい、ほぼ魏延と断定していいでしょうが、魏延がはっきり名前が出て登場するのはかなり後のことで、ここでは名前が明かされていないため、あえて一武将とします。

2017-04-04 13:00:40
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)16】 この武将、玄徳は前国王がもっとも信頼なさっていた方であり、それに弓を向けるとは何事か、と一喝します。蔡瑁は、玄徳は曹操様に弓を引く男、こんな者を城に入れれば我々も曹操様を敵に回すことになる、と反論します。

2017-04-04 13:02:26
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)17】 黙れ、曹操に降伏し、国を売るお前のほうこそけしからんのだ、と蔡瑁を糾弾するこの武将。さあ、わしが命じる、城門を開いて玄徳殿を通すのだ、とあくまで前国王の意思を通そうとします。あああ、と蔡瑁は自分の命令に逆らうのかと逆上。

2017-04-04 13:06:03
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)18】 裏切りもを斬れと命じます。蔡瑁派の兵士たちは、城門を開けようとする武将を斬ろうと立ち向かいますが、蔡瑁こそ国を売る奸賊、奴を打てと言われ躊躇します。しかし、それでも武将を斬ろうとした兵士を切り捨てる武将。城門を開けさせます。

2017-04-04 13:07:57
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)19】 城門が開き、玄徳に向かって早く中に入れと合図を送る武将。しかし、蔡瑁は裏切り者を斬れと命じます。こうして城内は大混乱。その様子を見た孔明は、城内で同士討ちを起こしていると見ます。

2017-04-04 13:10:09
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)20】 玄徳は入るか?と尋ねますが、孔明はこの様子で入っても、曹軍が現れたらどうなるかわからないと言います。なにしろ、曹操に降った蔡瑁が中で仕切っているのですから、防御どころではないでしょう。

2017-04-04 13:12:54
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)21】 そもそも、襄陽に国を乗っ取った蔡瑁がいて、蔡瑁が曹操に降伏したという情報は新野にいるときに把握していたわけで、なぜ孔明がわざわざ襄陽に行こうとしたのか、理解に苦しむ展開ではあります。もともと襄陽にこだわってはいなかったのかも。

2017-04-04 13:16:10
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)22】 孔明は、遠いかもしれないが江陵の城へ参りましょうと言います。あの城は金銀食糧も蓄えられ、荊州一の要害だと言います。蔡瑁がいてどうにもならない襄陽ではなく、江陵に行くのが本命だったのかもしれませんね。

2017-04-04 13:18:46
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)23】 玄徳が江陵へ向かえ、と号令をかけると、関羽も張飛もそれに習います。玄徳軍並びに、民衆が移動を開始。それを見た襄陽の兵士たちにも動揺が広がります。自分は蔡瑁に従うより玄徳についていくと城を脱出する兵士が多数。

2017-04-04 13:20:32
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)24】 蔡瑁は脱出をする兵士たちも裏切り者と言い、矢を射ろと命じます。矢に当たる兵も出ましたが、相当数の兵が玄徳の後を追います。もしかしたら、孔明は襄陽の反蔡瑁派の兵を糾合するためにあえて立ち寄ったと見れなくもありません。

2017-04-04 13:22:33
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【横山光輝「三国志」講座123「難民」(後編)25】 さて、江陵へ行くにはこれまでのように船で行くのは困難です。樊城や襄陽は漢水(長江の支流)沿いですが、江陵は長江の本流沿いにあります。船で行こうとするとかなり大回りをすることになります。玄徳らの一行は陸路を進みます。

2017-04-04 13:28:43