- _Ware_Aoba
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不破司令と陽炎の関係は…… 陽炎「あれ?もしかして、不破司令って私の親戚?」 そう言えば、だいぶ前に大湊の不知火と話した時に、彼女が知っている人物に似ていると言われた。 その人物が誰だか今はわかる。不破司令のことだ。 #ちんじふ劇場
2017-05-06 23:35:45不破司令が親戚ならば、似たところが陽炎にあっても不思議な事ではない。 曙「あんた、本当は馬鹿なんじゃないの?」 陽炎「何も言い返せないわ……」 意識していないことであったとは言え、ここまで頭が働かないとは……。 陽炎は再びため息を吐き出した。
2017-05-06 23:37:41執務室へと吹雪が出勤してくる。 司令官の再着任について一両日中ということ以外は何も聞いていない。 日常業務は不破司令のおかげで、滞っているところはない。 それでも、吹雪は執務室に向かう。 帰ってきたらすぐにでも艦隊運営が行えるようにしておくことは色々とある。 #ちんじふ劇場
2017-05-07 01:34:00執務室に到着し、スカートのポケットから鍵を取り出す。 大淀は今日は別件の用事を終えてからくると聞いていた。 鍵穴に鍵を入れて回すが、あるべき感触がない。 まさか、昨日退室時に施錠をせずに帰ってしまっただろうか。 #ちんじふ劇場
2017-05-07 01:35:25この建物は一応、Acnos艦隊司令部施設として、鎮守府職員であっても他部署の人間が入れないようにはなっている。 だが、施錠忘れは重大なミスだ。何事もなかったかを確認しなくてはならない。 午前中はそれで潰れてしまうと考えると気が重い。 #ちんじふ劇場
2017-05-07 01:36:19吹雪がため息を付きながら扉を開けると、窓から注がれる光に視界を奪われる。 あれ?カーテンはちゃんと閉めたよね? それは間違いなく覚えている。 手で光を遮ると執務机の向こう、窓際に人影があることに気がつく。 「ああ、吹雪か。おはよう」 #ちんじふ劇場
2017-05-07 01:37:08聞き慣れた。それでいて懐かしい声が聞こえた。 吹雪はこみ上げてくるものを必死に抑えて笑顔を作る。 吹雪「おはようございます司令官!今日もよろしくお願いします!」 <司令官解任編 終わり> #ちんじふ劇場
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